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公開番号2025158801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024061687
出願日2024-04-05
発明の名称圧縮機、および冷凍サイクル装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F04C 23/02 20060101AFI20251009BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】省エネのため、マグネットプルフォースを発生させるための電力は、できる限り削減することが望ましい。
【解決手段】圧縮機は、モータと、圧縮機構と、を備える。圧縮機構は、モータに固定されたシャフトを介して駆動される。モータは、固定子と、回転子124と、第1バランスウェイトBW1と、第2バランスウェイトと、を有する。回転子124は、固定子の径方向内側に配置される。第1バランスウェイトBW1は、回転子124の圧縮機構側の第1面81に配置される。第2バランスウェイトは、回転子124の圧縮機構とは反対側の第2面に配置される。第1バランスウェイトBW1は、回転子124が回転する際、冷媒の流れを利用して、回転子124に作用する回転軸A1の方向の力F2を発生させる形状を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
モータ(120)と、
前記モータに固定されたシャフト(140)を介して駆動される圧縮機構(130)と、
を備え、
前記モータは、
円筒状の固定子(122)と、
前記固定子の径方向内側に配置され、冷媒中を回転する、円筒状の回転子(124)と、
前記回転子の前記圧縮機構側の第1面(81)に配置される第1バランスウェイト(BW1)、または前記回転子の前記圧縮機構とは反対側の第2面(82)に配置される第2バランスウェイト(BW2)と、
を有し、
前記第1バランスウェイトまたは前記第2バランスウェイトは、前記回転子が回転する際、冷媒の流れを利用して、前記回転子に作用する回転軸(A1)の方向の力(F2,F3)を発生させる形状を有する、
圧縮機(100)。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記回転子は、前記回転子の内部を前記回転軸の方向に貫通する、第1冷媒流路(91)を有し、
前記第1バランスウェイトは、前記回転子が回転する際、衝突する冷媒を前記第1冷媒流路に誘導する形状を有する、
請求項1に記載の圧縮機(100)。
【請求項3】
前記第1バランスウェイトは、前記第1面に接合され、
前記第1バランスウェイトは、前記第1面の円周に沿った円弧上の形状を有し、
前記第1バランスウェイトの回転方向の前側の第3面(83)は、前記回転子の径方向に沿って見たときに、前記回転子の前記回転軸を含み前記回転子の径方向に延びる第1平面(P1)に対して、前記第1冷媒流路に向けて、前記回転子の逆回転方向に傾斜している、
請求項2に記載の圧縮機(100)。
【請求項4】
前記第1バランスウェイトは、前記第1面に接合され、
前記第1バランスウェイトは、前記第1面の円周に沿った円弧上の形状を有し、
前記第1バランスウェイトは、前記第1バランスウェイトの回転方向の前側の第3面(83)と、前記第1冷媒流路とを結ぶ、第2冷媒流路(92)を有する、
請求項2に記載の圧縮機(100)。
【請求項5】
前記第2冷媒流路は、前記第1バランスウェイトの内部を貫通する、
請求項4に記載の圧縮機(100)。
【請求項6】
前記第3面における前記第2冷媒流路の開口面積(S3)は、前記第1冷媒流路の断面積(S4)よりも大きい、
請求項5に記載の圧縮機(100)。
【請求項7】
前記第2冷媒流路は、前記第1面側が開口しているトンネル状の形状を有する、
請求項4に記載の圧縮機(100)。
【請求項8】
前記第1バランスウェイトは、支柱(99)を介して、前記第1面に設けられ、
前記第1バランスウェイトは、前記第1面の円周に沿った円弧上の形状を有し、
前記回転子の回転方向の断面における前記第1バランスウェイトの形状は、前記回転子に作用する前記回転軸の方向の揚力(F2)を発生させる翼型である、
請求項1に記載の圧縮機(100)。
【請求項9】
前記第2バランスウェイトは、支柱(98)を介して、前記第2面に設けられ、
前記第2バランスウェイトは、前記第2面の円周に沿った円弧上の形状を有し、
前記回転子の回転方向の断面における前記第2バランスウェイトの形状は、前記回転子に作用する前記回転軸の方向の揚力(F3)を発生させる翼型である、
請求項1から8のいずれか1つに記載の圧縮機(100)。
【請求項10】
請求項1から8のいずれか1つに記載の圧縮機(100)を有する冷媒回路(10)、
を備える、
冷凍サイクル装置(1)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
圧縮機、および冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開平11-093874号公報)に示されるように、回転子に、回転子の回転軸の方向のマグネットプルフォースを作用させて、回転子の回転を安定させる技術がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
省エネのため、マグネットプルフォースを発生させるための電力は、できる限り削減することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の圧縮機は、モータと、圧縮機構と、を備える。圧縮機構は、モータに固定されたシャフトを介して駆動される。モータは、固定子と、回転子と、を有する。モータは、第1バランスウェイトまたは第2バランスウェイトを有する。言い換えると、モータは、第1バランスウェイトと第2バランスウェイトとの内のいずれか一方のみを有するか、第1バランスウェイトと第2バランスウェイトの両方を有するか、のいずれかである。固定子は、円筒状である。回転子は、固定子の径方向内側に配置される。回転子は、冷媒中を回転する。回転子は、円筒状である。第1バランスウェイトは、回転子の圧縮機構側の第1面に配置される。第2バランスウェイトは、回転子の圧縮機構とは反対側の第2面に配置される。第1バランスウェイトまたは第2バランスウェイトは、回転子が回転する際、冷媒の流れを利用して、回転子に作用する回転軸の方向の力を発生させる形状を有する。
【0005】
第1観点の圧縮機は、発生させた回転子の回転軸の方向の力を用いて、マグネットプルフォースを補助することにより、マグネットプルフォースを発生させるための電力を削減することができる。
【0006】
第2観点の圧縮機は、第1観点の圧縮機であって、回転子は、第1冷媒流路を有する。第1冷媒流路は、回転子の内部を回転軸の方向に貫通する。第1バランスウェイトは、回転子が回転する際、衝突する冷媒を第1冷媒流路に誘導する形状を有する。
【0007】
第2観点の圧縮機は、第1バランスウェイトに衝突する冷媒を第1冷媒流路に誘導する(回転子の回転軸の方向に押し出す)ことによる反作用により、回転子に作用する回転軸の方向の力を発生させることができる。
【0008】
第3観点の圧縮機は、第2観点の圧縮機であって、第1バランスウェイトは、第1面に接合される。第1バランスウェイトは、第1面の円周に沿った円弧上の形状を有する。第1バランスウェイトの回転方向の前側の第3面は、回転子の径方向に沿って見たときに、回転子の回転軸を含み回転子の径方向に延びる第1平面に対して、第1冷媒流路に向けて、回転子の逆回転方向に傾斜している。
【0009】
第3観点の圧縮機は、このような構成により、第1バランスウェイトの第3面に衝突する冷媒を、第1冷媒流路に誘導することができる。
【0010】
第4観点の圧縮機は、第2観点の圧縮機であって、第1バランスウェイトは、第1面に接合される。第1バランスウェイトは、第1面の円周に沿った円弧上の形状を有する。第1バランスウェイトは、第2冷媒流路を有する。第2冷媒流路は、第1バランスウェイトの回転方向の前側の第3面と、第1冷媒流路とを結ぶ。
(【0011】以降は省略されています)

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