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公開番号
2025152203
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053986
出願日
2024-03-28
発明の名称
樹脂材料、硬化物及び多層プリント配線板
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類
C08G
59/40 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】絶縁層と金属層との層間剥離を抑えることができ、かつ、硬化物の誘電正接を低くすることができる樹脂材料を提供する。
【解決手段】本発明に係る樹脂材料は、エポキシ化合物(A)と、活性エステル化合物(B)と、硬化促進剤(C)と、無機充填材(D)とを含み、樹脂材料の示差走査熱量測定において、小沢法により算出される160℃での反応率が80%に到達する時間が、20分以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エポキシ化合物(A)と、活性エステル化合物(B)と、硬化促進剤(C)と、無機充填材(D)とを含み、
樹脂材料の示差走査熱量測定において、小沢法により算出される160℃での反応率が80%に到達する時間が、20分以上である、樹脂材料。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
樹脂材料の示差走査熱量測定において、小沢法により算出される160℃での反応率が80%に到達する時間が、100分以下である、請求項1に記載の樹脂材料。
【請求項3】
熱可塑性樹脂(E)をさらに含む、請求項1又は2に記載の樹脂材料。
【請求項4】
樹脂材料中の無機充填材(D)及び溶剤を除く成分100重量%中、前記熱可塑性樹脂(E)の含有量が、10重量%以上である、請求項3に記載の樹脂材料。
【請求項5】
前記硬化促進剤(C)が、リン含有化合物、又はイミダゾール骨格を有さないアミン化合物を含む、請求項1又は2に記載の樹脂材料。
【請求項6】
前記硬化促進剤(C)が、25℃で液状のリン含有化合物を含む、請求項1又は2に記載の樹脂材料。
【請求項7】
樹脂フィルムである、請求項1又は2に記載の樹脂材料。
【請求項8】
多層プリント配線板において、絶縁層を形成するために用いられる、請求項1又は2に記載の樹脂材料。
【請求項9】
樹脂材料の硬化物であって、
前記樹脂材料が、請求項1又は2に記載の樹脂材料である、硬化物。
【請求項10】
回路基板と、
前記回路基板の表面上に配置された複数の絶縁層と、
複数の前記絶縁層間に配置された金属層とを備え、
複数の前記絶縁層の内の少なくとも1層が、請求項1又は2に記載の樹脂材料の硬化物である、多層プリント配線板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エポキシ化合物を含む樹脂材料に関する。また、本発明は、上記樹脂材料の硬化物に関する。さらに、本発明は、上記樹脂材料を用いた多層プリント配線板に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、半導体装置、積層板及びプリント配線板等の電子部品を得るために、様々な樹脂材料が用いられている。例えば、多層プリント配線板では、内部の層間を絶縁するための絶縁層を形成したり、表層部分に位置する絶縁層を形成したりするために、樹脂材料が用いられている。上記絶縁層の表面には、一般に金属である配線が積層される。また、上記絶縁層を形成するために、フィルム状の樹脂材料(樹脂フィルム)が用いられることがある。上記樹脂材料は、ビルドアップフィルムを含む多層プリント配線板用の絶縁材料等として用いられている。
【0003】
下記の特許文献1には、(A)リン含有硬化触媒と、(B)エポキシ樹脂と、(C)活性エステル化合物と、(D)無機充填材とを含む樹脂組成物が開示されている。この樹脂組成物では、(C)成分の含有量が、樹脂組成物中の不揮発成分を100質量%とした場合、10質量%以上であり、(D)成分の含有量が、樹脂組成物中の不揮発成分を100質量%とした場合、60質量%以上である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-109004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電子部品の絶縁層の材料として用いられる樹脂材料では、該樹脂材料の硬化物の誘電正接が低いことが望ましい。硬化物の誘電正接を低くするために、特許文献1に記載のような活性エステル化合物を含む樹脂材料が用いられることがある。しかしながら、活性エステル化合物を含む従来の樹脂材料では、絶縁層と金属層との層間剥離が発生しやすい。
【0006】
従来の樹脂材料では、絶縁層と金属層との層間剥離を抑えることと、硬化物の誘電正接を低くすることとの双方を達成することが困難である。
【0007】
本発明の目的は、絶縁層と金属層との層間剥離を抑えることができ、かつ、硬化物の誘電正接を低くすることができる樹脂材料を提供することである。また、本発明は、上記樹脂材料の硬化物を提供することも目的とする。さらに、本発明は、上記樹脂材料を用いた多層プリント配線板を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書において、以下の樹脂材料、硬化物及び多層プリント配線板を開示する。
【0009】
項1.エポキシ化合物(A)と、活性エステル化合物(B)と、硬化促進剤(C)と、無機充填材(D)とを含み、樹脂材料の示差走査熱量測定において、小沢法により算出される160℃での反応率が80%に到達する時間が、20分以上である、樹脂材料。
【0010】
項2.樹脂材料の示差走査熱量測定において、小沢法により算出される160℃での反応率が80%に到達する時間が、100分以下である、項1に記載の樹脂材料。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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