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公開番号
2025094519
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210112
出願日
2023-12-13
発明の名称
外気供給システム
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
個人
主分類
F24F
7/08 20060101AFI20250618BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】構成の複雑化及びコストアップを抑制しながら、外気供給量を給気ファンの能力以上に増大させる。
【解決手段】外気導入部3と室内2とを連通する給気路4と、外気導入部3に導入される外気Aを給気路4を通して室内に供給する給気ファン5と、室内2と屋外6とを連通する排気路7と、室内空気Bを排気路7を通して屋外6に排気する排気ファン8と、排気ファン8の作動により、外気導入部3に導入される外気Aを排気路7に供給して排気路7を通して室内2に供給する排気ファン利用外気供給部31とが備えられ、制御部9が実行可能な制御モードとして、給気ファン5及び排気ファン8を作動させて、給気路4にて外気Aを室内2に供給する第1外気供給モードと、給気ファン5、排気ファン8及び排気ファン利用外気供給部31を作動させて、給気路4及び排気路7にて外気Aを室内2に供給する第2外気供給モードとが備えられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外気導入部と室内とを連通する給気路と、
前記外気導入部に導入される外気を前記給気路を通して室内に供給する給気ファンと、
室内と屋外とを連通する排気路と、
室内空気を前記排気路を通して屋外に排気する排気ファンと、
前記排気ファンの作動により、前記外気導入部に導入される外気を前記排気路に供給して前記排気路を通して室内に供給する排気ファン利用外気供給部と、
前記給気ファン、前記排気ファン、及び、前記排気ファン利用外気供給部の作動状態を制御する制御部とが備えられ、
前記制御部が実行可能な制御モードとして、
前記給気ファン及び前記排気ファンを作動させて、前記給気路にて外気を室内に供給する第1外気供給モードと、
前記給気ファン、前記排気ファン及び前記排気ファン利用外気供給部を作動させて、前記給気路及び前記排気路にて外気を室内に供給する第2外気供給モードとが備えられている外気供給システム。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記給気ファン及び前記排気ファンが収容され、前記外気導入部に導入される外気の供給を受けるケーシングが備えられ、
前記排気ファン利用外気供給部には、前記ケーシング内に収容されて、前記給気路から分岐して前記排気路に接続された第1分岐路が備えられている請求項1に記載の外気供給システム。
【請求項3】
前記給気ファン及び前記排気ファンが収容され、前記外気導入部から導入される外気の供給を受けるケーシングが備えられ、
前記排気ファン利用外気供給部には、前記ケーシングの外部に配設されて、前記外気導入部から分岐して前記排気路に接続された第2分岐路が備えられている請求項1に記載の外気供給システム。
【請求項4】
外気冷房条件が満たされた状態において外気温度が設定温度以下の場合に、前記制御部が前記第1外気供給モードを実行し、
外気冷房条件が満たされた状態において外気温度が設定温度よりも高い場合に、前記制御部が前記第2外気供給モードを実行する請求項1~3の何れか1項に記載の外気供給システム。
【請求項5】
室内圧力が設定圧力以上となる場合に、室内空気を屋外に排気する屋外排気部が備えられている請求項1~3の何れか1項に記載の外気供給システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内に外気を供給する外気供給システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
この外気供給システムでは、外気導入部と室内とを連通する給気路と、外気導入部から導入される外気を給気路を通して室内に供給する給気ファンと、室内と屋外とを連通する排気路と、室内空気を排気路を通して屋外に排気する排気ファンとが備えられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の外気供給システムでは、排気路を通流する室内空気と給気路を通流する外気とを熱交換する熱交換部が備えられ、熱交換しながら同時に給排気を行う形態で室内の換気を行っている。
【0004】
春や秋等の中間期には、例えば、外気の方が室内空気の温度よりも低くなると、外気を熱交換することなくそのまま室内に供給しても、室内の冷房を行うことができる。そこで、特許文献1に記載の外気供給システムでは、熱交換しながら同時に給排気を行う形態で室内の換気を行うだけでなく、外気を熱交換することなくそのまま室内に供給して、室内の冷房を行う外気冷房モードを実行可能としている。
【0005】
特許文献1に記載の外気供給システムでは、外気冷房モードを実行するために、排気路に熱交換部をバイパスするバイパス路が備えられており、外気冷房モードでは、外気を給気路を通して室内に供給しながら、室内空気をバイパス路に通流させて熱交換部を迂回する形態で屋外に排気している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11-230600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の外気供給システムでは、外気を室内に供給する外気供給量が給気ファンによって決定されるので、給気ファンの能力以上の外気供給量を室内に供給することができない。そのために、例えば、多数の人が存在する等により換気量を増大させたい場合や、外気冷房における外気供給量を増大させたい場合に、その要望に応えることができなくなる。外気冷房を行う場合には、外気冷房で処理しきれない冷房負荷が残存すると、他の空調装置等でその冷房負荷を賄う必要が生じることになる。よって、外気冷房を行う場合には、外気供給量を増大させたいという要望が顕著なものとなっている。
【0008】
ちなみに、給気ファンや給気路とは別に、外気を室内に供給するための外気供給構成を追加することで、換気や外気冷房を行う際の外気供給量を増大させることが可能となる。しかしながら、この場合には、外気供給構成を別途備えなければならず、構成の複雑化及びコストアップを招くことになる。
【0009】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、構成の複雑化及びコストアップを抑制しながら、外気供給量を給気ファンの能力以上に増大させることができる外気供給システムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1特徴構成は、外気導入部と室内とを連通する給気路と、
前記外気導入部に導入される外気を前記給気路を通して室内に供給する給気ファンと、
室内と屋外とを連通する排気路と、
室内空気を前記排気路を通して屋外に排気する排気ファンと、
前記排気ファンの作動により、前記外気導入部に導入される外気を前記排気路に供給して前記排気路を通して室内に供給する排気ファン利用外気供給部と、
前記給気ファン、前記排気ファン、及び、前記排気ファン利用外気供給部の作動状態を制御する制御部とが備えられ、
前記制御部が実行可能な制御モードとして、
前記給気ファン及び前記排気ファンを作動させて、前記給気路にて外気を室内に供給する第1外気供給モードと、
前記給気ファン、前記排気ファン及び前記排気ファン利用外気供給部を作動させて、前記給気路及び前記排気路にて外気を室内に供給する第2外気供給モードとが備えられている点にある。
(【0011】以降は省略されています)
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