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公開番号2025136616
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035311
出願日2024-03-07
発明の名称人工毛髪用繊維束
出願人デンカ株式会社
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類A41G 3/00 20060101AFI20250911BHJP(衣類)
要約【課題】 本発明はHWS時に収縮しにくい人工毛髪用繊維束を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明の一態様は、複数の小繊維束を含む人工毛髪用繊維束である。上記小繊維束は、複数の繊維を含む。さらに、上記繊維束の撚り数が、0.5回/100m以上である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
複数の小繊維束を含む人工毛髪用繊維束であって、
前記小繊維束が、複数の繊維を含み、
前記小繊維束の撚り数が0.5回/100m以上である、人工毛髪用繊維束。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記小繊維束の撚り数が30回/100m以下である、請求項1に記載の人工毛髪用繊維束。
【請求項3】
前記人工毛髪用繊維束に含まれる前記小繊維束の数が100~300束である、請求項1又は請求項2に記載の人工毛髪用繊維束。
【請求項4】
前記小繊維束あたりの前記繊維の数が70~450本である、請求項1又は請求項2に記載の人工毛髪用繊維束。
【請求項5】
前記人工毛髪用繊維束の撚り数が5回/m以下である、請求項1又は請求項2に記載の人工毛髪用繊維束。
【請求項6】
前記人工毛髪用繊維束が、さらに係止部材を有する、請求項1又は請求項2に記載の人工毛髪用繊維束。
【請求項7】
前記繊維を、94℃の水中に15秒間浸漬したときの収縮率が10%以下である、請求項1又は請求項2に記載の人工毛髪用繊維束。
【請求項8】
前記繊維に表面処理剤が付着しており、前記表面処理剤が、油分、ノニオン系界面活性剤、及びカチオン系界面活性剤からなる群より選ばれる1以上である、請求項1又は請求項2に記載の人工毛髪用繊維束。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人工毛髪用繊維束に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
かつら、ヘアウィッグ、付け毛、ヘアーバンド、ドールヘアーなどの頭髪装飾製品において、人毛に代わる人工毛髪の重要性が高まってきている。人工毛髪用繊維を構成する素材としては、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂又はポリエステル系樹脂があり、これらの樹脂からなる人工毛髪用繊維が市販されている。
【0003】
特許文献1には、塩化ビニル系樹脂であっても、繊維の艶や滑りが良く、繊維がきしまず、ボリュームに優れた繊維処理剤を提供することを目的として、所定の繊維処理剤を用いて基材繊維に処理を施す技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-285470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
人工毛髪用繊維束の形状を固定するために、ホットウォーターセット(以下、HWSともいう)という整形方法が用いられている。HWSは、三つ編み状等の人工毛髪用繊維束を熱水に浸す手法である。従来の人工毛髪用繊維束は、HWS時に大きく収縮してしまい、三つ編み等の形状が乱れ、毛先がまとまりにくいという課題があった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、加工工程を経てもHWS時に収縮しにくい人工毛髪用繊維束を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らが鋭意検討を行ったところ、人工毛髪用繊維束中に、特定の形状を有する繊維束を設けることで、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
本発明によれば、以下が提供される。
[1]複数の小繊維束を含む人工毛髪用繊維束であって、上記小繊維束が、複数の繊維を含み、上記小繊維束の撚り数が0.5回/100m以上である、人工毛髪用繊維束。
[2]上記小繊維束の撚り数が30回/100m以下である、[1]に記載の人工毛髪用繊維束。
[3]上記人工毛髪用繊維束に含まれる上記小繊維束の数が100~300束である、[1]又は[2]に記載の人工毛髪用繊維束。
[4]上記小繊維束あたりの上記繊維の数が70~450本である、[1]~[3]のいずれかに記載の人工毛髪用繊維束。
[5]上記人工毛髪用繊維束の撚り数が5回/m以下である、[1]~[4]のいずれかに記載の人工毛髪用繊維束。
[6]上記人工毛髪用繊維束が、さらに係止部材を有する、[1]~[5]のいずれかに記載の人工毛髪用繊維束。
[7]上記繊維を、94℃の水中に15秒間浸漬したときの収縮率が10%以下である、[1]~[6]のいずれかに記載の人工毛髪用繊維束。
[8]上記繊維に表面処理剤が付着しており、上記表面処理剤が、油分、ノニオン系界面活性剤、及びカチオン系界面活性剤からなる群より選ばれる1以上である、[1]~[7]のいずれかに記載の人工毛髪用繊維束。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、加工工程を経てもHWS時に収縮しにくい人工毛髪用繊維束を提供するができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について、詳細に説明する。本発明は、これらの記載に限定されるものではない。以下に示す実施形態の各特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。さらに、以下の実施形態のうち、特許請求の範囲で規定されていない要素は、任意の要素であるので、省略可能である。本明細書において、数値の末尾には、任意の個数(例えば1つ又は2つ)の「0」を追加してもよい。例えば、「1.4」の後ろに「0」を1つ又は2つ追加して「1.40」又は「1.400」としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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