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公開番号
2025126418
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024022584
出願日
2024-02-19
発明の名称
サイアロン蛍光体粉末の製造方法
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
主分類
C09K
11/08 20060101AFI20250822BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】発光強度が向上したサイアロン蛍光体粉末を得ることが可能なサイアロン蛍光体粉末の製造方法を提供する。
【解決手段】ユウロピウムが固溶したサイアロン粉末(a)を準備する工程(A)と、ユウロピウム化合物および前記ユウロピウムが固溶したサイアロン粉末(a)を含む混合物をアニール処理することにより、サイアロン粉末(b)を得る工程(B)と、を備え、前記ユウロピウム化合物は、酸化ユウロピウム、ハロゲン化ユウロピウム、水酸化ユウロピウム、窒化ユウロピウム、および、酸窒化ユウロピウムからなる群から選択される少なくとも一種を含み、前記工程(B)において、アニール処理温度が1000℃以上1300℃未満である、サイアロン蛍光体粉末の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ユウロピウムが固溶したサイアロン粉末(a)を準備する工程(A)と、
ユウロピウム化合物および前記ユウロピウムが固溶したサイアロン粉末(a)を含む混合物をアニール処理することにより、サイアロン粉末(b)を得る工程(B)と、を備え、
前記ユウロピウム化合物は、酸化ユウロピウム、ハロゲン化ユウロピウム、水酸化ユウロピウム、窒化ユウロピウム、および、酸窒化ユウロピウムからなる群から選択される少なくとも一種を含み、
前記工程(B)において、アニール処理温度が1000℃以上1300℃未満である、サイアロン蛍光体粉末の製造方法。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記工程(B)において、アニール処理する時間は6時間以上30時間以下である、請求項1に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
【請求項3】
前記工程(B)において、希ガス、還元性ガス、および、不活性ガスからなる群から選択される少なくとも一種を含む雰囲気下でアニール処理する、請求項1または2に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
【請求項4】
前記ユウロピウム化合物は、酸化ユウロピウムおよびハロゲン化ユウロピウムからなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項1または2に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
【請求項5】
前記工程(B)において、前記ユウロピウム化合物の量は、前記ユウロピウムが固溶したサイアロン粉末(a)および前記ユウロピウム化合物の合計を100質量%としたとき、0.05質量%以上2.00質量%以下である、請求項1または2に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
【請求項6】
前記工程(A)は、ケイ素を含む原料粉末と、アルミニウムを含む原料粉末と、ユウロピウムを含む原料粉末とを含む原料粉末混合物を焼成する工程(A-1)を備える、請求項1または2に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
【請求項7】
前記工程(A-1)において、焼成温度が1700℃以上2500℃以下である、請求項6に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
【請求項8】
前記工程(B)よりも後に、前記サイアロン粉末(b)を酸処理する工程(C)をさらに備える、請求項1または2に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
【請求項9】
前記サイアロン蛍光体粉末がβ型サイアロン蛍光体粉末を含む、請求項1または2に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
【請求項10】
前記サイアロン蛍光体粉末の発光ピーク波長が527.0nm以上551.0nm以下である、請求項1または2に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はサイアロン蛍光体粉末の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
サイアロン蛍光体粉末の製造方法に関する技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術が挙げられる。
【0003】
特許文献1には、アルミニウム化合物と第一のユウロピウム化合物と窒化ケイ素とを含む混合物を熱処理して第一の熱処理物を得る第一熱処理工程と、第一の熱処理物と第二のユウロピウム化合物とを希ガス雰囲気中で熱処理して第二の熱処理物を得る第二熱処理工程と、を含むβサイアロン蛍光体の製造方法が記載されている。
特許文献1に記載のβサイアロン蛍光体の製造方法によれば、発光輝度に優れるβサイアロン蛍光体の製造方法を提供することができると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-2278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、発光強度が向上したサイアロン蛍光体粉末を得ることが可能なサイアロン蛍光体粉末の製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下に示すサイアロン蛍光体粉末の製造方法が提供される。
【0007】
[1]
ユウロピウムが固溶したサイアロン粉末(a)を準備する工程(A)と、
ユウロピウム化合物および前記ユウロピウムが固溶したサイアロン粉末(a)を含む混合物をアニール処理することにより、サイアロン粉末(b)を得る工程(B)と、を備え、
前記ユウロピウム化合物は、酸化ユウロピウム、ハロゲン化ユウロピウム、水酸化ユウロピウム、窒化ユウロピウム、および、酸窒化ユウロピウムからなる群から選択される少なくとも一種を含み、
前記工程(B)において、アニール処理温度が1000℃以上1300℃未満である、サイアロン蛍光体粉末の製造方法。
[2]
前記工程(B)において、アニール処理する時間は6時間以上30時間以下である、前記[1]に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
[3]
前記工程(B)において、希ガス、還元性ガス、および、不活性ガスからなる群から選択される少なくとも一種を含む雰囲気下でアニール処理する、前記[1]または[2]に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
[4]
前記ユウロピウム化合物は、酸化ユウロピウムおよびハロゲン化ユウロピウムからなる群から選択される少なくとも一種を含む、前記[1]~[3]のいずれかに記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
[5]
前記工程(B)において、前記ユウロピウム化合物の量は、前記ユウロピウムが固溶したサイアロン粉末(a)および前記ユウロピウム化合物の合計を100質量%としたとき、0.05質量%以上2.00質量%以下である、前記[1]~[4]のいずれかに記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
[6]
前記工程(A)は、ケイ素を含む原料粉末と、アルミニウムを含む原料粉末と、ユウロピウムを含む原料粉末とを含む原料粉末混合物を焼成する工程(A-1)を備える、前記[1]~[5]のいずれかに記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
[7]
前記工程(A-1)において、焼成温度が1700℃以上2500℃以下である、前記[6]に記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
[8]
前記工程(B)よりも後に、前記サイアロン粉末(b)を酸処理する工程(C)をさらに備える、前記[1]~[7]のいずれかに記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
[9]
前記サイアロン蛍光体粉末がβ型サイアロン蛍光体粉末を含む、前記[1]~[8]のいずれかに記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
[10]
前記サイアロン蛍光体粉末の発光ピーク波長が527.0nm以上551.0nm以下である、前記[1]~[9]のいずれかに記載のサイアロン蛍光体粉末の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、発光強度が向上したサイアロン蛍光体粉末を得ることが可能なサイアロン蛍光体粉末の製造方法を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、説明する。数値範囲の「A~B」は特に断りがなければ、A以上B以下を表す。
【0010】
[サイアロン蛍光体粉末の製造方法]
本実施形態のサイアロン蛍光体粉末の製造方法は、ユウロピウムが固溶したサイアロン粉末(a)を準備する工程(A)と、ユウロピウム化合物およびユウロピウムが固溶したサイアロン粉末(a)を含む混合物をアニール処理することにより、サイアロン粉末(b)を得る工程(B)と、を備え、ユウロピウム化合物は、酸化ユウロピウム、ハロゲン化ユウロピウム、水酸化ユウロピウム、窒化ユウロピウム、および、酸窒化ユウロピウムからなる群から選択される少なくとも一種を含み、工程(B)において、アニール処理温度が1000℃以上1300℃未満である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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