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公開番号2025042307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149242
出願日2023-09-14
発明の名称コンクリート部材
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類C04B 28/04 20060101AFI20250319BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】コンクリート部材の製造性及び使用性を高めることが可能となる、コンクリート部材を提供すること。
【解決手段】コンクリート部材1は、構造物を構成するものであって、少なくとも水、セメント材、骨材、混和剤、有機繊維材、及び鋼製繊維材を含み、水とセメント材との混合比である水セメント比を、22%から40%程度とし、鋼製繊維材の単位重量を、38.75kg/m3から77.5kg/m3程度とし、有機繊維材の単位重量を、1.0kg/m3以上とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造物を構成するコンクリート部材であって、
少なくとも水、セメント材、骨材、混和剤、有機繊維材、及び鋼製繊維材を含み、
前記水と前記セメント材との混合比である水セメント比を、22%から40%程度とし、
前記鋼製繊維材の単位重量を、38.75kg/m

から77.5kg/m

程度とした、
コンクリート部材。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記有機繊維材の単位重量を、1.0kg/m

以上とした、
請求項1に記載のコンクリート部材。
【請求項3】
前記混和剤の単位重量を、3.0kg/m

から12.24kg/m

程度とした、
請求項1又は2に記載のコンクリート部材。
【請求項4】
前記有機繊維材又は/及び前記鋼製繊維材に対する前記セメント材の付着性を高めるための付着向上材をさらに含み、
前記付着向上材の単位重量を、7.5kg/m

から198kg/m

程度とした、
請求項1又は2に記載のコンクリート部材。
【請求項5】
前記付着向上材は、前記セメント材の一部を構成するシリカフュームであり、
前記水セメント比を、22%程度とし、
前記鋼製繊維材の単位重量を、38.75kg/m

程度とし、
前記混和剤の単位重量を、9kg/m

から12.44kg/m

程度とし、
前記シリカフュームの単位重量を、22.5kg/m

から37.5kg/m

程度とした、
請求項4に記載のコンクリート部材。
【請求項6】
前記付着向上材は、前記骨材の一部を構成する珪砂であり、
前記水セメント比を、35%程度とし、
前記鋼製繊維材の単位重量を、54.6kg/m

程度とし、
前記混和剤の単位重量を、3.7kg/m

程度とし、
前記珪砂の単位重量を、198kg/m

程度とした、
請求項4に記載のコンクリート部材。
【請求項7】
前記鋼製繊維材は、めっき鋼繊維又は/及びステンレス繊維を含む、
請求項1又は2に記載のコンクリート部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート部材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から高い強度を発現できるコンクリート部材の一つとして、セメント、微粒子、無機粒子(例えば、石英粉末)、骨材、金属繊維、減水剤、及び水を含むコンクリート製のコンクリート部材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-223761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年では、コンクリート部材の施工性及び耐久性を高めたいというニーズが高まっている。しかしながら、上記従来のコンクリート部材においては、各種材料における強度向上に関する配合について開示されているものに過ぎないので、当該コンクリート部材の施工性又は/及び耐久性が低下することにより、当該コンクリート部材の製造性及び使用性が低下してしまうおそれがあった。よって、コンクリート部材の製造性及び使用性を高める観点からは改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コンクリート部材の製造性及び使用性を高めることが可能となる、コンクリート部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のコンクリート部材は、構造物を構成するコンクリート部材であって、少なくとも水、セメント材、骨材、混和剤、有機繊維材、及び鋼製繊維材を含み、前記水と前記セメント材との混合比である水セメント比を、22%から40%程度とし、前記鋼製繊維材の単位重量を、38.75kg/m

から77.5kg/m

程度とした。
【0007】
請求項2に記載のコンクリート部材は、請求項1に記載のコンクリート部材において、前記有機繊維材の単位重量を、1.0kg/m

以上とした。
【0008】
請求項3に記載のコンクリート部材は、請求項1又は2に記載のコンクリート部材において、前記混和剤の単位重量を、3.0kg/m

から12.24kg/m

程度とした。
【0009】
請求項4に記載のコンクリート部材は、請求項1又は2に記載のコンクリート部材において、前記有機繊維材又は/及び前記鋼製繊維材に対する前記セメント材の付着性を高めるための付着向上材をさらに含み、前記付着向上材の単位重量を、7.5kg/m

から198kg/m

程度とした。
【0010】
請求項5に記載のコンクリート部材は、請求項4に記載のコンクリート部材において、前記付着向上材は、前記セメント材の一部を構成するシリカフュームであり、前記水セメント比を、22%程度とし、前記鋼製繊維材の単位重量を、38.75kg/m

程度とし、前記混和剤の単位重量を、9kg/m

から12.44kg/m

程度とし、前記シリカフュームの単位重量を、22.5kg/m

から37.5kg/m

程度とした。
(【0011】以降は省略されています)

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