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公開番号2025161534
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064813
出願日2024-04-12
発明の名称中栓部材及び吐出容器
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類B65D 47/20 20060101AFI20251017BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】組み立て作業の簡素化を図ることが可能な中栓部材及び吐出容器に関する。
【解決手段】一方側の端部に吐出口を有する中栓本体と、容器本体の口部に取り付け可能、かつ、中栓本体が嵌合可能な有底筒状のアタッチメント部と、中栓本体の他方側の端部とアタッチメント部との間に保持される弁部とを備え、アタッチメント部は、底部に開口部を有し、弁部は、基部と、基部の内側に設けられる弁体と、基部と弁体とを連結するばね部とを有し、ばね部は、基部の少なくとも一部が中栓本体とアタッチメント部との間に保持された状態において、弁体によりアタッチメント部の開口部が閉塞された閉状態と、弁体がアタッチメント部の開口部から離間した開状態とを切り替え可能に構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
一方側の端部に吐出口を有する中栓本体と、
容器本体の口部に取り付け可能、かつ、前記中栓本体が嵌合可能な有底筒状のアタッチメント部と、
前記中栓本体の他方側の端部と前記アタッチメント部との間に保持される弁部と
を備え、
前記アタッチメント部は、底部に開口部を有し、
前記弁部は、基部と、前記基部の内側に設けられる弁体と、前記基部と前記弁体とを連結するばね部とを有し、
前記ばね部は、前記基部の少なくとも一部が前記中栓本体と前記アタッチメント部との間に保持された状態において、前記弁体により前記アタッチメント部の前記開口部が閉塞された閉状態と、前記弁体が前記アタッチメント部の前記開口部から離間した開状態とを切り替え可能に構成されている
中栓部材。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記アタッチメント部は、前記底部に前記弁部の前記弁体を載置可能に構成されている
請求項1に記載の中栓部材。
【請求項3】
前記弁部は、樹脂により成形される
請求項1又は2に記載の中栓部材。
【請求項4】
前記弁体は、前記基部の厚みよりも薄い
請求項1又は2に記載の中栓部材。
【請求項5】
前記アタッチメント部の外面は、前記容器本体の前記口部の内面に嵌合可能に構成されている
請求項1又は2に記載の中栓部材。
【請求項6】
前記中栓本体の外面は、前記アタッチメント部の内面に嵌合可能に構成されている
請求項1又は2に記載の中栓部材。
【請求項7】
口部が形成された容器本体と、
請求項1又は2に記載の中栓部材と、
前記容器本体に対して着脱可能に構成されたキャップと
を備える吐出容器。
【請求項8】
前記容器本体は、圧搾操作により弾性変形可能なボトル又はチューブである
請求項7に記載の吐出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、中栓部材及び吐出容器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ノズルの中栓部材に弁機構を付与した容器体が知られている。例えば、特許文献1には、ノズル内に嵌合される中栓部材が、ボール弁と、該中栓部材の上部に連結されるバネ体と、該バネ体の上部に連結される可動式ロッドを備えることで、特殊なエア抜き機構を設けることなく内容物の突発的な吹き出しを防止することを可能とするノック式容器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-43397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の中栓部材は、弁機構を構成する部品の構造が複雑であり、組み立て作業が煩雑である。このため、特許文献1の中栓部材は、組み立て作業の簡素化の観点において改善の余地がある。
【0005】
本発明は、組み立て作業の簡素化を図ることが可能な中栓部材及び吐出容器に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る中栓部材は、一方側の端部に吐出口を有する中栓本体と、容器本体の口部に取り付け可能、かつ、前記中栓本体が嵌合可能な有底筒状のアタッチメント部と、前記中栓本体の他方側の端部と前記アタッチメント部との間に保持される弁部とを備え、前記アタッチメント部は、底部に開口部を有し、前記弁部は、基部と、前記基部の内側に設けられる弁体と、前記基部と前記弁体とを連結するばね部とを有し、前記ばね部は、前記基部の少なくとも一部が前記中栓本体と前記アタッチメント部との間に保持された状態において、前記弁体により前記アタッチメント部の前記開口部が閉塞された閉状態と、前記弁体が前記アタッチメント部の前記開口部から離間した開状態とを切り替え可能に構成されている。
【0007】
また、本発明に係る吐出容器は、口部が形成された容器本体と、前記中栓部材と、前記容器本体に対して着脱可能に構成されたキャップとを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の中栓部材及び吐出容器は、組み立て作業の簡素化を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る吐出容器の分解図である。
本実施形態に係る中栓部材を示す斜視図である。
本実施形態に係る中栓部材の分解図である。
本実施形態に係る中栓部材の概略断面図である。
本実施形態に係る弁部を示す平面図である。
吐出容器の圧搾操作によって中栓部材に液体が導入され、弁部が上昇した状態(開状態)を示す概略断面図である。
吐出容器の圧搾操作の解除により中栓部材への液体の導入が停止し、弁部が復元した状態(閉状態)を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本実施形態においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や、一部の構成要素が省略されている場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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