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公開番号
2025093672
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209456
出願日
2023-12-12
発明の名称
換気システム
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
個人
主分類
F24F
3/044 20060101AFI20250617BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】換気システムにおいて、一般室の快適性を保ちながら一般排気及び臭気排気から十分な熱を回収して空調エネルギーの削減を実現する。
【解決手段】一般室R1から一般排気風路30に取り出された一般排気EA1と室内Rへ取り込まれる給気SA1との間で全熱交換を行う一般排気用全熱交換部11と、一般室R1とは別の臭気発生室R2から臭気排気風路60に取り出された臭気排気EA2と室内Rへ取り込まれる給気SA2との間で全熱交換を行う臭気排気用全熱交換部41と、を備えた換気システム100であって、一般排気用全熱交換部11を通過する給気SA1が通流する第1給気風路20が、当該給気SA1を一般室R1に導入させるものとして設けられており、臭気排気用全熱交換部41を通過する給気SA2が通流する第2給気風路50が、当該給気SA2を第1給気風路20に合流させるものとして設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一般室から取り出された一般排気と室内へ取り込まれる給気との間で全熱交換を行う一般排気用全熱交換部と、
前記一般室とは別の臭気発生室から取り出された臭気排気と室内へ取り込まれる給気との間で全熱交換を行う臭気排気用全熱交換部と、を備えた換気システムであって、
前記一般排気用全熱交換部を通過する給気が通流する第1給気風路が、当該給気を前記一般室に導入させるものとして設けられており、
前記臭気排気用全熱交換部を通過する給気が通流する第2給気風路が、当該給気を前記第1給気風路に合流させるものとして設けられている換気システム。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記第1給気風路において、前記第2給気風路の合流箇所が、当該第1給気風路に給気を通流させるための給気用ファンの上流側に位置する請求項1に記載の換気システム。
【請求項3】
前記第1給気風路において、前記第2給気風路の合流箇所が、前記一般排気用全熱交換部の下流側に位置する請求項1又は2に記載の換気システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般室から取り出された一般排気と室内へ取り込まれる給気との間で全熱交換を行う一般排気用全熱交換部と、前記一般室とは別の臭気発生室から取り出された臭気排気と室内へ取り込まれる給気との間で全熱交換を行う臭気排気用全熱交換部と、を備えた換気システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
オフィスビルなどの施設では、テナント専有部などの一般室とは別にトイレなどのように臭気が発生する臭気発生室が設けられている。このような施設では、一般的に、臭気発生室の臭気が排気風路を通じて一般室に流入することを防止するために、臭気発生室から取り出された臭気排気と、一般室から取り出された一般排気とは、夫々独立した別の排気風路を通じて外部(屋外)へ排出される。そして、このような施設に設けられた換気システムとして、一般排気のみならず臭気排気からも熱を回収して、空調熱源負荷の更なる軽減を図るために、一般室から取り出された一般排気と外部から取り込まれた給気との間で全熱交換を行う一般排気用全熱交換部と、一般室とは別の臭気発生室から取り出された臭気排気と外部から取り込まれた給気との間で全熱交換を行う臭気排気用全熱交換部とを、各別に備えたものが知られている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
更に、特許文献1記載の換気システムは、一般排気用全熱交換部(熱交換素子6)を通過する給気(外気)が通流する給気風路(吸入ダクト9,給気ダクト10)が、当該給気を一般室(クリーン室1)に導入させる一般室用の給気風路として設けられており、臭気排気用全熱交換部(熱交換素子31)を通過する給気(外気)が通流する給気風路(吸入ダクト34、給気ダクト35)が、当該給気を臭気発生室(2)に導入させる臭気発生室用の給気風路として設けられている。即ち、この特許文献1記載の換気システムでは、一般室に対する給排気が一般排気用全熱交換部を通じて行われており、その一般室に対する給排気とは独立して、臭気発生室に対する給排気が臭気排気用全熱交換部を通じて行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-065938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1記載の換気システムでは、臭気発生室から一般室への臭気の流出を防ぐために、一般室への給気風量を一般室からの排気風量よりも多くした上で臭気発生室への給気風量を臭気発生室からの排気風量よりも少なくして、臭気発生室を一般室よりも陰圧に保つ必要がある。すると、臭気発生室に対する給排気が行われる臭気排気用全熱交換部では、給気風量が排気風量を下回ることから、給気との間の全熱交換により排気から回収できる熱が少なくなり、空調エネルギーの削減効果を十分に発揮できないという問題がある。
【0006】
また、このような問題を解決するために、臭気排気用全熱交換部を通過した給気を臭気発生室ではなく一般室に導入させるようにして、当該臭気排気用全熱交換部における給気風量を臭気排気から十分な熱を回収できる風量に増加させることが考えられる。しかしながら、臭気排気用全熱交換部では、給気と臭気排気との間で全熱交換が行われるので、臭気排気に含まれる臭気の一部が給気に流入する可能性がある。すると、臭気を含む給気がそのままの状態で一般室に導入されることになるので、一般室の快適性が阻害されるという問題がある。
【0007】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、一般室から取り出された一般排気と室内へ取り込まれる給気との間で全熱交換を行う一般排気用全熱交換部と、前記一般室とは別の臭気発生室から取り出された臭気排気と室内へ取り込まれる給気との間で全熱交換を行う臭気排気用全熱交換部と、を備えた換気システムにおいて、一般室の快適性を保ちながら一般排気及び臭気排気から十分な熱を回収して空調エネルギーの削減を実現する技術を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1特徴構成は、一般室から取り出された一般排気と室内へ取り込まれる給気との間で全熱交換を行う一般排気用全熱交換部と、
前記一般室とは別の臭気発生室から取り出された臭気排気と室内へ取り込まれる給気との間で全熱交換を行う臭気排気用全熱交換部と、を備えた換気システムであって、
前記一般排気用全熱交換部を通過する給気が通流する第1給気風路が、当該給気を前記一般室に導入させるものとして設けられており、
前記臭気排気用全熱交換部を通過する給気が通流する第2給気風路が、当該給気を前記第1給気風路に合流させるものとして設けられている点にある。
【0009】
本構成によれば、第1給気風路を通流して一般排気用全熱交換部を通過した後に一般室に導入される給気に対して、第2給気風路を通流して臭気排気用全熱交換部を通過した後の給気が合流される。よって、臭気排気用全熱交換部において臭気排気に含まれる臭気の一部が給気に流入した場合であっても、その臭気を含む給気が、第2給気風路から第1給気風路に合流されて一般排気用全熱交換部を通過した給気により拡散され希釈された上で、第1給気風路から一般室に導入されることになるので、臭気を含む給気の導入による一般室の快適性の悪化を抑制することができる。
更に、臭気排気用全熱交換部を通過した後の給気は臭気発生室ではなく一般室に導入されることになり、臭気発生室に対しては排気のみが行われることになる。よって、臭気排気用全熱交換部における給気風量を臭気排気から十分な熱を回収できる風量に増加させて、臭気発生室を一般室よりも陰圧に保ち、臭気発生室から一般室への臭気の流出を防ぐことができる。
【0010】
従って、本発明により、一般室から取り出された一般排気と室内へ取り込まれる給気との間で全熱交換を行う一般排気用全熱交換部と、前記一般室とは別の臭気発生室から取り出された臭気排気と室内へ取り込まれる給気との間で全熱交換を行う臭気排気用全熱交換部と、を備えた換気システムにおいて、一般室の快適性を保ちながら一般排気及び臭気排気から十分な熱を回収して空調エネルギーの削減を実現できる。
(【0011】以降は省略されています)
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