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公開番号2025094477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210036
出願日2023-12-13
発明の名称飛散防止ネットの設置方法
出願人株式会社竹中工務店,向井建設株式会社
代理人個人
主分類E04G 5/00 20060101AFI20250618BHJP(建築物)
要約【課題】建物の外周柱から建物の横外側に跳ね出す跳ね出し梁にて支持される跳ね出し床を有する建物を施工する場合において、施工層が変わるごとに行われる飛散防止ネット吊り下げ用のブラケットの盛替えに要する手間を軽減できるようにする。
【解決手段】施工中の建物の外側に仮設される外部足場11よりも外側の位置に垂下される飛散防止ネット15を施工層での外周柱2の建て込み直後に設置する飛散防止ネットの設置方法において、外周柱2の上部から建物の横外方向きに跳ね出す跳ね出し梁4が備えられ、外端側にホイスト16が備えられた跳ね出しブラケット14を、跳ね出し梁4から建物1の横外方向きに跳ね出す形態で跳ね出し梁4の外端側に取り付けて、ホイスト16にて飛散防止ネット15を吊り下げる。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
施工中の建物の外側に仮設される外部足場よりも外側の位置に垂下される飛散防止ネットを施工層での外周柱の建て込み直後に設置する飛散防止ネットの設置方法であって、
前記外周柱の上部から前記建物の横外方向きに跳ね出す跳ね出し梁が備えられ、
外端側にホイストが備えられた跳ね出しブラケットを、前記跳ね出し梁から前記建物の横外方向きに跳ね出す形態で前記跳ね出し梁の外端側に取り付けて、前記ホイストにて前記飛散防止ネットを吊り下げる飛散防止ネットの設置方法。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記跳ね出しブラケットには、前記跳ね出し梁から上方に延びる立ち上がり部が備えられている請求項1に記載の飛散防止ネットの設置方法。
【請求項3】
前記立ち上がり部の上端部と前記外周柱の上端部とにわたって前記飛散防止ネットの吊り下げ反力を受ける反力受け部材が架設されている請求項2に記載の飛散防止ネットの設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、施工中の建物の外側に仮設される外部足場よりも外側の位置に垂下される飛散防止ネットを施工層での外周柱の建て込み直後に設置する飛散防止ネットの設置方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
本発明の背景技術としては、例えば、柱部材の躯体への設置前又は設置後に、柱部材の柱頭部に仮設部材を設置し、仮設部材の外側端部に設置したホイストにて養生ネットを引き上げて垂設する養生ネットの取り付け方法がある。この養生ネットの取り付け方法においては、仮設部材が、柱部材の柱頭部から躯体の外側に向けて、外部足場用のスペースの外側まで張り出すことで、養生ネットが、外部足場よりも建物の外側に垂設されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
又、垂直養生ネット取り付け用のブラケットが取り付けられた外周鉄骨柱を、鉄骨建方が完了している外周鉄骨柱上に仮固定した後、ブラケット間に仮設梁を架設し、この仮設梁に垂直養生ネットを取り付ける建物構築方法がある。この建物構築方法においては、垂直養生ネットが仮設足場よりも建物の外側に取り付けられている。又、垂直養生ネット取り付け用のブラケットが、上方に延びる立ち上がり部を有している(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7042649号公報
特許第7129302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1,2に記載の方法では、養生ネット取り付け用の仮設部材又はブラケットが柱部材又は外周鉄骨柱に取り付けられることにより、例えば、建物の外周柱から建物の横外側に跳ね出す跳ね出し梁にて支持される跳ね出し床を有する建物を施工する場合には、その跳ね出し床の跳ね出し長さに応じて、仮設部材又はブラケットにおける建物の横外方側への跳ね出し長さが長くなり、これにより、仮設金物又はブラケットにかかる曲げ応力が大きくなる。そのため、仮設金物又はブラケットとして、跳ね出し長さが長くて断面係数の大きい大型の扱い難いものを使用することになり、これにより、施工層が変わるごとに行われる仮設金物又はブラケットの盛替えに要する手間が大きくなる。
【0006】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、建物の外周柱から建物の横外側に跳ね出す跳ね出し梁にて支持される跳ね出し床を有する建物を施工する場合において、施工層が変わるごとに行われる飛散防止ネット吊り下げ用のブラケットの盛替えに要する手間を軽減できるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1特徴構成は、施工中の建物の外側に仮設される外部足場よりも外側の位置に垂下される飛散防止ネットを施工層での外周柱の建て込み直後に設置する飛散防止ネットの設置方法であって、
前記外周柱の上部から前記建物の横外方向きに跳ね出す跳ね出し梁が備えられ、
外端側にホイストが備えられた跳ね出しブラケットを、前記跳ね出し梁から前記建物の横外方向きに跳ね出す形態で前記跳ね出し梁の外端側に取り付けて、前記ホイストにて前記飛散防止ネットを吊り下げる点にある。
【0008】
本構成によると、建物の外周柱から建物の横外側に跳ね出す跳ね出し梁にて支持される跳ね出し床を有する建物を施工する場合には、跳ね出しブラケットが、外周柱の柱頭部ではなく、跳ね出し床を支持するために外周柱の上部から建物の横外方向きに跳ね出す跳ね出し梁の外端側に、跳ね出し梁から更に建物の横外方向きに跳ね出す形態で取り付けられることにより、跳ね出しブラケットにおける建物の横外方側への跳ね出し長さを短くすることができる。これにより、跳ね出しブラケットにかかる曲げ応力を小さくすることができ、跳ね出しブラケットとして、跳ね出し長さが短くて断面係数の小さい小型の扱い易いものを使用することができる。
その結果、施工層が変わるごとに行われる跳ね出しブラケットの盛替えに要する手間を軽減することができる。
【0009】
又、跳ね出しブラケットとして小型の扱い易いものを使用しながらも、飛散防止ネットを、跳ね出しブラケットのホイストにて、外周柱の上部の跳ね出し梁に取り付けられた跳ね出しブラケットの高さ位置まで引き上げた状態で、跳ね出し床の外側に仮設される外部足場よりも更に外側の位置に吊り下げることができる。
その結果、建物の施工中にボルトやナットなどの資材又は溶接火花などが外部に飛散する不都合の発生を飛散防止ネットにて防止することができる。
【0010】
本発明の第2特徴構成は、前記跳ね出しブラケットには、前記跳ね出し梁から上方に延びる立ち上がり部が備えられている点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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