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公開番号
2025153749
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056368
出願日
2024-03-29
発明の名称
両面粘着テープ
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】落下等の外部からの衝撃による被着体の面部の割れを抑制することができる両面粘着テープを提供する。
【解決手段】発泡体基材と、前記発泡体基材の両面にアクリル粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、前記両面粘着テープは、測定周波数10Hzの動的粘弾性測定において圧縮モードで測定した-40℃における体積貯蔵弾性率(K’)が2.1×10
7
Pa以下、かつ、25%圧縮強度が、50kPa以上200kPa以下である両面粘着テープ。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
発泡体基材と、前記発泡体基材の両面にアクリル粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、
前記両面粘着テープは、測定周波数10Hzの動的粘弾性測定において圧縮モードで測定した-40℃における体積貯蔵弾性率(K’)が2.1×10
7
Pa以下、かつ、
25%圧縮強度が、50kPa以上200kPa以下である
ことを特徴とする両面粘着テープ。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記両面粘着テープは、-30℃、せん断速度1000mm/minで測定したせん断弾性係数が90MPa以上300MPa以下、かつ、
-30℃、引張速度1000mm/minで測定した引張弾性係数が3.0MPa以上である
請求項1記載の両面粘着テープ。
【請求項3】
前記発泡体基材は、発泡倍率が5.0cm
3
/g以下、かつ、
気泡のアスペクト比が1.0未満である
請求項1又は2記載の両面粘着テープ。
【請求項4】
前記両面粘着テープ全体の厚みが、250μm以上450μm以下である請求項1又は2記載の両面粘着テープ。
【請求項5】
電子機器におけるガラス背面板の固定に用いる請求項1又は2記載の両面粘着テープ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、両面粘着テープに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体装置等の電子機器の内部には、部品間の隙間を埋めるために、発泡体を基材とする粘着テープが用いられることがある。発泡体は適度な柔軟性を有することから、発泡体を基材とする粘着テープを圧縮しながら該粘着テープを介して部品を貼り合わせることにより、部品間の隙間を埋めつつ部品を良好に固定することができる。
【0003】
発泡体としては、例えば、ポリオレフィン発泡体、ポリウレタン発泡体等が用いられる。このような発泡体を基材とする粘着テープとして、例えば、特許文献1及び2には、基材層の少なくとも片面にアクリル系粘着剤層が積層一体化されており、該基材層が特定の架橋度及び気泡のアスペクト比を有する架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シートである衝撃吸収テープが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-242541号公報
特開2009-258274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スマートフォン等の電子機器の内部を保護する背面板を固定するために、発泡体を基材とした粘着テープが用いられている。このような背面板は落下等の外部からの衝撃による割れや浮きが起こりやすく、背面板を固定する粘着テープには高い接着性と耐衝撃性が求められる。
また、このような背面板には安価な樹脂素材の他、高級感を持たせる目的でガラスが用いられることがあるが、背面板がガラスの場合、落下等の外部からの衝撃による割れや浮きが特に起こりやすく、粘着テープには更に高い接着性と耐衝撃性が求められており、従来の発泡体を基材とした粘着テープでは、対応が困難となっていた。
【0006】
本発明は、落下等の外部からの衝撃による被着体の面部の割れや浮きを抑制することができる両面粘着テープを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示1は、発泡体基材と、上記発泡体基材の両面にアクリル粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、上記両面粘着テープは、測定周波数10Hzの動的粘弾性測定において圧縮モードで測定した-40℃における体積貯蔵弾性率(K’)が2.1×10
7
Pa以下、かつ、25%圧縮強度が、50kPa以上200kPa以下である両面粘着テープである。
本開示2は、上記両面粘着テープは、-30℃、せん断速度1000mm/minで測定したせん断弾性係数が90MPa以上300MPa以下、かつ、-30℃、引張速度1000mm/minで測定した引張弾性係数が3.0MPa以上である本開示1の両面粘着テープである。
本開示3は、上記発泡体基材は、発泡倍率が5.0cm
3
/g以下、かつ、気泡のアスペクト比が1.0未満である本開示1又は2の両面粘着テープである。
本開示4は、上記両面粘着テープ全体の厚みが、250μm以上450μm以下である本開示1、2又は3の両面粘着テープである。
本開示5は、電子機器におけるガラス背面板の固定に用いる本開示1、2、3又は4の両面粘着テープである。
以下に本発明を詳述する。
【0008】
本発明者らは、発泡体基材の両面にアクリル粘着剤層を有する両面粘着テープを用いて、両面粘着テープの、体積貯蔵弾性率及び25%圧縮強度を調整することを検討した。その結果、落下等の外部からの衝撃による被着体の面部の割れや浮きを抑制することができる両面粘着テープを得ることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
本発明の両面粘着テープは、発泡体基材を有する。本発明の両面粘着テープが発泡体基材を有することにより、本発明の両面粘着テープは落下等の衝撃によって剥離や固定対象物の破壊が起き難い、高い耐衝撃性を発揮することができる。
なお、上記発泡体基材は、単層構造であっても多層構造であってもよい。
【0010】
上記発泡体基材は、連続気泡構造を有していても独立気泡構造を有していてもよいが、独立気泡構造を有することが好ましい。上記発泡体基材が独立気泡構造を有することにより、上記発泡体基材の強度が上がり変形及び破壊を抑制することができ、結果として外部からの衝撃による被着体の割れを抑制することができるようになる。
なお、気泡構造は、例えば、光学顕微鏡(例えば、キーエンス社製、「VHX-6000」等)を用い、倍率150~200倍にて観察することで確認できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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