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公開番号2025170635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024075388
出願日2024-05-07
発明の名称ラチス構造材の補強構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04G 23/02 20060101AFI20251112BHJP(建築物)
要約【課題】施工性を向上しつつ、ラチス構造材の軸耐力を高めることを目的とする。
【解決手段】ラチス構造材の補強構造は、互いに対向する一対の上弦材40及び下弦材50と、一対の上弦材40及び下弦材50に斜めに架設される複数のラチス材60と、一対の上弦材40及び下弦材50の長手方向の両端部にそれぞれ設けられる一対のガセットプレート26A,26Bと、複数のラチス材60の両側に上弦材40及び下弦材50の長手方向に沿って配置されるとともに、長手方向の両端部が一対のガセットプレート26A,26Bをそれぞれ挟み込んだ状態でボルト接合される一対の補強部材70と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
互いに対向する一対の弦材と、
一対の前記弦材に斜めに架設される複数のラチス材と、
一対の前記弦材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられる一対のガセットプレートと、
複数の前記ラチス材の両側に前記弦材の長手方向に沿って配置されるとともに、長手方向の両端部が一対の前記ガセットプレートをそれぞれ挟み込んだ状態でボルト接合される一対の補強部材と、
を備えるラチス構造材の補強構造。
続きを表示（約 190 文字）【請求項２】
一対の前記補強部材は、複数の前記ラチス材と構造的に縁が切られる、
請求項１に記載のラチス構造材の補強構造。
【請求項３】
前記補強部材は、長手方向に分割された複数の分割補強部材を有し、
前記補強部材の長手方向に隣り合う前記分割補強部材は、つづり板を介してボルト接合される、
請求項１又は請求項２に記載のラチス構造材の補強構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ラチス構造材の補強構造に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
左右の柱材と、上下の枠材と、左右の柱材に架設される複数の斜材とを有する耐力フレームにおいて、耐力フレームを両側から挟み込むとともに、上下の枠材の中央部、複数の斜材の中央部に連結される一対の平板状部材が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
また、ラチス柱においては、鉛直方向に並んだ全ての斜材を連結するチャンネルが知られている（例えば、特許文献２参照）。
【０００４】
さらに、既存のラチス柱及びラチス梁を補強する補強構造が知られている（例えば、特許文献３参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００７－１９１８５４号公報
特開２０１７－２２３１０１号公報
特開２０１７－１６６１７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
ところで、ラチス梁やラチス柱等のラチス構造材の軸耐力を高める補強構造としては、例えば、ラチス構造材の両側の側面に鋼板を溶接でそれぞれ接合することが考えられる。
【０００７】
しかしながら、この補強構造では、ラチス構造材の両側の側面に鋼板を全周溶接する必要があるため、鋼板の取り付けに手間がかかる。
【０００８】
本発明は、上記の事実を考慮し、施工性を向上しつつ、ラチス構造材の軸耐力を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
請求項１に記載のラチス構造材の補強構造は、互いに対向する一対の弦材と、一対の前記弦材に斜めに架設される複数のラチス材と、一対の前記弦材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられる一対のガセットプレートと、複数の前記ラチス材の両側に前記弦材の長手方向に沿って配置されるとともに、長手方向の両端部が一対の前記ガセットプレートをそれぞれ挟み込んだ状態でボルト接合される一対の補強部材と、を備える。
【００１０】
請求項１に係るラチス構造材の補強構造によれば、一対の弦材は、互いに対向する。この一対の弦材には、複数のラチス材が斜めに架設される。また、一対の弦材の長手方向の両端部には、一対のガセットプレートが設けられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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