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公開番号
2025156081
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025048574
出願日
2025-03-24
発明の名称
ウイルス検出方法
出願人
花王株式会社
,
学校法人藤田学園
代理人
弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類
G01N
33/569 20060101AFI20251002BHJP(測定;試験)
要約
【課題】低侵襲性でかつ短時間で採取できる検体から簡便にウイルスの検出が可能な技術に関する。
【解決手段】本発明の一形態に係るウイルス検出方法は、検出対象である標的ウイルスを検出する方法であって、口腔内をゆすいだ後に吐出された洗口液からなる検体を、前記標的ウイルスに対する抗体を保持する多孔質担体と接触させるステップと、前記多孔質担体を流動する前記検体中の前記標的ウイルスと前記抗体との抗原抗体反応によって前記標的ウイルスを検出するステップと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
検出対象である標的ウイルスを検出する方法であって、
口腔内をゆすいだ後に吐出された洗口液からなる検体を、前記標的ウイルスに対する抗体を保持する多孔質担体と接触させ、
前記多孔質担体を流動する前記検体中の前記標的ウイルスと前記抗体との抗原抗体反応によって前記標的ウイルスを検出する
ウイルス検出方法。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記洗口液は、口腔内のゆすぎ及びうがいの後に吐出された液である
請求項1に記載のウイルス検出方法。
【請求項3】
前記多孔質担体は、前記標的ウイルスをイムノクロマト法により検出するためのメンブレン状担体として構成され、
前記メンブレン状担体は、前記検体の流動方向における端部である第1端部及び第2端部を有し、
前記抗体は、標識物質が結合された標識抗体を含み、
前記検体を、前記メンブレン状担体の前記第1端部側に配置された検体接触部に接触させ、
前記メンブレン状担体の前記検体接触部と前記第2端部との間に位置する検出部において、前記標的ウイルスと結合した前記標識抗体の前記標識物質によるシグナルを検出することで、前記標的ウイルスを検出する
請求項1に記載のウイルス検出方法。
【請求項4】
前記標的ウイルスは、唾液飛沫を介して感染するウイルスである
請求項1に記載のウイルス検出方法。
【請求項5】
前記標的ウイルスは、SARS-CoV-2を含む
請求項4に記載のウイルス検出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウイルスを迅速かつ簡便に検出するためのウイルス検出方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
SARS-CoV-2などのウイルスによる上気道感染症の流行に伴い、感染を迅速かつ簡便に検査するイムノクロマト法等の抗原検査法が行われている。上気道感染症の検査における検体として、鼻咽頭スワブが一般に用いられているが、侵襲性が問題となっている。一方、鼻咽頭スワブよりも侵襲性の低い検体として、唾液検体も知られている。しかしながら、唾液の採取には長時間を要することがあり、特に唾液の分泌量の少ない高齢者等においては唾液の採取が困難なこともある。
【0003】
これに対して、侵襲性が低く比較的短時間で採取できる検体として、うがい液が知られている(非特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
McLennan K. et.al., Diagn. Microbiol. Infect. Dis., (2022), 104(1):115732.
Niko K. et.al., J. Clin. Med.,(2021), 10, 5751.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非特許文献1及び2では、うがい液検体からSARS-CoV-2ウイルスを検出してはいるものの、イムノクロマト法などの簡便な抗原検査法においてもうがい液検体が有用であるか否かについての知見は得られていない。
【0006】
本発明の課題は、低侵襲性でかつ短時間で採取できる検体から簡便にウイルスの検出が可能な技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係るウイルス検出方法は、検出対象である標的ウイルスを検出する方法であって、
口腔内をゆすいだ後に吐出された洗口液からなる検体を、前記標的ウイルスに対する抗体を保持する多孔質担体と接触させるステップと、
前記多孔質担体を流動する前記検体中の前記標的ウイルスと前記抗体との抗原抗体反応によって前記標的ウイルスを検出するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、低侵襲性でかつ短時間で採取できる検体から簡便にウイルスの検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るウイルス検出方法を示すフローチャートである。
上記ウイルス検出方法に係るイムノクロマト法に用いられるメンブレン状担体の一例を示す模式的な図であり、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本発明の概要]
本発明は、低侵襲性でかつ短時間で採取できる検体から、簡便に標的ウイルスを検出する方法に関する。より具体的に、本発明では、洗口液からなる検体を用いて、多孔質担体における検体の流動性を利用した抗原抗体反応により標的ウイルスを検出する。以下、詳細について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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