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公開番号
2025172628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-26
出願番号
2024078242
出願日
2024-05-13
発明の名称
水素供給システム
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F17C
11/00 20060101AFI20251118BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】高圧水素インフラから供給される高圧水素が停止した場合、低圧水素タンクの大型化を抑制した上で、水素消費設備を稼働させることができる水素を低圧水素タンクから供給することである。
【解決手段】水素供給システムは、高圧水素インフラから水素消費設備へ供給するための主流路が形成された主流管と、高圧水素インフラから前記水素消費設備へ水素が供給される通常供給モードが停止して臨時供給モードへ移行した場合に、水素消費設備へ低圧水素を供給する低圧水素タンクと、水素吸蔵合金を加熱する加熱部材を制御し、加熱部材に水素吸蔵合金を加熱させ、水素吸蔵合金から低圧水素を低圧水素タンクへ補給させる制御部と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
高圧水素インフラからの高圧水素が減圧されて水素消費設備へ供給するための主流路が形成された主流管と、
一端が前記主流管の途中部分に連結された供給管の他端に連結され、前記高圧水素インフラから前記水素消費設備へ水素が供給される通常供給モードが停止して臨時供給モードへ移行した場合に、前記供給管に形成された供給流路を通して前記水素消費設備へ低圧水素を供給する低圧水素タンクと、
一端が前記低圧水素タンクに連結された補給管の他端に連結され、加熱されると前記補給管に形成された補給流路を通して前記低圧水素タンクへ低圧水素を補給する水素吸蔵合金と、
前記通常供給モードから前記臨時供給モードへ移行した場合に、前記水素吸蔵合金を加熱する加熱部材を制御し、前記加熱部材に前記水素吸蔵合金を加熱させ、前記水素吸蔵合金から低圧水素を前記低圧水素タンクへ補給させる制御部と、
を備える水素供給システム。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記臨時供給モードに移行した後に、前記高圧水素インフラから前記通常供給モードに復帰する場合に、前記制御部は、前記低圧水素タンクの水素の量が予め決められた以上となるように前記加熱部材によって前記水素吸蔵合金を加熱させて前記低圧水素タンクへ水素を補給させる、
請求項1に記載の水素供給システム。
【請求項3】
前記主流路において前記供給流路が連結される前記途中部分に対して上流側には、逆止弁が設けられ、
前記供給流路において前記途中部分に対して上流側には、他の逆止弁が設けられている、
請求項1又は2に記載の水素供給システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、水素供給システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の水素充填方法では、水素貯蔵源と低圧水素タンクとの間に水素吸蔵合金を収容した熱交換器を設け、水素貯蔵源に貯蔵されている水素を熱交換器を介して低圧水素タンクに充填する水素充填方法であって、水素吸蔵合金から水素を放出させ、放出された水素を低圧水素タンクへ導入する工程と、水素貯蔵源に貯蔵されている水素を、水素吸蔵合金から水素が放出された際の吸熱反応により冷却された水素吸蔵合金により冷却しながら、低圧水素タンクへ充填する工程とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-303625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高圧水素インフラから高圧水素の供給が停止した場合、低圧水素タンクに貯留される水素だけで水素消費設備に水素を臨時に供給しようとすると低圧水素タンクを大型化しなければならない。
【0005】
一方、高圧水素インフラから高圧水素の供給が停止した場合、水素吸蔵合金に吸蔵される水素を水素消費設備に臨時に供給しようとすると、水素吸蔵合金を加温する必要があり、適時に水素を水素消費設備に供給することができない。
【0006】
本開示の課題は、高圧水素インフラから供給される高圧水素が停止した場合に、低圧水素タンクの大型化を抑制した上で、水素消費設備を稼働させることができる水素を低圧水素タンクから供給することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様に係る水素供給システムは、高圧水素インフラからの高圧水素が減圧されて水素消費設備へ供給するための主流路が形成された主流管と、一端が前記主流管の途中部分に連結された供給管の他端に連結され、前記高圧水素インフラから前記水素消費設備へ水素が供給される通常供給モードが停止して臨時供給モードへ移行した場合に、前記供給管に形成された供給流路を通して前記水素消費設備へ低圧水素を供給する低圧水素タンクと、一端が前記低圧水素タンクに連結された補給管の他端に連結され、加熱されると前記補給管に形成された補給流路を通して前記低圧水素タンクへ低圧水素を補給する水素吸蔵合金と、前記通常供給モードから前記臨時供給モードへ移行した場合に、前記水素吸蔵合金を加熱する加熱部材を制御し、前記加熱部材に前記水素吸蔵合金を加熱させ、前記水素吸蔵合金から低圧水素を前記低圧水素タンクへ補給させる制御部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
上記態様に係る構成によれば、通常供給モードから臨時供給モードへ移行した場合に、制御部が、水素吸蔵合金を加熱する加熱部材を制御し、水素吸蔵合金から低圧水素を低圧水素タンクへ補給させる。これにより、高圧水素インフラから供給される高圧水素が停止した場合に、低圧水素タンクの大型化を抑制した上で、水素消費設備を稼働させることができる水素を低圧水素タンクから供給することができる。
【0009】
第2態様に係る水素供給システムは、第1態様に係る水素供給システムにおいて、前記臨時供給モードに移行した後に、前記高圧水素インフラから前記通常供給モードに復帰する場合に、前記制御部は、前記低圧水素タンクの水素の量が予め決められた以上となるように前記加熱部材によって前記水素吸蔵合金を加熱させて前記低圧水素タンクへ水素を補給させることを特徴とする。
【0010】
上記態様に係る構成によれば、通常供給モードに復帰する場合に、制御部が、低圧水素タンクの水素の量が予め決められた以上となるように加熱部によって水素吸蔵合金を加熱させ、水素吸蔵合金から低圧水素タンクに低圧水素を補給させる。これにより、次に、高圧水素インフラからの高圧水素の供給が停止した場合であっても、継続して低圧水素タンクからの低圧水素の供給が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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