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公開番号2025070910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023191870
出願日2023-10-20
発明の名称構築素材又は原材
出願人個人,個人
代理人
主分類C04B 18/165 20230101AFI20250424BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】海砂などに代わるコンクリートやモルタルの構築素材又は原材を提供する。
【解決手段】海砂に代えて、廃物である碍子等を粉砕して5mm以下の粉粒体として、新たな新規素材又は原材に構成するようにした。さらに、碍子他に、碍子と同様に廃物である屋根瓦等を粉砕・混合してコンクリートやモルタルの構築素材又は原材とすることもできる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
廃物である碍子等を粒度が5mm以下になるように粉砕して構築素材、又は原材に構成することを特徴とする構築素材又は原材。
続きを表示(約 61 文字)【請求項2】
碍子他に瓦屋根等を粉砕、混合して構築素材、又は原材とする請求項1に記載の構築素材又は原材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉粒体、例えば、陶磁器の屋根瓦、モルタル素材等として利用可能な建築素材等として利用可能で、従来においてコンクリートの素材として用いられる海砂材に代わる素材となるものであって、新たに創出した新規素材に係るものである。5mm~2mmの粗砂を作り、日本に有る細砂と混合して、今ある品物(細砂)に粗砂を混ぜて新しい砂を作ることである。
続きを表示(約 2,000 文字)【従来技術】
【0002】
この種の素材は、本件発明以前にあっては、全く開発されてこなかったもので、これまでにおいて自然界に存在し、利用されてきた海砂などのモルタル材として利用可能な基材が存在したものです。
【0003】
しかし、こうした基材は、日本近海の海辺の環境変化に伴い、海砂などの減少に伴い、入手が困難になってきている。
素材となる基材としては、廃物である碍子などを準備して、これらをロールミルの機器に対して、塊状の原体として上方から投入し、且つ、ケージミル、ロールミルを旋回させて、これらの素材を塊状態から粉砕して粒度が5mm以下の砂状の粒状体を得るようにし、粉状態はスクリーンを通して選別し、粒度の大きいものは再度フィードバック還元し、循環させて破砕を繰り返し行い、粒度を5mm以下に小さく破砕して粒度を整えるようにし、また、所要の大きさの袋に収容し、工事現場等に積み上げるなどして用いるようにする。
このような素材の利用方法は存在しなかった。
【発明の詳細な説明】
【0004】
本発明の提案は、課題発明にかかるものであって、従来技術に特別な課題に着目するものではなく、全く新たな新規素材に関する提案である。
これまでは、各別の課題を掲げ、これに対して打開策を提案する等の方策を講じるようにするのが、一般的な対処方法であったが、本発明は、従来には存在しなかった、或いは、利用されてこなかった方法で、海砂を用いる原始素材ではなく、新たな分野からの素材を創出する方法を提案しようとしている。
【0005】
従来の海砂に代えて、新たな素材として、使用済の不要の碍子や之に類する原材を見出し、これを粉状に粉砕処理して蓄え、海砂に代えて使用できないものかと考えた。
要するに、単に廃棄するのでは勿体ないものである。この本発明は、海砂に代わる素材を得ることを目的とする素材となるものとしては、不要となった碍子を資源として利用しようとするものである。
【0006】
加工方法は、不要となった碍子を、ケージミル・ロールミルに投入し、旋回するケージミル・ロールミルで破砕し、直径を5mm以下になるように破砕を繰り返し行うのである。このためには、破砕物をスクリーンでろ過し、大きい物はフィードバックして繰り返し反復破砕を行い、目標の5mm以下になるまで繰り返し破砕を行うのである。
これによって、海砂の様子に近づけることで、モルタル素材に代えて使用できるのである。
この際、碍子と同様のもので、破砕してよいものは、混合して使用してもよい。
使用する破砕装置としては、ケージミル・ロールミルを使用するのが好ましい。
【0007】
本発明においては、次の方法で実施することが好ましい。
通例、、対をなすロールミルに対して上方から対象物を投入する。この際、収容装置は、振動を付与されており、碍子とか破砕対象物は、順次、ロールミルに引き込まれては破砕作用を受けるが、破砕が5mm以上で破砕が進まなかったものはスクリーンを経て再度投入口に戻され、もう一度、破砕作用を受けることになる。この方法によって、5mm以上のものは、モルタル処理対象物から外されることになる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、上述した方法で新たな素材を開発することができたので、種々の分野に利用できるので、非常に有用である。
そして、従来から用いられていた海砂に代用できるので、代替え素材として、有効に用いられることになる。
本来は、固い素材であった碍子を破砕して、強度のある粉体として利用できるので、モルタル材用として石灰と混合させてコンクリート材の原材料に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明は、架線等の現場において不要となった碍子等を集め、収集することで碍子を破砕現場に運びこみ、次いで、投入ホッパーに入れる。これにより、碍子を粉砕現場に持ち込み、粉砕準備が整うことになる。
ここで、ロールミルが回転を始め、碍子をロールミルに取り込み、破砕を始める。この際、ホッパーは、振動を付与されており、前記碍子を引き込み、破砕を開始することになる。
【0010】
ロールの下方には、スクリーンが設けられており、所定の粒度以上のもの、ここでは、直径が5mm以上のものは、除外され、再度破砕処理を受けられるようにされており、再度、循環して破砕処理を受けられるようにされている。
(【0011】以降は省略されています)

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