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公開番号
2025059452
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169539
出願日
2023-09-29
発明の名称
コンクリート用組成物
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
主分類
C04B
41/64 20060101AFI20250403BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】観察性および外観性の性能バランスが向上したコンクリート構造体を得ることが可能なコンクリート用組成物を提供する。
【解決手段】コンクリートを保護、補強または補修することが可能なコンクリート用組成物であって、所定の透過率測定により測定される1000nmの波長における透過率が30%以上であり、所定の色差測定により測定される色差ΔE
*
ab
が35以下である、コンクリート用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリートを保護、補強または補修することが可能なコンクリート用組成物であって、
下記透過率測定1により測定される1000nmの波長における透過率が30%以上であり、
下記色差測定1により測定される色差ΔE
*
ab
が35以下である、コンクリート用組成物。
[透過率測定1]
透過率測定用サンプル1として、1mm厚となるように形成した前記コンクリート用組成物からなる硬化物を作製する。前記透過率測定用サンプル1に対して、JIS K 0115(2020)に準拠して、300nmから1500nmの波長における透過率を測定し、1000nmの波長における透過率の値を得る。
[色差測定1]
色差測定用サンプル1として、1mm厚となるように形成した前記コンクリート用組成物からなる硬化物を作製する。前記色差測定用サンプル1を標準白板の上に置いた状態で、色度測定を行い、CIE1976L
*
a
*
b
*
色空間における、明度L
*
(白板)、色度a
*
(白板)、色度b
*
(白板)をそれぞれ得る。前記色差測定用サンプル1を標準黒板の上に置いた状態で、色度測定を行い、CIE1976L
*
a
*
b
*
色空間における、明度L
*
(黒板)、色度a
*
(黒板)、色度b
*
(黒板)をそれぞれ得る。次いで、明度L
*
(白板)から明度L
*
(黒板)を減じた値を明度差ΔL
*
、色度a
*
(白板)から色度a
*
(黒板)を減じた値を色度差Δa
*
、色度b
*
(白板)から色度b
*
(黒板)を減じた値を色度差Δb
*
として、明度差ΔL
*
、色度差Δa
*
、色度差Δb
*
をそれぞれ得る。下記式(1)に基づき色差ΔE
*
ab
を得る。
TIFF
2025059452000010.tif
8
153
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
樹脂(A)と、顔料(B)とを含む、請求項1に記載のコンクリート用組成物。
【請求項3】
前記樹脂(A)は、変性シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、ウレタンウレア樹脂、エポキシ樹脂、および、(メタ)アクリル樹脂からなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項2に記載のコンクリート用組成物。
【請求項4】
前記コンクリート用組成物中の前記顔料(B)の含有量は、前記コンクリート用組成物中の前記樹脂(A)の含有量を100質量部としたとき、0.005質量部以上40質量部以下である、請求項2または3に記載のコンクリート用組成物。
【請求項5】
前記顔料(B)は近赤外線透過顔料を含む、請求項2または3に記載のコンクリート用組成物。
【請求項6】
前記顔料(B)は、黒色系顔料(B-1)および白色系顔料(B-2)からなる群から選択される一種または二種以上を含む、請求項2または3に記載のコンクリート用組成物。
【請求項7】
前記黒色系顔料(B-1)は、金属酸化物系顔料、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、メラニン系顔料、カーボンブラック、金属酸窒化物系顔料、金属窒化物系顔料、ビスベンゾフラノン系顔料、アゾメチン系顔料、および、ペリレン系顔料からなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項6に記載のコンクリート用組成物。
【請求項8】
前記白色系顔料(B-2)は、炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、ジルコニア、ガラス、架橋(メタ)アクリル粒子、架橋ポリスチレン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、および、フッ素系化合物からなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項6に記載のコンクリート用組成物。
【請求項9】
前記色差測定1により測定される明度差ΔL
*
が40以下である、請求項1または2に記載のコンクリート用組成物。
【請求項10】
湿気硬化型の樹脂組成物である、請求項1または2に記載のコンクリート用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はコンクリート用組成物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリートを保護、補強または補修することが可能なコンクリート用組成物について種々の検討がなされている。コンクリート用組成物に関する技術として、例えば、特許文献1および2に記載の技術が挙げられる。
【0003】
特許文献1には、(1)ラジカル重合性単量体、(2)ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物との共重合体、(3)重合開始剤及び(4)重合促進剤を含有し、(2)ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物との共重合体を、(1)及び(2)の合計100質量部に対して1~10質量部含有する組成物が記載されている。
特許文献1に記載の組成物によれば、硬化性と透明性が優れる組成物が得られることが記載されている。
【0004】
特許文献2には、多孔質体の表面に塗布する表面保護用組成物であって、JSCE K 532に準拠し、所定のひび割れ追従性試験の手順で測定される表面保護層の伸びが、0.5mm以上である、表面保護用組成物が記載されている。
特許文献2に記載の表面保護用組成物によれば、施工安定性に優れた表面保護用組成物が提供されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-20983号公報
特開2023-46902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
コンクリート用組成物には、コンクリートの変状管理を行う観点から、コンクリートへの保護、補強または補修を施した後にコンクリートの表面にあるひび等を観察できることが求められる。
【0007】
コンクリート用組成物には、コンクリートへの保護、補強または補修を施した後のコンクリートの外観性も求められる。
【0008】
以下、コンクリートへの保護、補強または補修を施した後に、コンクリートの表面にあるひび等を観察することができる程度を「観察性」とも呼ぶ。また、保護、補強または補修を施した後のコンクリート、すなわち、コンクリートとコンクリート用組成物からなる層とを少なくとも備える構造体のことを「コンクリート構造体」とも呼ぶ。
【0009】
本発明は上記事情を鑑みなされたものであり、観察性および外観性の性能バランスが向上したコンクリート構造体を得ることが可能なコンクリート用組成物を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、以下に示す組成物、好ましくはコンクリート用組成物が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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