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公開番号
2025106859
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024000436
出願日
2024-01-05
発明の名称
監視システム、及び監視プログラム
出願人
株式会社竹中工務店
,
国立大学法人岩手大学
,
学校法人国際医療福祉大学
代理人
個人
主分類
G08B
25/00 20060101AFI20250710BHJP(信号)
要約
【課題】設置コストを低減することが可能となる、監視システム、及び監視プログラムを提供すること。
【解決手段】監視システム1は、監視環境内にいる監視対象を監視するためのシステムであって、少なくとも1つ以上のマーカーが取り付けられた監視対象を撮像した撮像画像を示す撮像画像情報を取得する取得部22aと、取得部22aによって取得された撮像画像情報の撮像画像における少なくとも1つ以上のマーカーの位置に基づいて、監視対象の状態を特定する状態特定部22bと、状態特定部22bによって特定された監視対象の状態を示す状態情報を提供する提供部22cと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
監視環境内にいる監視対象を監視するための監視システムであって、
少なくとも1つ以上のマーカーが取り付けられた前記監視対象を撮像した撮像画像を示す撮像画像情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記撮像画像情報の前記撮像画像における前記少なくとも1つ以上のマーカーの位置に基づいて、前記監視対象の状態を特定する状態特定手段と、
前記状態特定手段によって特定された前記監視対象の状態を示す状態情報を提供する提供手段と、
を備える監視システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記状態特定手段は、
前記取得手段によって取得された前記撮像画像の領域のうち、前記少なくとも1つ以上のマーカーが位置する領域を特定し、
前記特定した領域に基づいて、前記監視対象の状態を特定する、
請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記撮像画像は、一対のマーカーが取り付けられた前記監視対象を撮像した画像であり、
前記状態特定手段は、
前記取得手段によって取得された前記撮像画像における前記一対のマーカー間の距離を算出し、
前記算出した距離に基づいて、前記監視対象の状態を特定する、
請求項1に記載の監視システム。
【請求項4】
前記状態特定手段は、
前記算出した距離の長さと、当該距離における第1方向の成分の長さと、当該距離における前記第1方向に直交する第2方向の成分の長さとに基づいて、前記監視対象の状態を特定する、
請求項3に記載の監視システム。
【請求項5】
前記監視対象は、患者又は/及び要介護者を含み、
前記少なくとも1つ以上のマーカーは、前記監視対象の両肩に取り付けた一対のマーカーを含む、
請求項1から4のいずれか一項に記載の監視システム。
【請求項6】
前記状態特定手段によって特定された前記監視対象の状態に基づいて、前記監視対象の状態に関する異常が生じる可能性の度合いを示す異常度を特定する異常度特定手段を備え、
前記提供手段は、前記異常度特定手段によって特定された前記異常度を示す異常度情報を、前記状態情報と共に提供する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の監視システム。
【請求項7】
時系列が異なる複数の前記状態情報に基づいて、前記監視対象の状態の傾向を特定する傾向特定手段を備え、
前記提供手段は、前記傾向特定手段によって特定された前記監視対象の状態の傾向を示す傾向情報を提供する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の監視システム。
【請求項8】
監視環境内にいる監視対象を監視するための監視システムに実行させるための監視プログラムであって、
コンピュータを、
少なくとも1つ以上のマーカーが取り付けられた前記監視対象を撮像した撮像画像を示す撮像画像情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記撮像画像情報の前記撮像画像における前記少なくとも1つ以上のマーカーの位置に基づいて、前記監視対象の状態を特定する状態特定手段と、
前記状態特定手段によって特定された前記監視対象の状態を示す状態情報を提供する提供手段と、
として機能させるための監視プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、監視システム、及び監視プログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、要介護者の状態を特定するためのシステムの一つとして、寝具に配置されたエラストマー製のセンサにて検知された要介護者の体圧分布に基づいて、要介護者の状態(姿勢)を判別するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-245059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記従来のシステムにおいては、上述したように、要介護者の状態を特定する際にエラストマー製のセンサが用いられるものの、当該センサが比較的高額であるので、監視される要介護者の多数存在する場合には、システムの設置コストが過大になるおそれがあった。よって、システムの設置コストを抑制する観点からは、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、設置コストを低減することが可能となる、監視システム、及び監視プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の監視システムは、監視環境内にいる監視対象を監視するための監視システムであって、少なくとも1つ以上のマーカーが取り付けられた前記監視対象を撮像した撮像画像を示す撮像画像情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記撮像画像情報の前記撮像画像における前記少なくとも1つ以上のマーカーの位置に基づいて、前記監視対象の状態を特定する状態特定手段と、前記状態特定手段によって特定された前記監視対象の状態を示す状態情報を提供する提供手段と、を備える。
【0007】
請求項2に記載の監視システムは、請求項1に記載の監視システムにおいて、前記状態特定手段は、前記取得手段によって取得された前記撮像画像の領域のうち、前記少なくとも1つ以上のマーカーが位置する領域を特定し、前記特定した領域に基づいて、前記監視対象の状態を特定する。
【0008】
請求項3に記載の監視システムは、請求項1に記載の監視システムにおいて、前記撮像画像は、一対のマーカーが取り付けられた前記監視対象を撮像した画像であり、前記状態特定手段は、前記取得手段によって取得された前記撮像画像における前記一対のマーカー間の距離を算出し、前記算出した距離に基づいて、前記監視対象の状態を特定する。
【0009】
請求項4に記載の監視システムは、請求項3に記載の監視システムにおいて、前記状態特定手段は、前記算出した距離の長さと、当該距離における第1方向の成分の長さと、当該距離における前記第1方向に直交する第2方向の成分の長さとに基づいて、前記監視対象の状態を特定する。
【0010】
請求項5に記載の監視システムは、請求項1から4のいずれか一項に記載の監視システムにおいて、前記監視対象は、患者又は/及び要介護者を含み、前記少なくとも1つ以上のマーカーは、前記監視対象の両肩に取り付けた一対のマーカーを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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