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公開番号2025074471
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185287
出願日2023-10-30
発明の名称接地抵抗低減剤
出願人デンカ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C04B 28/02 20060101AFI20250507BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】地下水などの水が流れる場所においても、低い電気抵抗を維持できる接地抵抗低減剤を提供することを目的とする。
【解決手段】化学成分として、CaO、Al2O3、SiO2、及びアルカリ金属を含む、接地抵抗低減剤である。CaOを10~35質量%、Al2O3を10~30質量%、SiO2を15質量%以下の割合で含むことが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
化学成分として、CaO、Al



、SiO

、及びアルカリ金属を含む、接地抵抗低減剤。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
化学成分として、前記CaOを10~35質量%、前記Al



を10~30質量%、前記SiO

を15質量%以下の割合で含む、請求項1に記載の接地抵抗低減剤。
【請求項3】
前記CaOと前記Al



の含有モル比(CaO/Al



)が0.3~3.5である、請求項1又は2に記載の接地抵抗低減剤。
【請求項4】
ブレーン比表面積が、3,000~8,000cm

/gである、請求項1又は2に記載の接地抵抗低減剤。
【請求項5】
さらに、オキシカルボン酸を含有する、請求項1又は2に記載の接地抵抗低減剤。
【請求項6】
溶出pHが、5~9である、請求項1又は2に記載の接地抵抗低減剤。
【請求項7】
砂を15質量%以下の割合で含有する、請求項1又は2に記載の接地抵抗低減剤。
【請求項8】
さらに、消石灰を含有する、請求項1又は2に記載の接地抵抗低減剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気工事等の接地工事で使用する接地抵抗低減剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、通信設備や電力設備などを設置する場合に接地電極が敷設される。この接地電極を敷設する際、接地抵抗が低ければ低いほど、大電流を円滑に地中に放電することができるため、各種接地抵抗低減処理が実施されている。例えば、接地電極の周辺土壌に接地抵抗低減剤を充填・処理し、接地抵抗の低減を図る試みが行われてきた。
【0003】
使用される接地抵抗低減剤として、例えば、下記の特許文献1には、シリカゾルと、炭素物質及び/又はゲル化物質を含有してなる接地抵抗低減剤が記載されている。また、特許文献2には、平均粒子径15μm以下の水硬性物質微粒子を含有してなる接地抵抗低減剤が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-208840号公報
特開平10-203853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
接地抵抗低減剤は、様々な場所で使用されており、地下水などの水が流れる場所での使用も想定されるが、このような場所での使用を想定した接地抵抗低減剤の検討はなされていなかった。特許文献1及び2に記載の接地抵抗低減剤についても、水が流れる場所における使用を想定したものではなかった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、地下水などの水が流れる場所においても、低い電気抵抗を維持できる接地抵抗低減剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、所定の化学成分を含むことにより、当該課題を解決できることを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]化学成分として、CaO、Al



、SiO

、及びアルカリ金属を含む、接地抵抗低減剤。
[2]化学成分として、前記CaOを10~35質量%、前記Al



を10~30質量%、前記SiO

を15質量%以下の割合で含む、[1]に記載の接地抵抗低減剤。
[3]前記CaOと前記Al



の含有モル比(CaO/Al



)が0.3~3.5である、[1]又は[2]に記載の接地抵抗低減剤。
[4]ブレーン比表面積が、3,000~8,000cm

/gである、[1]~[3]のいずれかに記載の接地抵抗低減剤。
[5]さらに、オキシカルボン酸を含有する、[1]~[4]のいずれかに記載の接地抵抗低減剤。
[6]溶出pHが、5~9である、[1]~[5]のいずれかに記載の接地抵抗低減剤。
[7]砂を15質量%以下の割合で含有する、[1]~[6]のいずれかに記載の接地抵抗低減剤。
[8]さらに、消石灰を含有する、[1]~[7]のいずれかに記載の接地抵抗低減剤。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、地下水などの水が流れる場所においても、低い電気抵抗を維持することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の接地抵抗低減剤について詳細に説明するが、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。なお、本明細書における「%」は特に限定しない限り質量基準とする。また、記号「~」を用いて規定された数値範囲は「~」の両端(上限及び下限)の数値を含むものとする。
【0010】
[接地抵抗低減剤]
本発明の接地抵抗低減剤は、化学成分として、CaO、Al



、SiO

、及びアルカリ金属を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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