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公開番号
2025132851
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030685
出願日
2024-02-29
発明の名称
仮固定粘着テープ
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20250903BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】剥離したときの糊残りが少なく、仮固定粘着テープにより固定された被着体がずれても剥がれにくい仮固定粘着テープを提供する。
【解決手段】本発明は、基材11と、基材11の一方の面に設けられる粘着剤層12とを備える仮固定粘着テープ10であって、基材11と粘着剤層12との間にアンカー層13をさらに備え、基材11の長手方向の引張破断伸度が300%以上であり、粘着剤層12はアクリル系粘着剤からなり、粘着剤層12のゲル分率が20~60%であり、粘着剤層12の厚みが25~45μmである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、前記基材の一方の面に設けられる粘着剤層とを備える仮固定粘着テープであって、
前記基材と前記粘着剤層との間にアンカー層をさらに備え、
前記基材の長手方向の引張破断伸度が300%以上であり、
前記粘着剤層はアクリル系粘着剤からなり、
前記粘着剤層のゲル分率が20~60%であり、
前記粘着剤層の厚みが25~45μmである仮固定粘着テープ。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記アクリル系粘着剤が、(メタ)アクリル系共重合体(A)、粘着付与樹脂(B)として重合ロジン系粘着付与樹脂、並びに、硬化剤(C)としてアジリジン系化合物及びエポキシ系化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物を含み、
前記重合ロジン系粘着付与樹脂の含有量が、前記(メタ)アクリル系共重合体(A)100質量部に対して0.5~15質量部であり、
前記アジリジン系化合物及びエポキシ系化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物の含有量が、前記(メタ)アクリル系共重合体(A)100質量部に対して0.05~4.0質量部である請求項1に記載の仮固定粘着テープ。
【請求項3】
前記基材の長手方向の引張破断強度が15N/cm以上である請求項1に記載の仮固定粘着テープ。
【請求項4】
前記基材が1軸延伸ポリオレフィンフィルムである請求項1に記載の仮固定粘着テープ。
【請求項5】
前記基材は単層である請求項1に記載の仮固定粘着テープ。
【請求項6】
前記アンカー層はアミノ基含有アクリルポリマーを含み、
前記アミノ基含有アクリルポリマーの含有量が前記仮固定粘着テープ100質量部に対して0.01~4.0質量部である請求項1に記載の仮固定粘着テープ。
【請求項7】
SP粘着力が2~7N/cmである請求項1に記載の仮固定粘着テープ。
【請求項8】
ゴム、タイル、塩ビシート、木材又はコンクリートの表面に被着される用途として使用される請求項1~7のいずれか1項に記載の仮固定粘着テープ。
【請求項9】
防塵用ゴムマットの固定に使用される請求項1~7のいずれか1項に記載の仮固定粘着テープ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮固定粘着テープに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
マット固定用粘着テープは、病院や電子部品製造工場、半導体製造工場等の無塵の環境が望まれる場所、また公共施設及びスーパー等の大型施設においては、出入りする者の靴に付着した塵、埃を除去するまた水等を吸収し滑り止め目的で日常的に用いられている防塵用マット等を固定する目的で使用されている。マット固定用粘着テープには一般に高い粘着力が求められるが、粘着テープの粘着力を向上させる方法として、粘着付与剤を添加することが行われる。
【0003】
しかしながら、粘着力を共に向上させようとして大量の粘着付与剤を添加すると、タック性が著しく低下して、粘着テープとしての役割を果たせなくなるという問題があった。また、新規マット交換時に一旦張り付けたテープを剥がす場合、粘着力が高いだけでなく、テープを剥がした後に粘着剤が防塵マットに残らないことが重要である。粘着剤が防塵マットに残ると、テープ剥離時に端部に付着した粘着剤が、防塵マットを洗浄する際に防塵マットの布部に付着し、防塵マットの外観不良により防塵マットの再利用ができなくなるという課題が発生する。そのような課題を解決したマット固定用粘着テープとして、例えば、特許文献1に記載されたマット固定用粘着テープが従来技術として知られている。
