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公開番号2025102409
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219841
出願日2023-12-26
発明の名称可搬パーテーション
出願人株式会社竹中工務店,アキレス株式会社,朝日機材株式会社,株式会社アクティオ
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 2/74 20060101AFI20250701BHJP(建築物)
要約【課題】運搬し易い可搬パーテーションを提供する。
【解決手段】可搬パーテーション10Aは、内部に空気が充填される可撓性の膜体で形成された2本の柱部材32と、内部が柱部材32の内部と連通された可撓性の膜体で形成されると共に、両端部がそれぞれ柱部材32の上端部と連結された梁部材34と、柱部材32及び梁部材34に着脱可能に接合され、粉塵の飛散を抑制可能なシート20Aと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に空気が充填される可撓性の膜体で形成された2本の柱部材と、
内部が前記柱部材の内部と連通された可撓性の膜体で形成されると共に、両端部がそれぞれ前記柱部材の上端部と連結された梁部材と、
前記柱部材及び梁部材に着脱可能に接合され、粉塵の飛散を抑制可能なシートと、
を備えた可搬パーテーション。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
内部に空気が充填される可撓性の膜体で形成された1本の柱部材と、
内部が前記柱部材の内部と連通された可撓性の膜体で形成されると共に、長手方向の中央部に前記柱部材の上端部が連結された梁部材と、
前記柱部材及び梁部材に着脱可能に接合され、粉塵の飛散を抑制可能なシートと、
を備えた可搬パーテーション。
【請求項3】
前記柱部材には、前記柱部材と前記梁部材とが連通された空間の内部を複数の空間に区画する隔膜が設けられている、請求項1又は2に記載の可搬パーテーション。
【請求項4】
前記柱部材の下端部には、前記柱部材を持ち上げ可能な複数のエアジャッキが上下方向に重ねて装着されている、請求項1又は2に記載の可搬パーテーション。
【請求項5】
前記梁部材の上側面には、前記シートを接合可能な面ファスナーが固定されている、
請求項1又は2に記載の可搬パーテーション。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、可搬パーテーションに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、可撓性シートに可撓性チューブを貼着して形成されたパネルユニットによる防音・防塵構造が示されている。この防音・防塵構造では、縦方向に伸びる3本の柱部と、柱部を支持する3本の横桟部とが設けられている。また、これらの柱部及び横桟部には、空気が吹き込まれて円柱状に形成される。
【0003】
また、下記特許文献2には、内部に空気が充填される可撓性の膜体で形成された2本の柱部材、柱部材の上端部より横方向に突出した梁部材、及び、粉塵の飛散を抑制可能なシートを備えた可搬パーテーションが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-30046号公報
特開2023-66354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の防音・防塵構造では、柱部及び横桟部が、枠状に形成される。このような枠状に配置された柱部及び横桟部が形成されていると、パネルユニットの高さや幅を調整し難い。
【0006】
例えば上記特許文献1には、パネルユニットの高さを短くする場合に、柱部の中間位置を紐で縛ることが記載されている。しかしながら、空気が送られない部分の横桟部や、この横桟部や柱に貼着された可撓性シートがだぶついて、密閉性を確保し難くなる可能性がある。すなわち、密閉性を確保しつつ、高さや幅を調整することが難しい。
【0007】
そこで上記特許文献2では、柱部材と床面等との間でシートを挟むことで密閉性を確保し、柱部材や梁部材を巻上げてパーテーションの高さや幅を調整している。しかしながら、運搬作業の効率を考慮すると、軽量化の観点から改善の余地がある。
【0008】
本発明は、上記事実を考慮して、運搬し易い可搬パーテーションを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の可搬パーテーションは、内部に空気が充填される可撓性の膜体で形成された2本の柱部材と、内部が前記柱部材の内部と連通された可撓性の膜体で形成されると共に、両端部がそれぞれ前記柱部材の上端部と連結された梁部材と、前記柱部材及び梁部材に着脱可能に接合され、粉塵の飛散を抑制可能なシートと、を備える。
【0010】
請求項1の可搬パーテーションは、膜体の柱部材、梁部材及びシートで形成される。柱部材及び梁部材は、内部に空気が充填されて形成される。このため、鋼製の足場などにシートを取付けて形成するパーテーションと比較して軽量であり、持ち運び易い。また、空気の圧力を調整することにより、天井と床との間で突っ張らせて保持できるため、設置が容易である。さらに、空気を抜けば持ち運びやすくできる。
(【0011】以降は省略されています)

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