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公開番号2025155970
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2025034457
出願日2025-03-05
発明の名称積層体の製造方法および積層体
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 21/02 20060101AFI20251002BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】新たな積層体およびその製造方法を提供する。
【解決手段】2つのシリコン基板を含む積層体の製造方法であって、
(a)表面の少なくとも一部に第1導電性領域を有する第1シリコン基板と、第2シリコン基板とを準備すること、および
(b)前記第1シリコン基板の前記第1導電性領域を含む面と前記第2シリコン基板とを接着層で接合すること
を含み、
前記接着層は、前記第1シリコン基板の前記第1導電性領域を含む面の、少なくとも一部を活性化して設けられた第1活性化領域上に、前記第1活性化領域と反応可能な第1有機系材料に由来する第1反応生成物を含む、
導電性を有する積層体の製造方法。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
2つのシリコン基板を含む積層体の製造方法であって、
(a)表面の少なくとも一部に第1導電性領域を有する第1シリコン基板と、第2シリコン基板とを準備すること、および
(b)前記第1シリコン基板の前記第1導電性領域を含む面と前記第2シリコン基板とを接着層で接合すること
を含み、
前記接着層は、前記第1シリコン基板の前記第1導電性領域を含む面の、少なくとも一部を活性化して設けられた第1活性化領域上に、前記第1活性化領域と反応可能な第1有機系材料に由来する第1反応生成物を含む、
導電性を有する積層体の製造方法。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記第1導電性領域は、金属を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記第1導電性領域の前記金属は、Cu、Co、Fe、Al、W、RuおよびHfよりなる群より選ばれる少なくとも1つである、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記第1導電性領域の表面は、露出している、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記第1導電性領域の表面は、少なくとも一部が前記接着層と接触している、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
前記接着層は、2層以上から形成される、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
前記第1活性化領域は、前記第1導電性領域の少なくとも一部および前記第1シリコン基板の少なくとも一部に設けられ、
前記第1導電性領域は、Cu、Co、Fe、Al、W、RuおよびHfよりなる群より選ばれる少なくとも1つを含み、
前記接着層は、前記第1活性化領域と接触し、
前記接着層の厚みは、5nm以下である、
請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】
さらに、
前記第2シリコン基板は、表面の少なくとも一部に第2導電性領域を有し、
前記接着層は、前記第2シリコン基板の前記第2導電性領域側の面の、少なくとも一部を活性化して設けられた第2活性化領域上に設けられ、第2有機系材料に由来する第2反応生成物を含む、
請求項1に記載の積層体の製造方法。
【請求項9】
前記第2導電性領域は、金属を含む、請求項8に記載の製造方法。
【請求項10】
前記第2導電性領域の前記金属は、Cu、Co、Fe、Al、W、RuおよびHfよりなる群より選ばれる少なくとも1つである、請求項8に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体の製造方法および積層体に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
半導体技術の分野において、例えば、特許文献1において、2つのシリコン基板を接合する方法として、シリコン基板間に接着層を設けることが検討されてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/276638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の課題は、新たな積層体およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するため、本開示は、以下の[1]~[23]を提供する。
[1]
2つのシリコン基板を含む積層体の製造方法であって、
(a)表面の少なくとも一部に第1導電性領域を有する第1シリコン基板と、第2シリコン基板とを準備すること、および
(b)前記第1シリコン基板の前記第1導電性領域を含む面と前記第2シリコン基板とを接着層で接合すること
