TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025104745
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222774
出願日2023-12-28
発明の名称カルシウムアルミネートの製造方法
出願人デンカ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C04B 22/08 20060101AFI20250703BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】CaO・2Al2O3及びFe2O3を特定量含むカルシウムアルミネートを低温でも容易に製造することができる製造方法を提供する。
【解決手段】CaO・2Al2O3を70質量%以上、Fe2O3を0.5~15質量%含む、カルシウムアルミネートの製造方法であって、CaO/Al2O3モル比が0.5~1.8であり、SiO2含有量が0.5~10質量%であるCaO-Al2O3系クリンカと、アルミナを含有する物質と、鉄を含有する物質とを原料として用い、前記原料を水で造粒して1350~1600℃で焼成することを特徴とする、カルシウムアルミネートの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
CaO・2Al



を70質量%以上、Fe



を化学成分として0.5~15質量%含む、カルシウムアルミネートの製造方法であって、
CaO/Al



モル比が0.5~1.8であり、SiO

含有量が0.5~10質量%であるCaO-Al



系クリンカと、アルミナを含有する物質と、鉄を含有する物質とを原料として用い、前記原料を水で造粒して1350~1600℃で焼成することを特徴とする、カルシウムアルミネートの製造方法。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記CaO-Al



系クリンカと、前記アルミナを含有する物質と、前記鉄を含有する物質とを混合粉砕することを特徴とする、請求項1に記載のカルシウムアルミネートの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート用混和材として用いるカルシウムアルミネートの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
セメント・コンクリート分野において、鉄筋の腐食を防止する目的でCaO/Al



モル比が0.3~0.7のカルシウムアルミネートを含有するセメント混和材を用いて塩化物イオン浸透抵抗性を向上させる方法(特許文献1)が提案されている。
また、カルシウムアルミネートを含むスラグにCaO原料やAl



原料を添加して成分調整し、アルミナセメント等を製造する技術が提案されている(特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5688073号公報
特開2007-145640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、セメント・コンクリート分野においても、CO

排出削減のためエネルギー原単位の削減や、産業から排出される廃棄物や副産物を利用することで、資源循環型社会を構築する動きが望まれている。
【0005】
しかしながら、カルシウムアルミネートは融点が高いため、高温での焼成が必要になる。焼成温度が低い場合には、未反応物が残存し、カルシウムアルミネートの水和活性に影響を与え、所定の塩化物イオン浸透抵抗性が十分に得られない場合がある。
【0006】
以上より、本発明では、CaO・2Al



及びFe



を特定量含むカルシウムアルミネートを低温でも容易に製造することができる製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前記課題を種々検討した結果、CaO及びAl



を含むCaO-Al



系クリンカと、アルミナを含有する物質と、鉄を含む物質とを原料として用いることで、低温でも容易に目的組成のカルシウムアルミネートを合成できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、下記の通りである。
【0008】
[1] CaO・2Al



を70質量%以上、Fe



を化学成分として0.5~15質量%含む、カルシウムアルミネートの製造方法であって、
CaO/Al



モル比が0.5~1.8であり、SiO

含有量が0.5~10質量%であるCaO-Al



系クリンカと、アルミナを含有する物質と、鉄を含有する物質とを原料として用い、前記原料を水で造粒して1350~1600℃で焼成することを特徴とする、カルシウムアルミネートの製造方法。
[2] 前記CaO-Al



系クリンカと、前記アルミナを含有する物質と、前記鉄を含有する物質とを混合粉砕することを特徴とする、上記[1]に記載のカルシウムアルミネートの製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、CaO・2Al



及びFe



を特定量含むカルシウムアルミネートを低温でも容易に製造することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態(本実施形態)を詳細に説明するが、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。なお、本明細書における「%」は特に規定しない限り質量基準とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

デンカ株式会社
積層体及び構造体
23日前
デンカ株式会社
水膨張性止水組成物
10日前
デンカ株式会社
カルシウムアルミネートの製造方法
9日前
デンカ株式会社
Ceで付活されたαサイアロン蛍光体
25日前
デンカ株式会社
樹脂充填板の製造方法、及び、樹脂充填板
16日前
デンカ株式会社
Ceで付活されたαサイアロン蛍光体の製造方法
25日前
デンカ株式会社
コンクリート補強工法およびコンクリート構造物
16日前
デンカ株式会社
コンクリート裏面補強工法およびコンクリート構造物
16日前
デンカ株式会社
有機酸カルシウム、添加材組成物、及びセメント組成物
11日前
デンカ株式会社
セラミックス基板、セラミックス基板の製造方法及び積層基板
23日前
デンカ株式会社
セラミックス基板、セラミックス基板の製造方法及び積層基板
23日前
デンカ株式会社
特定の遺伝子型を有するHLAに結合するエピトープの特定方法
9日前
デンカ株式会社
酸化マグネシウム粉末及びその製造方法、混合粉末、並びに樹脂組成物
17日前
デンカ株式会社
ゴム組成物、その架橋物、及びアクリルゴムの製造方法
23日前
デンカ株式会社
コンクリート構造物の再アルカリ化処理方法、コンクリート構造物の電気化学的防食工法及びコンクリート構造物
9日前
デンカ株式会社
正極組成物、正極形成用塗液、正極、電池、導電材、スラリー、正極形成用塗液の製造方法、及び正極の製造方法
3日前
デンカ株式会社
正極組成物、正極形成用塗液、正極、電池、導電材、スラリー、正極形成用塗液の製造方法、及び正極の製造方法
3日前
デンカ株式会社
IgG結合ペプチドを用いたIgG抗体の部位特異的修飾体を用いた免疫測定方法
23日前
デンカ株式会社
ブチル系ゴム粘着剤組成物、粘着テープ、屋根用防水シート、便器固定用粘着剤組成物、及び接合体
1日前
個人
構築素材又は原材
2か月前
株式会社トクヤマ
水硬性組成物
23日前
株式会社トクヤマ
水硬性組成物
2か月前
東ソー株式会社
焼結体の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
焼結体の製造方法
1か月前
株式会社トクヤマ
窒化ケイ素基板
1か月前
花王株式会社
吹付工法
2か月前
株式会社田中建設
製造プラント
2か月前
花王株式会社
空洞充填材
1か月前
花王株式会社
水硬性組成物
2か月前
花王株式会社
水硬性組成物
2か月前
株式会社トクヤマ
窒化ケイ素基板の製造方法
19日前
花王株式会社
吹付用水硬性組成物
1か月前
花王株式会社
水硬性組成物用添加剤
1か月前
花王株式会社
水硬性組成物用添加剤
1か月前
花王株式会社
粘土含有石膏スラリー
1か月前
花王株式会社
水硬性粉体の製造方法
2か月前
続きを見る