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公開番号
2025065773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175197
出願日
2023-10-10
発明の名称
製造プラント
出願人
株式会社田中建設
代理人
個人
主分類
C04B
11/028 20060101AFI20250415BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】廃石膏ボードに含まれる石膏を再利用することができる製造プラントを提供する。
【解決手段】 本実施形態における製造プラント1は、石膏ボードから分離された石膏を加熱乾燥させる焼成装置22と、乾燥状態の混合材を保存する貯蔵用サイロ40と、焼成装置22により加熱乾燥された石膏と、貯蔵用サイロ40から供給される混合材とを混合する混合機64とを有する。貯蔵用サイロ40は、セメントを保存するセメント用サイロ402と、生石灰を保存する石灰用サイロ404と、乾燥状態の浄水汚泥を保存する浄水汚泥用サイロ406とを含む。また、焼成装置22は、110℃~150℃で20分~60分の間、加熱し、混合機64は、焼成装置22により加熱乾燥された石膏と、浄水汚泥用サイロ406から供給される浄水汚泥と、石灰用サイロ404から供給される生石灰とを混合する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
石膏ボードから分離された石膏を加熱乾燥させる加熱装置と、
乾燥状態の混合材を保存する保存容器と、
前記加熱装置により加熱乾燥された石膏と、前記保存容器から供給される混合材とを混合する混合装置と
を有する製造プラント。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記加熱装置は、110℃~150℃で20分~60分の間、加熱し、
前記保存容器は、
乾燥状態の浄水汚泥を保存する第1の保存容器と、
生石灰を保存する第2の保存容器と
を含み、
前記混合装置は、前記加熱装置により加熱乾燥された石膏と、前記第1の保存容器から供給される浄水汚泥と、前記第2の保存容器から供給される生石灰とを混合する
請求項1に記載の製造プラント。
【請求項3】
前記加熱装置からの排気から、石膏の微粉末を回収する粉末回収手段
をさらに有し、
前記混合装置は、前記加熱装置により加熱乾燥された石膏と、前記粉末回収手段により回収された石膏の微粉末と、前記第1の保存容器から供給される浄水汚泥と、前記第2の保存容器から供給される生石灰とを混合する
請求項2に記載の製造プラント。
【請求項4】
前記加熱装置により乾燥させた石膏を粉砕する粉砕機と、
前記粉砕機により粉砕された石膏を粒径0.8mm以下の大きさに選別する紛粒体選別器と
をさらに有し、
前記混合装置は、粉砕された粒径0.8mm以下の大きさの石膏と、前記混合材とを混合する
請求項3に記載の製造プラント。
【請求項5】
ポリエチレンを含む包装材料を袋状に成形した搬送用容器に、前記混合装置に混合された石膏と混合材との混合物を充填する充填装置
をさらに有する
請求項4に記載の製造プラント。
【請求項6】
前記混合装置に混合された混合物は、固化材であり、
前記充填装置は、ポリプロピレンの繊維素材を袋状に織成して、その内側にポリエチレン素材を配置した前記搬送用容器に前記固化材を充填する時に、当該搬送用容器に60℃以下の当該固化材を充填する
請求項5に記載の製造プラント。
【請求項7】
前記混合装置は、110℃~150℃で加熱乾燥された石膏を前記固化材全体の重量の40%~60%となるよう、常温の浄水汚泥と、常温のセメントまたは常温の生石灰とを混合する
請求項6に記載の製造プラント。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、製造プラントに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、廃棄された石膏ボードを破砕分離し加熱することにより、半水石膏を生成する工程と、 生成された前記半水石膏が45重量パーセント以上65重量パーセント、かつ、乾燥状態の浄水汚泥が5重量パーセント以上となるように、前記半水石膏と、前記浄水汚泥と、生石灰、消石灰又はセメントとを混合する工程とを有する固化材の製造方法が開示されている。
また、特許文献2には、石膏の芯材の両面がボード用原紙で被覆された廃石膏ボードの再利用において、ボード用原紙を芯材から分離せずに芯材と一体のままの状態で全体を粉砕、乾燥して、汚泥の改良剤とする廃石膏ボードの再利用方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-055240号公報
特開2007-161895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、廃石膏ボードから分離した石膏廃材を再資源化することができる製造プラントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る製造プラントは、石膏ボードから分離された石膏を加熱乾燥させる加熱装置と、乾燥状態の混合材を保存する保存容器と、前記加熱装置により加熱乾燥された石膏と、前記保存容器から供給される混合材とを混合する混合装置とを有する。
【0006】
好適には、前記加熱装置は、110℃~150℃で20分~60分の間、加熱し、前記保存容器は、乾燥状態の浄水汚泥を保存する第1の保存容器と、生石灰を保存する第2の保存容器とを含み、前記混合装置は、前記加熱装置により加熱乾燥された石膏と、前記第1の保存容器から供給される浄水汚泥と、前記第2の保存容器から供給される生石灰とを混合する。
【0007】
好適には、前記加熱装置からの排気から、石膏の微粉末を回収する粉末回収手段をさらに有し、前記混合装置は、前記加熱装置により加熱乾燥された石膏と、前記粉末回収手段により回収された石膏の微粉末と、前記第1の保存容器から供給される浄水汚泥と、前記第2の保存容器から供給される生石灰とを混合する。
【0008】
好適には、前記加熱装置により乾燥させた石膏を粉砕する粉砕機と、前記粉砕機により粉砕された石膏を粒径0.8mm以下の大きさに選別する紛粒体選別器とをさらに有し、前記混合装置は、粉砕された粒径0.8mm以下の大きさの石膏と、前記混合材とを混合する。
【0009】
好適には、ポリエチレンを含む包装材料を袋状に成形した搬送用容器に、前記混合装置に混合された石膏と混合材との混合物を充填する充填装置をさらに有する。
【0010】
好適には、前記混合装置に混合された混合物は、固化材であり、前記充填装置は、ポリプロピレンの繊維素材を袋状に織成して、その内側にポリエチレン素材を配置した前記搬送用容器に前記固化材を充填する時に、当該搬送用容器に60℃以下の当該固化材を充填する。
(【0011】以降は省略されています)
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