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公開番号2025136646
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035364
出願日2024-03-07
発明の名称化合物
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類C09B 47/08 20060101AFI20250911BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】得られるカラーフィルタの色分離性を向上できる化合物、及び該化合物を含む着色樹脂組成物の提供を課題とする。
【解決手段】前記課題は、式(I)で表される化合物により解決できる。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025136646000038.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">47</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">80</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式中、M1は、Ga又はIn;R1は、置換/無置換のC2~20の不飽和脂肪族炭化水素基;R2は、H、置換/無置換のC1~20の炭化水素基、又はZ2とR1とを結ぶ単結合;Z1及びZ2は、単結合又は酸素原子;X1~X4は、-R3、-OR3、-SR3、ハロゲン原子、ニトロ基、または置換/無置換のスルファモイル基;R3は、置換/無置換のC1~20の炭化水素基;n1~n4は、0~4の整数]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表される化合物。
TIFF
2025136646000037.tif
47
80
[式(I)中、


は、Ga又はInを表す。


は、置換基を有してもよい炭素数2~20の不飽和脂肪族炭化水素基を表し、


は、水素原子、置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基、又はZ

とR

とを結ぶ単結合を表す。


及びZ

は、それぞれ独立に、単結合又は酸素原子を表す。


~X

は、それぞれ独立に、-R

、-OR

、-SR

、ハロゲン原子、ニトロ基、または置換基を有してもよいスルファモイル基を表す。


は、置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基を表す。
n1~n4は、それぞれ独立に、0~4の整数を表す。]
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
請求項1に記載の化合物と樹脂とを含む着色樹脂組成物。
【請求項3】
さらに重合性化合物と重合開始剤とを含む請求項2に記載の着色樹脂組成物。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の着色樹脂組成物から形成されるカラーフィルタ。
【請求項5】
請求項4に記載のカラーフィルタを含む表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、着色樹脂組成物、カラーフィルタ及び表示装置に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置及びプラズマディスプレイ等の表示装置やCCDやCMOSセンサなどの固体撮像素子に使用されるカラーフィルタは、着色樹脂組成物から製造される。かかる着色樹脂組成物用の緑色又はシアン色用の着色剤として、アルミニウムフタロシアニン顔料が知られている。特許文献1には、着色剤として特定の構造を有するアルミニウムフタロシアニン顔料が開示されており、ポストベーク前後での色差を小さくできることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/024926号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の着色剤は、赤色領域(610~750nm)に極大吸収を示して緑色又はシアン色のカラーフィルタに用いられる。しかし、緑色又はシアン色のカラーフィルターは、この極大吸収波長(以下、第1吸収波長という場合がある)よりも30~80nm程度小さい波長(以下、第2吸収波長という場合がある)でも前記極大吸収波長に近い大きな吸収があることが好ましい。第2吸収波長の吸収が第1吸収波長の吸収に近いほど、可視領域の色分離性(色純度)が向上しやすくなり、センサーのシグナルノイズが減少しやすくなる。
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、赤色領域(610~750nm)に極大吸収を示すフタロシアニン系の着色剤(例えば、緑色又はシアン色の着色剤)において、その色分離性を向上することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の発明を含む。
[1] 式(I)で表される化合物。
TIFF
2025136646000001.tif
47
80
[式(I)中、


は、Ga又はInを表す。


は、置換基を有してもよい炭素数2~20の不飽和脂肪族炭化水素基を表し、


は、水素原子、置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基、又はZ

とR

とを結ぶ単結合を表す。


及びZ

は、それぞれ独立に、単結合又は酸素原子を表す。


~X

は、それぞれ独立に、-R

、-OR

、-SR

、ハロゲン原子、ニトロ基、または置換基を有してもよいスルファモイル基を表す。


は、置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基を表す。
n1~n4は、それぞれ独立に、0~4の整数を表す。]
[2] [1]に記載の化合物と樹脂とを含む着色樹脂組成物。
[3] さらに重合性化合物と重合開始剤とを含む[2]に記載の着色樹脂組成物。
[4] [2]又は[3]に記載の着色樹脂組成物から形成されるカラーフィルタ。
[5] [4]に記載のカラーフィルタを含む表示装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る化合物によれば、該化合物を含む着色樹脂組成物から形成されるカラーフィルタにおいて、色分離性を向上できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<<化合物>>
本発明は下記式(I)で表される化合物(以下、化合物(I))に関する。化合物(I)によれば、該化合物を含む着色樹脂組成物から形成されるカラーフィルタにおいて、色分離性を向上でき、色純度が高くなるため、センサーのシグナルノイズが減少しやすくなる。また緑色カラーフィルター又はシアン色カラーフィルタの色材組成を調整しやすくなり、黄色着色剤の添加量を低減しやすくなる。さらにポストベーク前後での色差を小さくすることも可能である。
【0008】
TIFF
2025136646000002.tif
47
84
[式(I)中、


