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公開番号2025108712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025071420,2023114158
出願日2025-04-23,2019-01-29
発明の名称検体の展開を制御し得る、糖鎖抗原を抽出し測定するためのイムノクロマト試験キット
出願人デンカ株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類G01N 33/543 20060101AFI20250715BHJP(測定;試験)
要約【課題】本発明は、イムノクロマト試験片上での検体の展開を制御し、酸性試薬と亜硝酸塩と中和試薬による処理を適切に制御するためのイムノクロマト試験キット及び該キットを用いたイムノクロマト方法を提供することを目的とする。
【解決手段】(i) 亜硝酸塩溶液若しくは酸性溶液、並びに
(ii) 亜硝酸塩若しくは酸性溶液と混合した検体を添加するサンプルパッド、糖鎖抗原に対する抗体を標識した標識抗体を含む標識体領域及び前記糖鎖抗原に対する抗体を固相化した検出領域を含み、検出領域において抗体-糖鎖抗原-標識抗体の複合体を形成させ、糖鎖抗原を測定するイムノクロマト試験片であって、前記標識体領域の上流に中和試薬を含浸させた領域を有し、さらに該中和試薬を含浸させた領域の上流に、亜硝酸塩と混合した検体を用いるときには固形状酸性試薬を含浸させた領域を有し、酸性溶液と混合した検体を用いるときには亜硝酸塩を含浸させた領域を有する、検体中の糖鎖抗原を抽出し測定するためのイムノクロマト試験片
を含むイムノクロマト試験キットであって、
亜硝酸塩又は酸性溶液がポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、第4級アンモニウム化合物、リン酸、水酸化ナトリウム、N-アセチル-L-システイン、NaCl、PVA、BSA、及びNaBrからなる群から選択される1つ以上を含む、イムノクロマト試験キット。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(i) 亜硝酸塩溶液若しくは酸性溶液、並びに
(ii) 亜硝酸塩若しくは酸性溶液と混合した検体を添加するサンプルパッド、糖鎖抗原に対する抗体を標識した標識抗体を含む標識体領域及び前記糖鎖抗原に対する抗体を固相化した検出領域を含み、検出領域において抗体-糖鎖抗原-標識抗体の複合体を形成させ、糖鎖抗原を測定するイムノクロマト試験片であって、前記標識体領域の上流に中和試薬を含浸させた領域を有し、さらに該中和試薬を含浸させた領域の上流に、亜硝酸塩と混合した検体を用いるときには固形状酸性試薬を含浸させた領域を有し、酸性溶液と混合した検体を用いるときには亜硝酸塩を含浸させた領域を有する、検体中の糖鎖抗原を抽出し測定するためのイムノクロマト試験片
を含むイムノクロマト試験キットであって、
亜硝酸塩又は酸性溶液が第4級アンモニウム化合物である塩化ベンザルコニウムを含む、ライン判定が早い時間帯から可能となり、非特異反応が軽減されるイムノクロマト試験キット。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
サンプルパッド上に固形状酸性試薬若しくは亜硝酸塩を含浸させた領域が存在する、請求項1記載のイムノクロマト試験キット。
【請求項3】
固形状酸性試薬が、マロン酸、リンゴ酸、マレイン酸、クエン酸及び酒石酸からなる群から選択される、請求項1又は2に記載のイムノクロマト試験キット。
【請求項4】
中和試薬が、トリスヒドロキシメチルアミノメタン又は水酸化ナトリウムである、請求項1~3のいずれか1項に記載のイムノクロマト試験キット。
【請求項5】
糖鎖抗原が、原生動物、真菌、細菌、マイコプラズマ、リケッチア、クラミジア又はウイルスの糖鎖抗原である、請求項1~4のいずれか1項に記載のイムノクロマト試験キット。
【請求項6】
(i) 亜硝酸塩溶液若しくは酸性溶液、並びに(ii) 亜硝酸塩若しくは酸性溶液と混合した検体を添加するサンプルパッド、糖鎖抗原に対する抗体を標識した標識抗体を含む標識体領域及び前記糖鎖抗原に対する抗体を固相化した検出領域を含み、検出領域において抗体-糖鎖抗原-標識抗体の複合体を形成させ、糖鎖抗原を測定するイムノクロマト試験片であって、前記標識体領域の上流に中和試薬を含浸させた領域を有し、さらに該中和試薬を含浸させた領域の上流に、亜硝酸塩と混合した検体を用いるときには固形状酸性試薬を含浸させた領域を有し、酸性溶液と混合した検体を用いるときには亜硝酸塩を含浸させた領域を有する、検体中の糖鎖抗原を抽出し測定するためのイムノクロマト試験片を含むイムノクロマト試験キットであって、亜硝酸塩又は酸性溶液がポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル及び第4級アンモニウム化合物である塩化ベンザルコニウムからなる群から選択される1つ以上を含む、イムノクロマト試験キットを用いてイムノクロマト法により検体中の糖鎖抗原を測定する方法であって、
