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公開番号
2025161626
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2024064976
出願日
2024-04-12
発明の名称
液体含浸シートの包装体
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人田治米国際特許事務所
主分類
B65D
83/08 20060101AFI20251017BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】液体含浸シートの積層体を収容した内袋のリシールラベルを外箱の蓋で開閉する包装体において、袋内のシート枚数が減少してもリシールラベルの密封機能を維持する。
【解決手段】液体含浸シートSの積層体を収容し、液体含浸シートの取出口11が天面に開口したフィルム製の内袋10、内袋10のフィルムと再剥離可能に接着し、シート取出口11を密封するリシールラベル12、内袋10を覆う外箱20を備えた液体含浸シートの包装体1Aである。外箱20が、ミシン目の切離により開閉軸で引き起こし可能となる蓋21を有する。蓋21はリシールラベル12を覆う大きさで、開閉軸が折線により形成され、リシールラベル12と蓋21とが、リシールラベル12と内袋10との接着力よりも強く接着する。また、蓋21の外側で内袋10の天面と外箱20とが接着すると共に(接着部分F2)、内袋10の側面と外箱20とが接着している(接着部分F3)。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
液体含浸シートの積層体を収容し、液体含浸シートの取出口が天面に開口したフィルム製の内袋、
内袋のフィルムと再剥離可能に接着し、シート取出口を密封するリシールラベル、
内袋を覆う外箱、
を備えた液体含浸シートの包装体であって、
外箱は、ミシン目の切離により開閉軸で引き起こし可能となる蓋を有し、
蓋はリシールラベルを覆う大きさであり、開閉軸が折線により形成され、
リシールラベルと蓋とが、リシールラベルと内袋との接着力よりも強く接着し、
蓋の外側で内袋の天面と外箱とが接着すると共に、
内袋の側面と外箱とが接着している包装体。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
リシールラベルと蓋との前記接着よりも接着力の強い強接着部分を、蓋の開封開始端寄りのリシールラベルの縁辺に沿って有する請求項1記載の包装体。
【請求項3】
蓋の開封開始端寄りのリシールラベルの縁辺と前記強接着部分との間に、リシールラベルと内袋とを再剥離可能に接着する接着剤層が設けられていない請求項2記載の包装体。
【請求項4】
内袋の側面と外箱との接着部分における内袋の接着部分が、蓋の開封開始端寄りの内袋の側面に形成されている請求項1~3のいずれかに記載の包装体。
【請求項5】
内袋の側面と外箱との接着部分における外箱の接着部分が、外箱の正面の内側フラップに形成されている請求項4記載の包装体。
【請求項6】
内袋の側面と外箱との接着部分における外箱の接着部分が、外箱の正面の外側面材に形成されている請求項4記載の包装体。
【請求項7】
内袋の側面と外箱との接着部分における内袋の接着部分が、蓋の開封開始端と反対側の内袋の側面に形成されている請求項1~3のいずれかに記載の包装体。
【請求項8】
蓋の外側における内袋の天面と外箱との接着部分の蓋の引き起こし方向の長さが、蓋の引き起こし方向のリシールラベルの長さよりも長い請求項1~3のいずれかに記載の包装体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体含浸シートがフィルム製の内袋に密封され、外箱に覆われている包装体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
メイク落とし、クレンジング及びローション等の液体化粧料、皮膚の清浄又は殺菌用の液剤、並びにトイレ、台所等の清掃用の液剤等を不織布、ティッシュ等に含浸させた液体含浸シートの積層体をピロー袋等のフィルム製の袋に収容し、シート取出口に蓋として再剥離性の封緘フィルム(リシールラベルともいう)を設けた包装体が使用されている。
【0003】
このようなフィルム製の袋による包装体であって、液体含浸シートの積層枚数が数十枚以上のものは、袋内のシートの積層枚数が少なくなると袋の外形が潰れてくるのでシート取出口の周囲の平面性が損なわれ、リシールラベルによる密封性が低下し、シートに含浸していた液体が蒸散してしまうという問題があり、また、包装体の見た目が劣ってくるという問題もある。
【0004】
これに対し、箱の天面への切り込みにより蓋を形成したものを外箱とし、外箱でフィルム製の内袋を覆い、蓋とリシールラベルとを接着すると共に、蓋の周りでも内袋の天面と外箱とを接着し、蓋の開閉によりリシールラベルを開閉させる包装体が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平09-142551号公報
特開2014-76835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1、2に記載されているように、液体含浸シートの積層体を収容するフィルム製の内袋を外箱で覆い、外箱の蓋で内袋のリシールラベルを開閉させる包装体では、内袋内の液体含浸シートの積層枚数が減っても包装体の外観は外箱によって当初のままに維持される。また、外箱でフィルム製の内袋を覆わずに内袋単体で使用する場合に比べると、内袋内のシート枚数の減少に伴うリシールラベルの密封性の低下を抑制することができる。
【0007】
しかしながら、このようにフィルム製の内袋と外箱とを備えた包装体でも、例えば1ヶ月間、毎日リシールラベルの開閉を繰り返して液体含浸シートを消費していくことを想定すると、リシールラベルの密封機能が低下し、液体の蒸散による内容物の効能の低下が懸念される。即ち、液体含浸シートのシート重量に対する液体重量の割合を含浸率とした場合に、含浸率150%以上の液体含浸シートの包装体では含浸率の維持が重要となる。例えば、水、アルコール等の液体を含む肌の清浄用の液体含浸シートの包装体において、使用開始1ヶ月で液体成分の蒸散により内袋内のシートの含浸率が低下し、当初の清浄効果を維持できない場合には、製品として成り立たない。
【0008】
本発明は、外箱の蓋でフィルム製の内袋のリシールラベルを開閉する包装体において、内袋内の液体含浸シートの枚数が使用により減少してもリシールラベルの密封機能が維持されるようにすることに関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、外箱でフィルム製の内袋を覆い、外箱の蓋の開閉により内袋のリシールラベルを開閉するにあたり、蓋とリシールラベルとを接着し、蓋の周りにおいても内袋の天面と外箱とを接着し、さらに、内袋の側面と外箱とを接着すると、内袋内のシートの枚数が減っても内袋の当初の外形が保持され易くなり、リシールラベルの密封機能が維持されることを想到し、本発明を完成させた。
【0010】
即ち、本発明は、液体含浸シートの積層体を収容し、液体含浸シートの取出口が天面に開口したフィルム製の内袋、
内袋のフィルムと再剥離可能に接着し、シート取出口を密封するリシールラベル、
内袋を覆う外箱、
を備えた液体含浸シートの包装体であって、
外箱は、ミシン目の切離により開閉軸で引き起こし可能となる蓋を有し、
蓋はリシールラベルを覆う大きさであり、開閉軸が折線により形成され、
リシールラベルと蓋とが、リシールラベルと内袋との接着力よりも強く接着し、
蓋の外側で内袋の天面と外箱とが接着すると共に、
内袋の側面と外箱とが接着している包装体を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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