は、Ga又はInを表す。


は、置換基を有してもよい炭素数2~20の不飽和炭化水素基を表し、


は、水素原子、置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基、又はZ

とR

とを結ぶ単結合を表す。


及びZ

は、それぞれ独立に、単結合又は酸素原子を表す。


~X

は、それぞれ独立に、-R

、-OR

、-SR

、ハロゲン原子、ニトロ基、または置換基を有してもよいスルファモイル基を表す。


は、置換基を有していてもよい炭素数1~20の炭化水素基を表す。
n1~n4は、それぞれ独立に、0~4の整数を表す。]
【0009】


で表される不飽和脂肪族炭化水素基は、鎖状であってもよく、環状(すなわち不飽和脂環式炭化水素基)であってもよい。


で表される鎖状の不飽和脂肪族炭化水素基としては、
エテニル基(ビニル基)、プロペニル基(例えば、1-プロペニル基、2-プロペニル基(アリル基))、1-メチルエテニル基、ブテニル基(例えば、1-ブテニル基、2-ブテニル基、3-ブテニル基)、3-メチル-1-ブテニル基、1-メチル-1-ブテニル基、3-メチル-2-ブテニル基、1,3-ブタジエニル基、3-メチル-1,2-ブタジエニル基、1-(2-プロペニル)エテニル基、1-(1-メチルエテニル)エテニル基、1,1-ジメチル-2-プロペニル基、1,2-ジメチル-1-プロペニル基、1-エチル-2-プロペニル基、ペンテニル基(例えば、1-ペンテニル基、2-ペンテニル基、3-ペンテニル基、4-ペンテニル基)、1-(1,1-ジメチルエチル)エテニル基、1,3-ジメチル-1-ブテニル基、ヘキセニル基(例えば、1-ヘキセニル基、5-ヘキセニル基)、ヘプテニル基(例えば、1-ヘプテニル基、6-ヘプテニル基)、オクテニル基(例えば、1-オクテニル基、7-オクテニル基)、ノネニル基(例えば、1-ノネニル基、8-ノネニル基)、デセニル基(例えば、1-デセニル基、9-デセニル基)、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基、イコセニル基等のアルケニル基;
エチニル基、プロピニル基(例えば、1-プロピニル基、2-プロピニル基)、ブチニル基(例えば、1-ブチニル基、2-ブチニル基、3-ブチニル基)、ペンチニル基(例えば、2-ペンチニル基、3-ペンチニル基、4-ペンチニル基)、1-メチル-3-ブチニル基、1,1-ジメチル-2-プロピニル基、ヘキシニル基(例えば、2-ヘキシニル基、5-ヘキシニル基)、1-エチル-3-ブチニル基、ヘプチニル基(例えば、2-ヘプチニル基、6-ヘプチニル基)、1-エチル-3-ペンチニル基、オクチニル基(例えば、1-オクチニル基、2-オクチニル基、7-オクチニル基)、ノニニル基(例えば、2-ノニニル基、8-ノニニル基)、デシニル基(例えば、2-デシニル基、9-デシニル基)、ウンデシニル基、ドデシニル基、トリデシニル基、テトラデシニル基、ペンタデシニル基、ヘキサデシニル基、ヘプタデシニル基、オクタデシニル基、ノナデシニル基及びイコシニル基等のアルキニル基;
等が挙げられ、アルキニル基が好ましい。アルケニル基及びアルキニル基は、Z

と結合しない側の末端に不飽和結合を有するものが好ましい。
【0010】


で表される不飽和脂環式炭化水素基としては、
シクロヘキセニル基(例えば、シクロヘキサ-1-エン-1-イル基、シクロヘキサ-2-エン-1-イル基、シクロヘキサ-3-エン-1-イル基)、シクロヘプテニル基及びシクロオクテニル基等のシクロアルケニル基;
ノルボルネニル基等の不飽和多環式炭化水素基;
等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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