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公開番号2025106857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024000434
出願日2024-01-05
発明の名称監視システム、及び監視プログラム
出願人株式会社竹中工務店,国立大学法人岩手大学,学校法人国際医療福祉大学
代理人個人
主分類G08B 25/04 20060101AFI20250710BHJP(信号)
要約【課題】監視対象が異常状態になることを未然に防止することが可能となる、監視システム、及び監視プログラムを提供すること。
【解決手段】監視システム1は、監視環境内にいる監視対象を監視するためのシステムであって、監視対象状態情報を取得する第1取得部22aと、監視対象特性情報又は/及び監視環境特性情報を取得する第2取得部22bと、第1取得部22aにて取得された監視対象状態情報と、第2取得部22bにて取得された監視対象特性情報又は/及び監視環境特性情報とに基づいて、監視対象が異常状態になる予兆が生じているか否かを判定する判定部22cと、予兆判定情報を報知する報知部22dと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
監視環境内にいる監視対象を監視するための監視システムであって、
前記監視対象の状態を示す監視対象状態情報を取得する第1取得手段と、
前記監視対象の特性を示す監視対象特性情報又は/及び前記監視環境の特性を示す監視環境特性情報を取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段にて取得された前記監視対象状態情報と、前記第2取得手段にて取得された前記監視対象特性情報又は/及び前記監視環境特性情報とに基づいて、前記監視対象が異常状態になる予兆が生じているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果を示す予兆判定情報を報知する報知手段と、
を備える監視システム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記監視対象特性情報は、前記監視対象の属性を示す属性情報、又は/及び前記監視対象の行動特性を示す行動特性情報を含む、
請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記監視環境特性情報は、前記異常状態を検知する検知手段の種類を示す検知手段種類情報、又は/及び前記検知手段の設置位置を示す検知手段位置情報を含む、
請求項1又は2に記載の監視システム。
【請求項4】
前記判定手段は、
前記第1取得手段にて取得された前記監視対象状態情報で示される前記監視対象の状態が前記異常状態になることに寄与する度合いを示す第1寄与値と、前記第2取得手段にて取得された前記監視対象特性情報で示される前記監視対象の特性又は/及び前記監視環境特性情報で示される前記監視環境の特性が前記異常状態になることに寄与する度合いを示す第2寄与値とを特定し、
前記特定した第1寄与値及び前記特定した第2寄与値に基づいて、前記予兆が生じているか否かを判定する、
請求項1又は2に記載の監視システム。
【請求項5】
前記報知手段は、
前記監視対象の状態を示す画像の情報である監視対象画像情報を取得し、
前記取得した監視対象画像情報を含む前記予兆判定情報を報知する、
請求項1又は2に記載の監視システム。
【請求項6】
監視環境内にいる監視対象を監視するための監視システムに実行させるための監視プログラムであって、
コンピュータを、
前記監視対象の状態を示す監視対象状態情報を取得する第1取得手段と、
前記監視対象の特性を示す監視対象特性情報又は/及び前記監視環境の特性を示す監視環境特性情報を取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段にて取得された前記監視対象状態情報と、前記第2取得手段にて取得された前記監視対象特性情報又は/及び前記監視環境特性情報とに基づいて、前記監視対象が異常状態になる予兆が生じているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果を示す予兆判定情報を報知する報知手段と、
として機能させるための監視プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、監視システム、及び監視プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、患者又は要介護者の状態を特定するためのシステムの一つとして、寝具に配置されたエラストマー製のセンサにて検知された要介護者の体圧分布に基づいて、要介護者の状態(姿勢)を事後的に判別するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-245059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年では、要介護者の転倒又は転落を予兆したいというニーズが高まっている。しかしながら、上記従来のシステムにおいては、上述したように、要介護者の体圧分布に基づいて、要介護者の状態を事後的に判別するものに過ぎないことから、要介護者の体圧分布に基づいて、要介護者の転倒又は転落を予兆することが難しくなるという問題があった。よって、要介護者の転倒又は転落の如き監視対象が異常状態になることを未然に防止する観点からは、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、監視対象が異常状態になることを未然に防止することが可能となる、監視システム、及び監視プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の監視システムは、監視環境内にいる監視対象を監視するための監視システムであって、前記監視対象の状態を示す監視対象状態情報を取得する第1取得手段と、前記監視対象の特性を示す監視対象特性情報又は/及び前記監視環境の特性を示す監視環境特性情報を取得する第2取得手段と、前記第1取得手段にて取得された前記監視対象状態情報と、前記第2取得手段にて取得された前記監視対象特性情報又は/及び前記監視環境特性情報とに基づいて、前記監視対象が異常状態になる予兆が生じているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を示す予兆判定情報を報知する報知手段と、を備える。
【0007】
請求項2に記載の監視システムは、請求項1に記載の監視システムにおいて、前記監視対象特性情報は、前記監視対象の属性を示す属性情報、又は/及び前記監視対象の行動特性を示す行動特性情報を含む。
【0008】
請求項3に記載の監視システムは、請求項1又は2に記載の監視システムにおいて、前記監視環境特性情報は、前記異常状態を検知する検知手段の種類を示す検知手段種類情報、又は/及び前記検知手段の設置位置を示す検知手段位置情報を含む。
【0009】
請求項4に記載の監視システムは、請求項1又は2に記載の監視システムにおいて、前記判定手段は、前記第1取得手段にて取得された前記監視対象状態情報で示される前記監視対象の状態が前記異常状態になることに寄与する度合いを示す第1寄与値と、前記第2取得手段にて取得された前記監視対象特性情報で示される前記監視対象の特性又は/及び前記監視環境特性情報で示される前記監視環境の特性が前記異常状態になることに寄与する度合いを示す第2寄与値とを特定し、前記特定した第1寄与値及び前記特定した第2寄与値に基づいて、前記予兆が生じているか否かを判定する。
【0010】
請求項5に記載の監視システムは、請求項1又は2に記載の監視システムにおいて、前記報知手段は、前記監視対象の状態を示す画像の情報である監視対象画像情報を取得し、前記取得した監視対象画像情報を含む前記予兆判定情報を報知する。
(【0011】以降は省略されています)

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