イムノクロマト試験片が固形状酸性試薬を含浸させた領域を有するときには検体を亜硝酸溶液と混合し、イムノクロマト試験片が亜硝酸塩を含浸させた領域を有するときには検体を酸性溶液と混合し、前記イムノクロマト試験片のサンプルパッドに添加することを含み、
固形状酸性試薬を含浸させた領域又は亜硝酸塩を含浸させた領域において、亜硝酸塩と固形状酸性試薬の反応により発生した亜硝酸の作用により検体から糖鎖抗原が抽出され、
中和試薬を含浸させた領域において、前記糖鎖抗原を含む酸性溶液が中和され、
検出領域において、抗体-糖鎖抗原-標識抗体の複合体が形成される、イムノクロマト法により、イムノクロマト試験片上での検体の展開のスピードや方向を制御し、酸性試薬と亜硝酸塩と中和試薬による処理を制御することにより、ライン判定が早い時間帯から可能となり、非特異反応が軽減される、検体中の糖鎖抗原を測定する方法。
【請求項7】
イムノクロマト試験片のサンプルパッド上に固形状酸性試薬若しくは亜硝酸塩を含浸させた領域が存在する、請求項6記載の方法。
【請求項8】
イムノクロマト試験片に含浸された固形状酸性試薬が、マロン酸、リンゴ酸、マレイン酸、クエン酸及び酒石酸からなる群から選択される、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
イムノクロマト試験片に含浸された中和試薬が、トリスヒドロキシメチルアミノメタン又は水酸化ナトリウムである、請求項6~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
糖鎖抗原が、原生動物、真菌、細菌、マイコプラズマ、リケッチア、クラミジア又はウイルスの糖鎖抗原である、請求項6~9のいずれか1項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、イムノクロマト試験片上で糖鎖抗原の亜硝酸抽出処理をすることが可能な、糖鎖抗原を抽出し測定するためのイムノクロマト試験キットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
イムノクロマト法を原理とする迅速診断薬の多くは、ウイルス又は細菌感染症を迅速・簡便に測定し、治療方針を決定する一つの手段として広く使用されている。
【0003】
一般的なイムノクロマト法を原理とする迅速診断薬は、検体を検体浮遊液に浮遊させた後、その浮遊液をイムノクロマト試験片に供給することで迅速・簡便に測定できる。
【0004】
A群β溶血性レンサ球菌(A群β溶連菌)、口腔内レンサ球菌等ストレプトコッカス属に属する微生物を検出するためには糖鎖抗原を抽出し、糖鎖抗原を測定する必要がある。
【0005】
例えば、イムノクロマト試験片に予め亜硝酸ナトリウムと中和試薬を含ませることにより、検体を酢酸等の酸性溶液に浮遊してイムノクロマト試験片に供給する操作のみで亜硝酸抽出処理をイムノクロマト試験片上で行う方法が報告されている(特許文献1)。
【0006】
また、イムノクロマト試験片に予め酸性試薬と中和試薬を含ませておき、検体を亜硝酸塩に浮遊してイムノクロマト試験片に供給する方法もある。
【0007】
さらに、イムノクロマト試験片上で効率的に糖鎖抗原の亜硝酸抽出処理を行う方法が報告されている(特許文献2~4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開WO2005/121794号公報
特開2018-151329号公報
特開2018-151330号公報
特開2018-151331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
現在市販されているイムノクロマト法を原理とするA群β溶連菌(Strep A)抗原検出試薬の多くが亜硝酸塩溶液(R1)と酸溶液(R2)を混合して発生させた酸性の亜硝酸を、イムノクロマト法用検出試薬(試験片)上にある乾燥状態の中和剤(R3)で中和し反応させる技術を採用しているが、R1もしくはR2をパッドに塗布することで、R1とR2の用事調製及び抽出工程を省く、1ステップ化の技術も知られている。1ステップのStrep A抗原検出試薬においては、テストデバイス上で抽出工程を行うため、サンプル滴下後、一定の抽出時間を担保することが必須である。しかし、粘性の高い検体を使用すると、サンプル液がデバイス上に留まる時間が長すぎる現象がみられた。それにより、(1)サンプルが展開しない、(2)展開はするが、展開遅延により測定開始後5分時の感度が低下する、(3)展開はするが、非特異的反応が発生する、等という問題があった。
【0010】
本発明は、イムノクロマト試験片上での検体の展開を制御し、酸性試薬と亜硝酸塩と中和試薬による処理を適切に制御するためのイムノクロマト試験キット及び該キットを用いたイムノクロマト方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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