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公開番号2025155287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024059033
出願日2024-04-01
発明の名称発電システム
出願人株式会社kaisei
代理人個人
主分類H02K 7/20 20060101AFI20251006BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】発動機および発電機における消費電力の低減化とシステム全体の稼働時間の長期化を図る。
【解決手段】回転軸3-1,3-2の一端側に発動機1-1,1-2が固定され、回転軸3-1,3-2の他端側に発電機2-1,2-2が固定されて成る2組の発電系統100-1,100-2を備え、第1の発電系統100-1が備える第1の発電機2-1の発電出力をバッテリ10-1,10-2の充電に利用するようにした回路構成を有することにより、発動機を貫通する回転軸の両端部に2つの発電機を有する従来の発電システムに比べ、回転軸3-1,3-2の長さを短くするとともに、発電機2-1,2-2において回転子の回転を阻止するように発生する電磁抵抗が発電機1個分となるようにする。また、第1の発電機2-1の発電出力を利用して充電されるバッテリ10-1,10-2の蓄電量を有効に利用してシステム全体の稼働時間を長くすることを可能にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池を電源とする発動機と、
上記発動機に対し回転軸を介して連結されて発電を行う発電機とを備え、
上記回転軸の一端側に上記発動機の駆動用回転子が固定され、上記回転軸の他端側に上記発電機の発電用回転子が固定されており、
上記回転軸に連結された上記発動機および上記発電機を複数組備え、一部の組が備える発電機の発電出力を上記蓄電池の充電に利用するようにした回路構成を有する
ことを特徴とする発電システム。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
上記一部の組は上記蓄電池の充電に専用の構成として設けられることを特徴とする請求項1に記載の発電システム。
【請求項3】
上記蓄電池を複数備え、当該複数の蓄電池のうち上記発動機の駆動用に放電する蓄電池と、上記複数の蓄電池のうち上記発電出力により充電する蓄電池とを切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の発電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発電システムに関し、特に、蓄電池を電源とする発動機および当該発動機に対して出力軸を介して連結された発電機を有する発電システムに用いて好適なものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蓄電池を電源とする発動機と、当該発動機を貫通する出力軸の両端部にそれぞれ連結されて発電を行う2つの発電機とを有する発電システムが知られている(例えば、特許文献1~3参照)。特許文献1に記載の発電システムは、発動機の同一軸上にカップリングを双方に設けて、複数の発電機で発電を行うようにしたものである。
【0003】
特許文献2に記載の発電システムは、発動機および発電機における消費電力の低減化を図るとともに、蓄電池の蓄電量を有効に利用してシステム全体の稼働時間を延長することができるようにすることを目的として、発動機および各発電機において、回転子と固定子との間に変速用の遊星歯車機構を介装し、3箇所の遊星歯車機構による減速動作によって、発動機および各発電機における共通の出力軸の回転を円滑に続行させることを可能としている。
【0004】
特許文献3に記載の発電システムでは、発動機および発電機における消費電力の低減化を図るとともに、蓄電池の蓄電量を有効に利用してシステム全体の稼働時間を延長することができるようにすることを目的として、各発電機の発電用回転子に対し、当該発電用回転子と一体的に回転するように出力軸に固着された回転支援用回転子と、当該回転支援用回転子の内側に固定状態に配置された回転支援用固定子とを設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3193838号公報
特開202273811号公報
特開2021a37323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記特許文献2,3とは異なる手段によって、発動機および発電機における消費電力の低減化およびシステム全体の稼働時間の長期化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するために、本発明の発電システムは、蓄電池を電源とする発動機と、当該発動機に対し回転軸を介して連結されて発電を行う発電機とを備え、回転軸の一端側に発動機の駆動用回転子が固定され、回転軸の他端側に発電機の発電用回転子が固定されており、回転軸に連結された発動機および発電機を複数組備え、一部の組が備える発電機の発電出力を蓄電池の充電に利用するようにした回路構成を有している。
【発明の効果】
【0008】
発動機を貫通する回転軸の両端部に2つの発電機を有する従来の発電システムに対し、上記のように構成した本発明は、発動機に対して回転軸を介して1つの発電機のみが連結される構成のため、回転軸の長さを短くすることができ、また、発電機において回転子の回転を阻止するように発生する電磁抵抗を発電機1個分とすることができる。これにより、発動機および発電機における消費電力の低減化を図ることができる。さらに、本発明によれば、発電出力を利用して充電される蓄電池の蓄電量を有効に利用してシステム全体の稼働時間を長くすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態による発電システムの構成例を示す図である。
発動機の構成例を簡易的に示す図である。
発電機の構成例を簡易的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による発電システムの構成例を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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