【0004】
特許文献1に記載のマット固定用粘着テープは、基材と前記基材の少なくとも片面に形成された粘着剤層とからなる粘着テープである。そして、粘着剤層は、(メタ)アクリル系共重合体100重量部、粘着付与樹脂として長鎖アルキル基の結合した高分子化合物を主成分とする離型剤1~20重量部、粘着付与樹脂として重合ロジン系粘着付与樹脂0.5~15重量部、並びに、硬化剤としてカルボジイミド系化合物0.05~4.0重量部を含有する粘着剤組成物を塗工してなるものである。また、特許文献1に記載のマット固定用粘着テープは、基材としてPETクロス基材を使用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-65804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、マット固定用粘着テープは、テープを剥がした後に粘着剤が防塵マットに残らないこと、すなわち、糊残りが少ないことが重要である。また、人が防塵マットの上を歩く際に防塵マットがずれてしまうことがある。このとき、防塵マットが多少ずれてもマット固定用粘着テープが防塵マットから剥がれないことが望ましい。
【0007】
そこで、本発明は、剥離したときの糊残りが少なく、仮固定粘着テープにより固定された被着体がずれても剥がれにくい仮固定粘着テープを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した。その結果、所定の引張破断伸度を有する基材と、所定の粘着剤を含み、所定のゲル分率及び所定の厚みを有する粘着剤層とを使用するとともに、基材と粘着剤層との間にアンカー層を設けることにより上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。
本発明の要旨は、以下の通りである。
【0009】
[1]基材と、前記基材の一方の面に設けられる粘着剤層とを備える仮固定粘着テープであって、
前記基材と前記粘着剤層との間にアンカー層をさらに備え、
前記基材の長手方向の引張破断伸度が300%以上であり、
前記粘着剤層はアクリル系粘着剤からなり、
前記粘着剤層のゲル分率が20~60%であり、
前記粘着剤層の厚みが25~45μmである仮固定粘着テープ。
[2]前記アクリル系粘着剤が、(メタ)アクリル系共重合体(A)、粘着付与樹脂(B)として重合ロジン系粘着付与樹脂、並びに、硬化剤(C)としてアジリジン系化合物及びエポキシ系化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物を含み、
前記重合ロジン系粘着付与樹脂の含有量が、前記(メタ)アクリル系共重合体(A)100質量部に対して0.5~15質量部であり、
前記アジリジン系化合物及びエポキシ系化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物の含有量が、前記(メタ)アクリル系共重合体(A)100質量部に対して0.05~4.0質量部である上記[1]に記載の仮固定粘着テープ。
[3]前記基材の長手方向の引張破断強度が15N/cm以上である上記[1]又は[2]に記載の仮固定粘着テープ。
[4]前記基材が1軸延伸ポリオレフィンフィルムである上記[1]~[3]のいずれか1つに記載の仮固定粘着テープ。
[5]前記基材は単層である上記[1]~[4]のいずれか1つに記載の仮固定粘着テープ。
[6]前記アンカー層はアミノ基含有アクリルポリマーを含み、
前記アミノ基含有アクリルポリマーの含有量が前記仮固定粘着テープ100質量部に対して0.01~4.0質量部である上記[1]~[5]のいずれか1つに記載の仮固定粘着テープ。
[7]SP粘着力が2~7N/cmである上記[1]~[6]のいずれか1つに記載の仮固定粘着テープ。
[8]ゴム、タイル、塩ビシート、木材又はコンクリートの表面に被着される用途として使用される上記[1]~[7]のいずれか1つに記載の仮固定粘着テープ。
[9]防塵用ゴムマットの固定に使用される上記[1]~[8]のいずれか1つに記載の仮固定粘着テープ。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、剥離したときの糊残りが少なく、仮固定粘着テープにより固定された被着体がずれても剥がれにくい仮固定粘着テープを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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