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公開番号
2025154063
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056852
出願日
2024-03-29
発明の名称
積層構造体
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
H01Q
15/14 20060101AFI20251002BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】金属層を加工することなくそのまま用いながらも、設計上必要な、電磁波の透過性能又は遮断性能を得ることができる積層構造体を提供する。
【解決手段】積層構造体10は、入射波に対する出射波の強度が、所定の周波数を超えた電磁波よりも所定の周波数以下の電磁波のほうが強くなるように構成された積層構造体10であって、少なくとも1つの板材2、及び少なくとも1つの板材2に積層された金属層3を有する積層体1と、積層体1に取り付けられたメタサーフェスシート4と、を備え、メタサーフェスシート4は、入射波に対する出射波の強度が、所定の周波数未満の電磁波よりも所定の周波数以上の電磁波のほうが強くなるように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
入射波に対する出射波の強度が、所定の周波数を超えた電磁波よりも前記所定の周波数以下の電磁波のほうが強くなるように構成された積層構造体であって、
少なくとも1つの板材、及び前記少なくとも1つの板材に積層された金属層を有する積層体と、
前記積層体に取り付けられたメタサーフェスシートと、
を備え、
前記メタサーフェスシートは、入射波に対する出射波の強度が、所定の周波数未満の電磁波よりも前記所定の周波数以上の電磁波のほうが強くなるように構成されている、
積層構造体。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記メタサーフェスシートは、
基材と、
前記基材上に形成され、複数の共振部が周期的に形成された金属パターンと、
を有し、
複数の前記共振部の各々は、
導体からなる領域であり、前記共振部の外縁を含む導体領域と、
前記外縁よりも内側において導体が設けられていない領域である導体非形成領域と、を有する、
請求項1に記載の積層構造体。
【請求項3】
前記導体領域は、前記導体非形成領域を囲む複数の線状体で構成されている、
請求項2に記載の積層構造体。
【請求項4】
各々の前記共振部が矩形状に形成されることで、前記金属パターンの導体が格子状に形成されている、
請求項3に記載の積層構造体。
【請求項5】
入射波に対する出射波の強度が、所定の周波数未満の電磁波よりも前記所定の周波数以上の電磁波のほうが強くなるように構成された積層構造体であって、
少なくとも1つの板材、及び前記少なくとも1つの板材に積層された金属層を有する積層体と、
前記積層体に取り付けられたメタサーフェスシートと、
を備え、
前記メタサーフェスシートは、入射波に対する出射波の強度が、所定の周波数を超えた電磁波よりも前記所定の周波数以下の電磁波のほうが強くなるように構成されている、
積層構造体。
【請求項6】
前記メタサーフェスシートは、
基材と、
前記基材上に形成され、複数の共振部が周期的に形成された金属パターンと、
を有し、
前記金属パターンは、
導体からなる複数の導体領域が、導体が設けられていない導体非形成領域によって仕切られている、
請求項1に記載の積層構造体。
【請求項7】
前記導体非形成領域が格子状である、
請求項6に記載の積層構造体。
【請求項8】
前記板材が窓ガラスであり、
前記金属層がLow-E膜である、
請求項1から7のいずれか一項に記載の積層構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層構造体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の積層構造体が開示されている。特許文献1の積層構造体は、ガラス体を有する窓構造である。特許文献1のガラス体は、ガラス板の一面の全面にLow-E膜が形成されている。Low-E膜が形成されたガラス体は、広範囲の周波数帯域の電波に対して透過性が低くなることが知られている。このため、特許文献1では、Low-E膜の一部に対し、レーザー加工を行って除去し、電波透過領域を形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-113772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ガラス体を製造するに当たり、Low-E膜の一部を除去する作業を行うのは、製造性がいいとは言えなかった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、金属層を加工することなくそのまま用いながらも、設計上必要な、電磁波の透過性能又は遮断性能を得ることができる積層構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は、次の項に記載の主題を包含する。
【0007】
項1.入射波に対する出射波の強度が、所定の周波数を超えた電磁波よりも前記所定の周波数以下の電磁波のほうが強くなるように構成された積層構造体であって、
少なくとも1つの板材、及び前記少なくとも1つの板材に積層された金属層を有する積層体と、
前記積層体に取り付けられたメタサーフェスシートと、
を備え、
前記メタサーフェスシートは、入射波に対する出射波の強度が、所定の周波数未満の電磁波よりも前記所定の周波数以上の電磁波のほうが強くなるように構成されている、積層構造体。
【0008】
項2.前記メタサーフェスシートは、
基材と、
前記基材上に形成され、複数の共振部が周期的に形成された金属パターンと、
を有し、
複数の前記共振部の各々は、
導体からなる領域であり、前記共振部の外縁を含む導体領域と、
前記外縁よりも内側において導体が設けられていない領域である導体非形成領域と、を有する、項1に記載の積層構造体。
【0009】
項3.前記導体領域は、前記導体非形成領域を囲む複数の線状体で構成されている、項2に記載の積層構造体。
【0010】
項4.各々の前記共振部が矩形状に形成されることで、前記金属パターンの導体が格子状に形成されている、項3に記載の積層構造体。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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