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公開番号2025105117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223431
出願日2023-12-28
発明の名称換気システム
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F24F 7/007 20060101AFI20250703BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】建物内の各室の状況に応じて、省エネルギーで建物内を換気する。
【解決手段】換気システム10は、フィールドR1と、フィールドR1よりも小さい空間である室R2-1,R2-2,R2-3とを備える建物の換気を制御する。換気システム10は、フィールドR1へ空気を供給した後の還り空気を室R2-1,R2-2,R2-3へカスケード換気する。また、換気システム10は、室R2-1,R2-2,R2-3内の空気を個別に換気する。換気システム10の換気制御装置14は、フィールドR1の利用状況に関する情報に応じて、カスケード換気と個別換気とを切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1室と、前記第1室よりも小さい空間である第2室とを備える建物の換気を制御する換気システムであって、
前記第1室へ空気を供給した後の還り空気を前記第2室へカスケード換気する第1換気手段と、
前記第2室内の空気を個別に換気する第2換気手段と、
換気を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記第1室の利用状況に関する情報に応じて、前記第1換気手段によるカスケード換気と前記第2換気手段による個別換気とを切り替える、
換気システム。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記第1室の利用状況に関する情報は、前記第1室において開催されるイベントに関する情報であり、
前記制御手段は、
前記第1室においてイベントが開催されている最中であって、かつ前記イベントが予め設定された種類のイベントである場合には、前記第2換気手段による個別換気を実行するように制御し、
前記第1室においてイベントが開催されている最中であって、かつ前記イベントが予め設定された種類のイベントとは異なる場合には、前記第1換気手段によるカスケード換気を実行するように制御し、
前記第1室においてイベントが開催される前後の時間帯である場合には、前記第1換気手段によるカスケード換気を実行するように制御する、
請求項1に記載の換気システム。
【請求項3】
前記第1室の利用状況に関する情報は、前記第1室から排出される空気内の二酸化炭素濃度に関する情報であり、
前記制御手段は、前記第1室から排出される空気内の二酸化炭素濃度が閾値以上である場合に、前記第2換気手段による個別換気を実行するように制御する、
請求項1又は請求項2に記載の換気システム。
【請求項4】
前記制御手段は、前記第2室内の二酸化炭素濃度が閾値以上である場合には、前記第2換気手段による個別換気を実行するように制御する、
請求項1又は請求項2に記載の換気システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、換気システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、カスケード換気に関する構成が開示されている。具体的には、特許文献1には、一次エリアA1の居室1に、全熱交換器6を介して外気導入し、当該居室から全熱交換器を介して屋外へ排気する点が開示されている。そして、特許文献1では、二次エリアA2に排気ファンEF2を備え、二次エリアの空気を屋外に排気し、それに伴って一次エリアの空気の一部が、二次エリアに吸引される点が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-011978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、アリーナ又は多目的屋内競技場等の大空間内においてイベントが開催される際には、その建物内を換気する必要があり、その換気には大きなエネルギーが消費される。
【0005】
アリーナ又は多目的屋内競技場等の大空間を少人数で使用する場合には、導入される外気量(換気量)は人数に見合った少量でよいことが多い。しかし、空調設備及び換気設備の仕様及び装置容量等から、ファンによる導入外気量(換気量)は絞り切れず過大なものになっている。そのため無駄なエネルギー消費が生じている。
【0006】
このため、アリーナ又は多目的屋内競技場等の建物内においては、上記特許文献1に開示されているようなカスケード換気が採用され得る。特許文献1においては、上述したように、二次エリアへの給気は、屋外から全熱交換器及び一次エリアを介してなされており、常にカスケード換気することを前提としている。
【0007】
しかし、カスケード換気をすることが適切ではない場合もあり得る。特許文献1に開示されている技術は、常にカスケード換気をすることを前提としているため、カスケード換気をすることが適切ではない場合もカスケード換気をしてしまう、という課題がある。
【0008】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、建物内の室の状況を考慮して、省エネルギーで建物内を換気することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る第1の態様は、第1室と、前記第1室よりも小さい空間である第2室とを備える建物の換気を制御する換気システムであって、前記第1室へ空気を供給した後の還り空気を前記第2室へカスケード換気する第1換気手段と、前記第2室内の空気を個別に換気する第2換気手段と、換気を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1室の利用状況に関する情報に応じて、前記第1換気手段によるカスケード換気と前記第2換気手段による個別換気とを切り替える、換気システムである。これにより、建物内の室の状況を考慮して、省エネルギーで建物内を換気することができる。
【0010】
また、本発明に係る第2の態様の前記第1室の利用状況に関する情報は、前記第1室において開催されるイベントに関する情報であり、前記制御手段は、前記第1室においてイベントが開催されている最中であって、かつ前記イベントが予め設定された種類のイベントである場合には、前記第2換気手段による個別換気を実行するように制御し、前記第1室においてイベントが開催されている最中であって、かつ前記イベントが予め設定された種類のイベントとは異なる場合には、前記第1換気手段によるカスケード換気を実行するように制御し、前記第1室においてイベントが開催される前後の時間帯である場合には、前記第1換気手段によるカスケード換気を実行するように制御する。これにより、第1室においてイベントが開催されている最中であるか否かと、開催されているイベントの種類に応じて省エネルギーで建物内を換気することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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