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公開番号
2025126916
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2025025291
出願日
2025-02-19
発明の名称
ゴム組成物及び架橋物
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
33/04 20060101AFI20250822BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ゴム組成物の架橋物の切断時伸びを向上させること。
【解決手段】アクリルゴム及びエチレン・酢酸ビニルゴムから選ばれる少なくとも一種のゴムと、有機過酸化物と、複数のエチレン性不飽和結合を有する共架橋剤と、フェノチアジン系化合物と、を含有するゴム組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アクリルゴム及びエチレン・酢酸ビニルゴムから選ばれる少なくとも一種のゴムと、
有機過酸化物と、
複数のエチレン性不飽和結合を有する共架橋剤と、
フェノチアジン系化合物と、
を含有するゴム組成物。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
(メタ)アクリル酸エステル、酢酸ビニル及びエチレンからなる群より選ばれる少なくとも一種をモノマー単位として含むゴムと、
有機過酸化物と、
複数のエチレン性不飽和結合を有する共架橋剤と、
フェノチアジン系化合物と、
を含有するゴム組成物。
【請求項3】
前記共架橋剤が、(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート及びトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記共架橋剤が、下記式(1)で表される化合物を含む、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
TIFF
2025126916000016.tif
32
149
[式中、R
1
及びR
2
はそれぞれ独立に水素原子又はメチル基を表し、mは1~3の整数を表す。]
【請求項5】
前記有機過酸化物におけるO-O結合に対する前記共架橋剤におけるエチレン性不飽和結合のモル比が、0.5以上3.0以下である、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項6】
前記ゴムが、(メタ)アクリル酸エステル及びカルボン酸ビニルエステルをモノマー単位として含むアクリルゴムである、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項7】
シール用又はホース用のゴム組成物として用いられる、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のゴム組成物の架橋物。
【請求項9】
シール又はホースとして用いられる、請求項8に記載の架橋物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物及び架橋物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
アクリルゴムの架橋物は、耐熱性、耐油性、機械的特性等の物性に優れているため、例えば、自動車のエンジンルーム内のホースやシール部品等の材料として使用されている。アクリルゴムを架橋させる方法の一つとして、過酸化物によってアクリルゴムを架橋させる方法が知られている。例えば特許文献1には、一次加硫のみでも良好な物性を発現することができるゴム組成物として、アクリルゴムと、特定のマレイミド化合物と、特定のフェノチアジン化合物と、過酸化物とを含有するゴム組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-174217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らの検討によれば、ゴム組成物の架橋物の切断時伸びの点で未だ改善の余地がある。そこで、本発明の一側面は、ゴム組成物の架橋物の切断時伸びを向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
特許文献1では、いわゆる共架橋剤としてマレイミド化合物が用いられているが、本発明者らは、エチレン性不飽和結合を有する共架橋剤を用いることにより、マレイミド化合物を用いた場合に比べて、ゴム組成物の架橋物の切断時伸びを向上させられることを見出した。
【0006】
本発明は、以下の側面を含む。
[1] アクリルゴム及びエチレン・酢酸ビニルゴムから選ばれる少なくとも一種のゴムと、有機過酸化物と、複数のエチレン性不飽和結合を有する共架橋剤と、フェノチアジン系化合物と、を含有するゴム組成物。
[2] (メタ)アクリル酸エステル、酢酸ビニル及びエチレンからなる群より選ばれる少なくとも一種をモノマー単位として含むゴムと、有機過酸化物と、複数のエチレン性不飽和結合を有する共架橋剤と、フェノチアジン系化合物と、を含有するゴム組成物。
[3] 前記共架橋剤が、(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート及びトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[4] 前記共架橋剤が、下記式(1)で表される化合物を含む、[1]~[3]のいずれかに記載のゴム組成物。
TIFF
2025126916000001.tif
32
149
[式中、R
1
及びR
2
はそれぞれ独立に水素原子又はメチル基を表し、mは1~3の整数を表す。]
[5] 前記有機過酸化物におけるO-O結合に対する前記共架橋剤におけるエチレン性不飽和結合のモル比が、0.5以上3.0以下である、[1]~[4]のいずれかに記載のゴム組成物。
[6] 前記ゴムが、(メタ)アクリル酸エステル及びカルボン酸ビニルエステルをモノマー単位として含むアクリルゴムである、[1]に記載のゴム組成物。
[7] シール用又はホース用のゴム組成物として用いられる、[1]~[6]のいずれかに記載のゴム組成物。
[8] [1]~[7]のいずれかに記載のゴム組成物の架橋物。
[9] シール又はホースとして用いられる、[8]に記載の架橋物。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一側面によれば、ゴム組成物の架橋物の切断時伸びを向上させることができる。本発明の他の一側面によれば、ゴム組成物の架橋物の切断時引張強さも向上させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明は実施形態に限定されるものではない。
【0009】
本発明の一実施形態は、アクリルゴム及びエチレン・酢酸ビニルゴムから選ばれる少なくとも一種のゴムと、有機過酸化物と、複数のエチレン性不飽和結合を有する共架橋剤と、フェノチアジン系化合物と、を含有するゴム組成物である。
【0010】
アクリルゴムは、(メタ)アクリル酸エステルをモノマー単位として含む。(メタ)アクリル酸エステルは、(メタ)アクリル酸アルキルエステル及び(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む。本明細書において、「(メタ)アクリル酸エステル」は、アクリル酸エステル及びそれに対応するメタアクリル酸エステルの両方を包含するものとして用いられる。同様に、「(メタ)アクリル酸アルキルエステル」は、アクリル酸アルキルエステル及びそれに対応するメタアクリル酸アルキルエステルの両方を包含するものとして用いられ、「(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル」は、アクリル酸アルコキシアルキルエステル及びそれに対応するメタアクリル酸アルコキシアルキルエステルの両方を包含するものとして用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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