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公開番号2025052857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161816
出願日2023-09-26
発明の名称固化材の製造方法
出願人株式会社田中建設
代理人個人
主分類C04B 28/14 20060101AFI20250331BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】廃石膏ボードに含まれる石膏を再利用することができる固化材の製造方法を提供する。
【解決手段】 本実施形態における固化材の製造方法は、廃石膏ボードから分離された石膏を、半水石膏となる温度帯及び時間で加熱する加熱工程と、前記加熱工程により生成された半水石膏と、この半水石膏の量に対応する量の混合材とを混合する混合工程と、前記混合工程により混合された半水石膏及び混合材を搬送用容器に投入する投入工程とを有する。これにより、廃棄された石膏ボードのリサイクルが進まない現状において、比較的多くの半水石膏を固化材の一部として再利用することができ、石膏ボードのリサイクル率向上が期待できる。また、浄水汚泥も再利用することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
廃石膏ボードから分離された石膏を、半水石膏となる温度帯及び時間で加熱する加熱工程と、
前記加熱工程により生成された半水石膏と、この半水石膏の量に対応する量の混合材とを混合する混合工程と、
前記混合工程により混合された半水石膏及び混合材を搬送用容器に投入する投入工程と
を有する固化材の製造方法。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
搬送用容器に投入された前記半水石膏及び混合材を、外気との接触が制限された環境下で放熱させる放熱工程
をさらに有する請求項1に記載の固化材の製造方法。
【請求項3】
前記混合工程において、半水石膏が45重量パーセント以上65重量パーセント、かつ、乾燥状態の浄水汚泥が5重量パーセント以上となるように、半水石膏と、浄水汚泥と、生石灰、消石灰又はセメントとを混合する
請求項2に記載の固化材の製造方法。
【請求項4】
前記搬送用容器は、内側にポリエチレン素材を含み、
前記投入工程において、混合された半水石膏及び混合材をポリエチレン素材で覆うように当該搬送用容器に投入する
請求項3に記載の固化材の製造方法。
【請求項5】
含水率11%未満となるように、過熱蒸気を用いて浄水汚泥の含水量を調整する含水量調整工程
をさらに有し、
前記混合工程において、半水石膏と、上記含水量調整工程により含水量を調整された浄水汚泥を含む混合材とを混合する
請求項4に記載の固化材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固化材の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、廃棄された石膏ボードを破砕分離し加熱することにより、半水石膏を生成する工程と、 生成された前記半水石膏が45重量パーセント以上65重量パーセント、かつ、乾燥状態の浄水汚泥が5重量パーセント以上となるように、前記半水石膏と、前記浄水汚泥と、生石灰、消石灰又はセメントとを混合する工程とを有する固化材の製造方法が開示されている。
また、特許文献2には、石膏の芯材の両面がボード用原紙で被覆された廃石膏ボードの再利用において、ボード用原紙を芯材から分離せずに芯材と一体のままの状態で全体を粉砕、乾燥して、汚泥の改良剤とする廃石膏ボードの再利用方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-055240号公報
特開2007-161895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、廃石膏ボードに含まれる石膏を再利用することができる固化材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る固化材の製造方法は、廃石膏ボードから分離された石膏を、半水石膏となる温度帯及び時間で加熱する加熱工程と、前記加熱工程により生成された半水石膏と、この半水石膏の量に対応する量の混合材とを混合する混合工程と、前記混合工程により混合された半水石膏及び混合材を搬送用容器に投入する投入工程とを有する。
【0006】
好適には、搬送用容器に投入された前記半水石膏及び混合材を、外気との接触が制限された環境下で放熱させる放熱工程をさらに有する
【0007】
好適には、前記混合工程において、半水石膏が45重量パーセント以上65重量パーセント、かつ、乾燥状態の浄水汚泥が5重量パーセント以上となるように、半水石膏と、浄水汚泥と、生石灰、消石灰又はセメントとを混合する。
【0008】
好適には、前記搬送用容器は、内側にポリエチレン素材を含み、前記投入工程において、混合された半水石膏及び混合材をポリエチレン素材で覆うように当該搬送用容器に投入する。
【0009】
好適には、含水率11%未満となるように、過熱蒸気を用いて浄水汚泥の含水量を調整する含水量調整工程をさらに有し、前記混合工程において、半水石膏と、上記含水量調整工程により含水量を調整された浄水汚泥を含む混合材とを混合する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、廃石膏ボードに含まれる石膏を再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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