TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025062265
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171209
出願日
2023-10-02
発明の名称
蛍光体粉末
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09K
11/79 20060101AFI20250407BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】新規蛍光体を提供すること。
【解決手段】本開示の一側面は、一般式ASc
6
Si
7
O
24
で表される母体結晶と、上記母体結晶に置換固溶した賦活元素Reとを有する蛍光体粒子を含む、蛍光体粉末を提供すする。上記一般式において、上記Aは、Ca、Sr、及びBaからなる群より選択される少なくとも1種を示し、上記Reは、Eu
2+
及びCe
3+
からなる群より選択される少なくとも1種を示す。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
一般式ASc
6
Si
7
O
24
で表される母体結晶と、前記母体結晶に置換固溶した賦活元素Reとを有する蛍光体粒子を含み、
前記Aは、Ca、Sr、及びBaからなる群より選択される少なくとも1種を示し、
前記Reは、Eu
2+
及びCe
3+
からなる群より選択される少なくとも1種を示す、蛍光体粉末。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
一般式A
1-x
Sc
6
Si
7
O
24
:Eu
x
、又は一般式A
1-(3/2)x
Sc
6
Si
7
O
24
:Ce
x
で表され、
前記xは、0<x<1を満たす数値である、請求項1に記載の蛍光体粉末。
【請求項3】
前記蛍光体粒子は、単斜晶系に属し、空間群P2
1
/m対称性を有する結晶である、請求項1又は2に記載の蛍光体粉末。
【請求項4】
粉末X線回折によって測定される前記蛍光体粉末の格子定数から算出される単位格子体積が0.891±0.005nm
3
である、請求項1又は2に記載の蛍光体粉末。
【請求項5】
粉末X線回折によって測定される前記蛍光体粉末の格子定数a、b、及びcが、それぞれ、
a=0.53±0.05nm、
b=2.67±0.05nm、
c=0.65±0.05nm、
である、請求項1又は2に記載の蛍光体粉末。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蛍光体粉末に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
蛍光体は、発光表示管(Vaccum-Fluorescent Display:VFD)、フィールドエミッションディスプレイ(Field Emission Display:FRD)、表面電動型電子放出素子ディスプレイ(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)、陰極線管(Cathode-Ray Tube:CRT)、液晶ディスプレイバックライト(Liquid-Crystal Display Backlight)、及び発光ダイオード(Light-Emitting Diode:LED)等の種々の製品に用いられている。
【0003】
蛍光体としては、β-SiAlON、及びCASN等の窒化物に賦活元素を固溶させた蛍光体など種々の蛍光体が知られている。その他、特許文献1には、チオライトと呼ばれるNa
5
Al
3
F
14
に対してMn
4+
を固溶させた赤色蛍光体が開示されている。特許文献2には、Sr
6x
(Si,Al)
27-12x
(O,N)
31-6x
Li
3y
、ただし、0.4≦x≦0.8、0≦y≦0.35、で表される結晶及びSr
3
Si
12.432
Al
8.568
O
1.608
N
26.392
Li
0.96
と同一の結晶構造を有する結晶を母体結晶として有する無機化合物を含む蛍光体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-215451号公報
国際公開第2022/244523号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
蛍光体が利用される領域の拡大に伴い、高い色再現性、耐熱性等の要求特性に応じた設計選択肢の拡大の観点から、各種の新規蛍光体が求められている。
【0006】
本開示は、新規蛍光体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、以下の[1]~[8]を提供する。
【0008】
[1]
一般式ASc
6
Si
7
O
24
で表される母体結晶と、前記母体結晶に置換固溶した賦活元素Reとを有する蛍光体粒子を含み、
前記Aは、Ca、Sr、及びBaからなる群より選択される少なくとも1種を示し、
前記Reは、Eu
2+
及びCe
3+
からなる群より選択される少なくとも1種を示す、蛍光体粉末。
[2]
一般式A
1-x
Sc
6
Si
7
O
24
:Eu
x
、又は一般式A
1-(3/2)x
Sc
6
Si
7
O
24
:Ce
x
で表され、
前記xは、0<x<1を満たす数値である、[1]に記載の蛍光体粉末。
[3]
前記蛍光体粒子は、単斜晶系に属し、空間群P2
1
/m対称性を有する結晶である、[1]又は[2]に記載の蛍光体粉末。
[4]
粉末X線回折によって測定される前記蛍光体粉末の格子定数から算出される単位格子体積が0.891±0.005nm
3
である、[1]~[3]のいずれかに記載の蛍光体粉末。
[5]
粉末X線回折によって測定される前記蛍光体粉末の格子定数a、b、及びcが、それぞれ、
a=0.53±0.05nm、
b=2.67±0.05nm、
c=0.65±0.05nm、
である、[1]~[4]のいずれかに記載の蛍光体粉末。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、新規蛍光体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、発光装置の一例を示す模式断面図である。
図2は、実施例で調製した蛍光体粉末の発光スペクトルである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
デンカ株式会社
エミッタ
15日前
デンカ株式会社
包装用容器
9日前
デンカ株式会社
包装用容器
9日前
デンカ株式会社
グラウト材料
12日前
デンカ株式会社
熱伝導性シート
10日前
デンカ株式会社
熱伝導性シート
10日前
デンカ株式会社
ストレッチフィルム
2日前
デンカ株式会社
医療用配管の保持器
15日前
デンカ株式会社
電子部品包装用シート
10日前
デンカ株式会社
蛍光体粉末、及び発光装置
11日前
デンカ株式会社
包装用容器及び盛り付け方法
9日前
学校法人金井学園
雨水取水装置
9日前
デンカ株式会社
樹脂組成物、成形品、及び積層シート
4日前
デンカ株式会社
蛍光体粉末の製造方法、及び発光装置
11日前
デンカ株式会社
炭酸化生石灰の製造方法及び炭酸化生石灰
4日前
デンカ株式会社
接着性組成物、構造体およびゴルフクラブ
4日前
デンカ株式会社
ゴム組成物、加硫成形体、及びダイヤフラム
2日前
デンカ株式会社
クロロプレン系重合体組成物、及び浸漬成形物
9日前
デンカ株式会社
入力支援プログラム、入力支援システム、および入力支援方法
9日前
デンカ株式会社
グラウト材料
12日前
学校法人金井学園
壁面への物品の固定構造及び壁面固定フレーム
9日前
デンカ株式会社
フッ化物蛍光体粒子、複合体、発光装置およびフッ化物蛍光体の製造方法
23日前
デンカ株式会社
窒化アルミニウム粉末、窒化アルミニウム焼結体、回路基板および接合基板
17日前
デンカ株式会社
セラミック基板及びその製造方法、セラミック板、集合回路基板、並びに回路基板
9日前
学校法人金井学園
雨水取水装置
9日前
デンカ株式会社
チップ、チップの製造方法、及び接着剤組成物
15日前
デンカ株式会社
水素分離用複合体、水素分離用モジュール、水素の分離方法、水素の製造方法、及び水素分離用複合体の製造方法
3日前
デンカ株式会社
検体の展開を制御し得る、糖鎖抗原を抽出し測定するためのイムノクロマト試験キット
24日前
個人
消火塗料
4か月前
個人
粘着テープ
3か月前
ベック株式会社
被覆材
1か月前
ベック株式会社
被覆材
4か月前
ベック株式会社
水性被覆材
2か月前
ベック株式会社
水性被覆材
2か月前
ぺんてる株式会社
固形描画材
3か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
10日前
続きを見る
他の特許を見る