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公開番号2025066025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023185088
出願日2023-10-10
発明の名称粘着テープ
出願人個人
代理人
主分類C09J 7/38 20180101AFI20250415BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 本発明の課題は、第一に粘着テープの保管時や携帯時の汚れ付着防止、第二に粘着テープの貼付作業時の利便性の向上、第三に粘着テープを長期使用した場合の外観や衛生面の改善、第四に粘着テープ使用時の筋肉マッサージ効果付加、第五に粘着テープ使用時の機能性素材の効能付加を可能とする粘着テープを提供することにある。
【解決手段】 上記の一から五の課題を解決するため、本発明は、シート状の基材(符号1)と、該基材の一方の面に形成された粘着剤層(符号2)と、粘着剤層から見て基材とは反対側の面に形成されたセパレータ(符号3)とを備えた長尺状の粘着テープに、巻回して円筒状に形成されたテープ本体両側の正円面(符号15)に、磁性粉末、チタン粉末、ゲルマニウム粉末などの機能性素材を混合した液体樹脂を塗布し固化させた薄膜層(10)と、塗布した液体樹脂をテープの幅方向両側縁に含浸し固化させた含浸層(符号11)の二層を併せ持つ巻回式貼付用粘着テープを提供する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の基材と、該基材の一方の面に形成された粘着剤層とを備えた長尺状の粘着テープであり、巻回して円筒状に形成されたテープ本体両側の正円面に、液体樹脂を塗布し固化させた薄膜層と、塗布した液体樹脂をテープの幅方向両側縁に含浸し固化させた含浸層の二層を併せ持つことを特徴とする巻回式貼付用粘着テープ。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
粘着剤層から見て基材とは反対側の面に形成されたセパレータを備えた請求項1に記載の巻回式貼付用粘着テープ。
【請求項3】
液体樹脂に磁性粉末、チタン粉末、ゲルマニウム粉末などの機能性素材を混合した請求項1又は2記載の巻回式貼付用粘着テープ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、身体に用いる皮膚貼付用粘着テープに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スポーツ競技時の筋肉保護や怪我予防などの目的で、テーピングテープを身体に貼付して使用している。このテーピングテープは、非伸縮性の固定テープ、伸縮性を有する伸縮テープなどがあり、通常、紙製の巻芯に巻回された状態で提供されており、図1で示すように保管時や携帯時に、円筒状のテープ本体両側に露出された粘着剤層に粉塵や衣類から出るほこりが付着し汚染され、外観や衛生面での問題が発生する。
【0003】
現状の対策として、図2で示すように粘着テープを紙やプラスチック製の収納ケース(符号12)に保管し、汚れの付着を防止している。使用時は収納ケースに保管した状態で競技会場などに携帯し使用する。
【0004】
また、基材(符号1)と粘着剤層(符号2)とセパレータ(符号3)とを備えた粘着テープをロール状に巻き上げて製造した巻回式粘着テープの場合、多層に存在するセパレータ内側曲面(符号18)と基材外側曲面(符号19)には粘着性がなく、図1で示すように巻回一体化された状態の粘着テープが外周方向にほどけると共に、また、ほどけた長尺の粘着テープ同士が絡まりあって持ち運びに不便であり、テープ貼付作業時も取り扱いが煩雑になる。
【0005】
現状の対策として、[0003]と同じく、図2で示すように粘着テープを紙やプラスチック製の収納ケースに保管し、長尺の粘着テープがほどけて乱雑になることを防止している。使用時には収納ケースに保管した状態で競技会場などに携帯し、収納ケースから取り出して使用する。この場合、貼付作業時に収納ケースから出し入れする手間や、収納ケースから導出してはみ出したテープ端末の収納処理に手間がかかって不便である。
すでに先行技術文献[0015][意匠文献1] 意匠登録1752280号で示すなどの収納ケースが発明されているが、購入した粘着テープを収納ケースに設置するなどの手間や、収納ケースの購入コストがかかってしまう。
【0006】
近年、長期貼付時に皮膚のかぶれなどの障害発生頻度が高い天然ゴム系の粘着剤に代わって、皮膚に優しい性状のアクリル系の粘着剤が普及してきており、長期にわたる貼付が可能となってきている。加えて、テープ基材表面に撥水加工処理を施し、テープ表面に耐水性機能を持たせて入浴や水仕事によるテープ表面の吸水劣化を防ぎ、更に、テープ基材の透湿性を向上させ、皮膚への通気性を保つことにより、より長期間の貼付が可能となってきている。
【0007】
従来の粘着テープは、長期間の貼付により衣服や寝具などの物理的擦れや入浴や水作業による水分吸水により、図3で示すようにテープ基材の幅方向両側に露出する基材(符号5)の切断面がほぐれ(符号6)、外観や衛生面の問題が発生する。場合によっては、ほつれた基材(符号7)が皮膚表面から浮き上がり、テープが剥離する恐れもある。
【0008】
現状の対策として、粘着力を強化することも考えられるが、強力な粘着剤の接着力や成分による、皮膚かぶれに配慮する必要がある。一般的には、単に早期に貼り替えるのみであり、貼り替えの手間とコストが発生する。
【0009】
また、特殊な粘着テープとして、基材や粘着部に磁石、チタン、ゲルマニウムなどの機能性素材や薬効成分が添加された、すでに先行技術文献[0017][特許文献1]特開2002―159864で示すなどの肩こり腰痛予防の商品が開発されている。粘着テープとして、身体を固定保護するのみでなく、積極的に身体の改善効果を付加させるものである。
【0010】
しかしながら、上記の粘着テープも長期貼付の場合、[0007]と同様に粘着テープ両側面のほぐれにより外観や衛生面の問題が発生する。場合によっては、ほつれた基材(符号7)が皮膚表面から浮き上がり、テープが剥離する恐れもある。
(【0011】以降は省略されています)

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