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公開番号2025092221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207964
出願日2023-12-08
発明の名称水硬性組成物用添加剤
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類C04B 14/10 20060101AFI20250612BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】水硬性組成物におけるポリマーの分散性を向上し、水硬性組成物の流動を抑制し、ノロの発生や形状変化を抑制する水硬性組成物用添加剤を提供する。
【解決手段】(A)粘土鉱物と、(B)アクリル酸系ポリマー及びセルロース系ポリマーから選ばれる1種以上とを含む、水硬性組成物用添加剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)粘土鉱物〔以下、(A)成分という〕と、(B)アクリル酸系ポリマー及びセルロース系ポリマーから選ばれる1種以上〔以下、(B)成分という〕とを含む、水硬性組成物用添加剤。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
(A)成分は、ベントナイトである、請求項1に記載の水硬性組成物用添加剤。
【請求項3】
(B)成分は、粉末状である、請求項1又は2に記載の水硬性組成物用添加剤。
【請求項4】
(B)成分は、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース及びそれらの塩から選ばれる1種以上である、請求項1~3の何れか1項に記載の水硬性組成物用添加剤。
【請求項5】
(A)成分の含有量に対する(B)成分の含有量の質量比(B)/(A)が、0.0001以上5以下である、請求項1~4の何れか1項に記載の水硬性組成物用添加剤。
【請求項6】
(A)粘土鉱物と(B)アクリル酸系ポリマー及びセルロース系ポリマーから選ばれる1種以上とを混合することを行う、水硬性組成物用添加剤の製造方法。
【請求項7】
請求項1~5の何れか1項に記載の水硬性組成物用添加剤と、水硬性粉体と、水とを混合して水硬性組成物を得ることを行う、水硬性組成物の製造方法。
【請求項8】
(A)粘土鉱物と(B)アクリル酸系ポリマー及びセルロース系ポリマーから選ばれる1種以上〔以下、(B)成分という〕とを混合して水硬性組成物用添加剤を得ること、該水硬性組成物用添加剤と水硬性粉体と水とを混合して水硬性組成物を得ることを行う、水硬性組成物の製造方法。
【請求項9】
(B)成分の混合量が、水硬性粉体に対して0.001質量%以上2質量%以下となるように前記水硬性組成物用添加剤と水硬性粉体とを混合する、請求項8に記載の水硬性組成物の製造方法。
【請求項10】
吹付用である、請求項7~9の何れか1項に記載の水硬性組成物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水硬性組成物用添加剤、水硬性組成物用添加剤の製造方法、水硬性組成物の製造方法及び吹付工法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
トンネル掘削等露出した地山の崩落を防止するために、急結剤をコンクリートに配合した急結性コンクリートや急結性モルタルを用いた吹付工法が行われている。この工法は、通常、掘削工事現場に設置した、セメント、骨材及び水の計量混合プラントで吹付コンクリートを調製し、それをアジテータ車で運搬・吹付機に移送する。そして、吹付コンクリートと急結剤を、吹付機のポンプで吹付コンクリートを吐出口まで空気圧送するラインと、その途中に設けた合流管で急結剤を他方から空気圧送するラインとで合流混合し、急結性吹付コンクリートとして地山面に所定の厚みになるまで吹き付ける工法である。
【0003】
特許文献1には、所定の質量平均分子量のアクリル酸及び/又はその塩から形成された構成単位を有する重合体と、所定の質量平均分子量のアクリル酸及び/又はその塩から構成単位を有する重合体と、を含有する水硬性組成物用添加剤が開示されている。
特許文献2には、所定のアルキル変性ビニルアルコール系重合体を含有するセメント用材料が開示されている。
特許文献3には、硫酸アルミニウム、水溶性セルロースエーテル、水を含有し、-10~40℃において、不溶性粒子が液中に分散し、体積割合で液の90%以上が懸濁している液体急結剤が開示されている。
特許文献4には、(A)膨潤度が15mL/2g以上50mL/2g以下の粘土鉱物と、(B)セメント鉱物系急結剤及びアルミニウム系急結剤から選ばれる1種以上の急結剤とを含む、吹付用水硬性組成物用添加剤が開示されている。
特許文献5には、(A)アクリル酸又はその塩、アクリル酸エステル、メタクリル酸又はその塩、メタクリル酸エステル、及びアクリルアミドから選ばれる単量体を含む、重量平均分子量2万以上650万以下である高分子、及び(B)急結剤を含む、吹付用水硬性組成物用配管への付着低減剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/115790号
特開2013-119497号公報
特開2014-152058号公報
特開2021-70611号公報
特開2021-75436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アクリル酸系ポリマーやセルロース系ポリマーなどのポリマーは、水にうまく溶けずに固まり(ダマ)が生じると、水硬性組成物における分散性が低下し、これらポリマーを均一に水硬性組成物に作用させることが困難となるおそれがある。
本発明は、水硬性組成物におけるポリマーの分散性を向上し、水硬性組成物の流動を抑制し、ノロの発生や形状変化を抑制する水硬性組成物用添加剤、水硬性組成物用添加剤の製造方法、水硬性組成物の製造方法及び吹付工法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、(A)粘土鉱物〔以下、(A)成分という〕と、(B)アクリル酸系ポリマー及びセルロース系ポリマーから選ばれる1種以上〔以下、(B)成分という〕とを含む、水硬性組成物用添加剤に関する。
【0007】
また、本発明は、(A)成分と、(B)成分とを混合することを行う、水硬性組成物用添加剤の製造方法に関する。
【0008】
また、本発明は、上記本発明の水硬性組成物用添加剤と水硬性粉体と水とを混合して水硬性組成物を得ることを行う、水硬性組成物の製造方法に関する。
【0009】
また、本発明は、(A)成分と(B)成分とを混合して水硬性組成物用添加剤を得ること、該水硬性組成物用添加剤と水硬性粉体と水とを混合して水硬性組成物を得ることを行う、水硬性組成物の製造方法に関する。
【0010】
また、本発明は、上記本発明の水硬性組成物用添加剤と水硬性粉体と水とを混合して水硬性組成物を得ること、該水硬性組成物を対象表面に吹付けることを行う、吹付工法に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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