を含み、
前記接着層は、前記第1シリコン基板の前記第1導電性領域を含む面の、少なくとも一部を活性化して設けられた第1活性化領域上に、前記第1活性化領域と反応可能な第1有機系材料に由来する第1反応生成物を含む、
導電性を有する積層体の製造方法。
[2]
前記第1導電性領域は、金属を含む、[1]に記載の製造方法。
[3]
前記第1導電性領域の前記金属は、Cu、Co、Fe、Al、W、RuおよびHfよりなる群より選ばれる少なくとも1つである、[2]に記載の製造方法。
[4]
前記第1導電性領域の表面は、露出している、[1]~[3]のいずれか1つに記載の製造方法。
[5]
前記第1導電性領域の表面は、少なくとも一部が前記接着層と接触している、[1]~[3]のいずれか1つに記載の製造方法。
[6]
前記接着層は、2層以上から形成される、[1]~[5]のいずれか1つに記載の製造方法。
[7]
前記第1活性化領域は、前記第1導電性領域の少なくとも一部および前記第1シリコン基板の少なくとも一部に設けられ、
前記第1導電性領域は、Cu、Co、Fe、Al、W、RuおよびHfよりなる群より選ばれる少なくとも1つを含み、
前記接着層は、前記第1活性化領域と接触し、
前記接着層の厚みは、5nm以下である、
[1]~[6]のいずれか1つに記載の製造方法。
[8]
さらに、
前記第2シリコン基板は、表面の少なくとも一部に第2導電性領域を有し、
前記接着層は、前記第2シリコン基板の前記第2導電性領域側の面の、少なくとも一部を活性化して設けられた第2活性化領域上に設けられ、第2有機系材料に由来する第2反応生成物を含む、
[1]~[7]のいずれか1つに記載の積層体の製造方法。
[9]
前記第2導電性領域は、金属を含む、[8]に記載の製造方法。
[10]
前記第2導電性領域の前記金属は、Cu、Co、Fe、Al、W、RuおよびHfよりなる群より選ばれる少なくとも1つである、[8]又は[9]に記載の製造方法。
[11]
前記第2導電性領域の表面は、露出している、[8]~[10]のいずれか1つに記載の製造方法。
[12]
前記第2導電性領域の表面は、少なくとも一部が前記接着層と接触している、[8]~[11]のいずれか1つに記載の製造方法。
[13]
前記第1導電性領域と前記第2導電性領域との間の距離は、5nm以下である、[8]~[12]のいずれか1つに記載の製造方法。
[14]
前記接着層の厚みは、5nm以下である、[1]~[13]のいずれか1つに記載の製造方法。
[15]
前記第1活性化領域は、前記第1導電性領域の少なくとも一部および前記第1シリコン基板の少なくとも一部に設けられ、
前記第2活性化領域は、前記第2導電性領域の少なくとも一部および前記第2シリコン基板の少なくとも一部に設けられ、
前記第1導電性領域および前記第2導電性領域は、それぞれ、Cu、Co、Fe、Al、W、RuおよびHfよりなる群より選ばれる少なくとも1つを含み、
前記接着層は、前記第1活性化領域および前記第2活性化領域と接触し、
前記第1導電性領域と前記第2導電性領域との間の距離は、5nm以下である、
[8]~[14]のいずれか1つに記載の製造方法。
[16]
表面の少なくとも一部に第1導電性領域を有する第1シリコン基板と、
【発明の効果】
【0006】
本開示によると、新たな積層体およびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態における積層体の一部を示す概略模式断面図を示す。
第1実施形態における積層体の一部を示す概略模式断面図を示す。
第1実施形態における積層体の一部を示す概略模式断面図を示す。
第2実施形態における積層体の一部を示す概略模式断面図を示す。
変形例における積層体の一部を示す概略模式断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の実施形態について、図面を参照しながら以下に詳述するが、本開示はこれら実施形態に限定されない。
【0009】
<第1実施形態>
図1A,図1B,図1Cは、第1実施形態における積層体40の断面の一部を模式的に示す断面図である。図1A,図1B,図1Cに示すように、積層体40は、第1シリコン基板10と第2シリコン基板20とを有する。図1A,図1Cに示すように、第1シリコン基板10と第2シリコン基板20との間に接着層30が位置する。図1A,図1Cに示すように、第1導電性領域15と第2導電性領域25とは、接着層30を介して接合する。
【0010】
図1A~図1Cに示すように、上記積層体40は、以下の工程を含む製造方法により得ることができる。
(a)表面の少なくとも一部に第1導電性領域15を有する第1シリコン基板10と、第2シリコン基板20とを準備すること、および
(b)前記第1シリコン基板10の前記第1導電性領域15側の面と前記第2シリコン基板20とを接着層30で接合すること
を含み、
前記接着層30は、前記第1シリコン基板10の前記第1導電性領域15を含む面の、少なくとも一部を活性化して設けられた第1活性化領域15a上に、前記第1活性化領域15aと反応可能な第1有機系材料に由来する第1反応生成物を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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