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公開番号
2025121707
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024017345
出願日
2024-02-07
発明の名称
ガス利用装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
F17C
13/04 20060101AFI20250813BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】本明細書は、ガスタンクのガスがガス利用デバイスに供給されるガス利用装置に関し、ガスタンクのバルブを開けたときにガス利用デバイスのバルブに加わる衝撃圧を抑える。
【解決手段】本明細書が開示するガス利用装置は、第1バルブを有しているガスタンクと、第2バルブを有しているガス利用デバイスと、第1バルブと第2バルブを接続するガス管と、ガス管に設けられている第3バルブと、コントローラを備える。コントローラは、第2バルブを閉じた状態で第1バルブの開閉と第3バルブの開閉を交互に実行する。この処理により、第2バルブと第3バルブの間のガス管の内圧が徐々に上昇する。コントローラは、第2バルブと第3バルブの間のガス管の内圧が所定の閾値圧に達したら、第1バルブと第2バルブと第3バルブを開く。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1バルブを有しているガスタンクと、
第2バルブを有しているガス利用デバイスと、
前記第1バルブと前記第2バルブを接続するガス管と、
前記ガス管に設けられている第3バルブと、
前記第2バルブを閉じた状態で前記第1バルブの開閉と前記第3バルブの開閉を交互に実行し、前記第2バルブと前記第3バルブの間の前記ガス管の内圧が所定の閾値圧に達したら前記第1バルブと前記第2バルブと前記第3バルブを開くコントローラと、
を備えている、ガス利用装置。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記第3バルブの耐衝撃圧が、前記第2バルブの耐衝撃圧よりも高い、請求項1に記載のガス利用装置。
【請求項3】
前記第1バルブと前記第3バルブは開と閉を切り替える開閉バルブであり、前記第2バルブは、出口側の圧力が入口側の圧力よりも低い減圧バルブである、請求項1または2に記載のガス利用装置。
【請求項4】
前記ガス管は、前記第1バルブと前記第3バルブを接続する第1サブ管と、前記第3バルブと前記第2バルブを接続する第2サブ管と、を含んでおり、前記第1サブ管は前記第2サブ管よりも長い、請求項1に記載のガス利用装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、ガスタンクとガス利用デバイスを備えるガス利用装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ガスタンクはガス出口にバルブを備える。ガス利用デバイスは、ガス入口にバルブを備える。説明の便宜上、ガスタンクのバルブを第1バルブと称し、ガス利用デバイスのガス入口のバルブを第2バルブと称する。第1バルブと第2バルブがガス管で接続され、両方のバルブを開くとガスタンクのガスがガス利用デバイスに供給される。ガス利用デバイスの適正ガス圧の範囲がガスタンクの内圧よりも低い場合、第2バルブには減圧バルブまたは調圧バルブが用いられる(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/019936号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガスタンクを様々なガス利用デバイスに用いる場合、ガス利用デバイスのなかには第2バルブの耐衝撃圧が低いタイプもあり得る。ガスタンクをガス利用デバイスに接続し、第1バルブを開く。ガスタンクからガスが一気に第2バルブに達する。第2バルブには、圧力の急変に伴って、瞬間的にガスタンクの内圧よりも高い圧力が加わる。このときの圧力は衝撃圧あるいは突圧と呼ばれる。第2バルブの耐衝撃圧が十分でないと、第2バルブがダメージを受けるおそれがある。本明細書は、ガス利用デバイスのバルブに加わる衝撃圧を抑える技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示するガス利用装置は、第1バルブを有しているガスタンクと、第2バルブを有しているガス利用デバイスと、第1バルブと第2バルブを接続するガス管と、ガス管に設けられている第3バルブと、コントローラを備える。コントローラは、第2バルブを閉じた状態で第1バルブの開閉と第3バルブの開閉を交互に実行する。この処理により、第2バルブと第3バルブの間のガス管の内圧が徐々に上昇する。コントローラは、第2バルブと第3バルブの間のガス管の内圧が所定の閾値圧に達したら、第1バルブと第2バルブと第3バルブを開く。本明細書が開示するガス利用装置では、第2バルブに加わる圧力が徐々に上昇する。ガス利用デバイスのバルブ(第2バルブ)に加わる衝撃圧が抑えられる。
【0006】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例のガス利用装置(FC発電装置)の構造を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して実施例のガス利用装置を説明する。実施例のガス利用装置は、FC発電装置2である。ここで「FC」は「Fuel Cell」の略である。FC発電装置2は、一般的には燃料電池とも呼ばれる。図1に、FC発電装置2のブロック図を示す。
【0009】
FC発電装置2は、水素貯蔵モジュール10と、FCユニット20と、コントローラ30を備える。なお、コントローラ30は、水素貯蔵モジュール10とFCユニット20のいずれかに含まれていてもよい。FC発電装置2は、水素貯蔵モジュール10の水素タンク11a、11bの水素ガスをFCユニット20のFC本体21に供給し、発電する装置である。
【0010】
水素貯蔵モジュール10は、水素ガスを蓄える2個の水素タンク11a、11bを備える。水素タンク11aはタンクバルブ14aを備えており、水素タンク11bは、タンクバルブ14bを備える。タンクバルブ14a(14b)は、水素タンク11a(11b)のガス出口に備えられている。タンクバルブ14a(14b)を開くと水素ガスが水素タンク11a(11b)から吐出する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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