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公開番号
2025032634
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138028
出願日
2023-08-28
発明の名称
化学蓄熱体、及び化学蓄熱反応器
出願人
日新電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F28D
20/00 20060101AFI20250305BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】化学蓄熱材を反応媒体と接触可能な状態で熱交換器の流路管の周囲に容易に取り付けることができる化学蓄熱体、及び化学蓄熱反応器を提供する。
【解決手段】化学蓄熱体21は、熱交換器31の流路管32の周囲に配置される用途に用いられる。化学蓄熱体21は、流路管32の外周に沿って螺旋状に配置可能な化学蓄熱部材22を備える。化学蓄熱部材22は、筒状壁23aと筒状壁23a内の中空部23bとを有するチューブ23と、チューブ23の中空部23bに配置される化学蓄熱材HMとを有する。筒状壁23aは、化学蓄熱材HMと反応する反応媒体を透過可能に構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
熱交換器の流路管の周囲に配置される用途に用いられる化学蓄熱体であって、
前記流路管の外周に沿って螺旋状に配置可能な化学蓄熱部材を備え、
前記化学蓄熱部材は、
筒状壁と前記筒状壁内の中空部とを有するチューブと、
前記チューブの前記中空部に配置される化学蓄熱材と、を有し、
前記筒状壁は、前記化学蓄熱材と反応する反応媒体を透過可能に構成される、化学蓄熱体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記化学蓄熱部材を前記流路管に固定する複数の固定部材をさらに備える、請求項1に記載の化学蓄熱体。
【請求項3】
熱媒体を流通する流路管を有する熱交換器と、
前記流路管の周囲に配置される化学蓄熱体と、を備え、
前記化学蓄熱体は、前記流路管の外周に沿って螺旋状に配置された化学蓄熱部材を備え、
前記化学蓄熱部材は、
筒状壁と前記筒状壁内の中空部とを有するチューブと、
前記チューブの前記中空部に配置される化学蓄熱材と、を有し、
前記筒状壁は、前記化学蓄熱材の反応媒体を透過可能に構成される、化学蓄熱反応器。
【請求項4】
前記化学蓄熱体は、前記化学蓄熱部材の両端部である第1端部及び第2端部のうち、前記第1端部を前記流路管に固定する第1固定部材と、前記第2端部を前記流路管に固定する第2固定部材とをさらに備える、請求項3に記載の化学蓄熱反応器。
【請求項5】
前記チューブは、ポリメチルペンテン製のチューブを含む、請求項3に記載の化学蓄熱反応器。
【請求項6】
前記熱交換器は、前記流路管に接続されるとともに前記チューブと接触するように配置される伝熱用部材をさらに備える、請求項3に記載の化学蓄熱反応器。
【請求項7】
前記熱交換器は、複数の前記伝熱用部材を備え、複数の前記伝熱用部材は、前記流路管の長さ方向に沿って間隔をおいて配置される、請求項6に記載の化学蓄熱反応器。
【請求項8】
複数の前記伝熱用部材は、第1伝熱用部材と、第2伝熱用部材と、第3伝熱用部材とを含み、
前記化学蓄熱部材は、
前記第1伝熱用部材と前記第2伝熱用部材との間に配置される第1蓄熱部と、
前記第2伝熱用部材と前記第3伝熱用部材との間に配置される第2蓄熱部と、を有し、
前記第1蓄熱部は、
前記化学蓄熱部材の前記チューブが前記流路管の径方向において複数の層となるように配置され、
前記第2蓄熱部は、
前記化学蓄熱部材の前記チューブが前記流路管の径方向において前記第1蓄熱部よりも少ない数の層となるように配置され、
前記第2伝熱用部材は、前記反応媒体を透過可能な多孔質材料から構成される、請求項7に記載の化学蓄熱反応器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、化学蓄熱体、及び化学蓄熱反応器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1及び特許文献2に記載されるように、水を反応媒体とした化学蓄熱材を備える化学蓄熱反応器が知られている。化学蓄熱反応器は、化学蓄熱材と熱交換する熱交換器を備えている。化学蓄熱材は、熱交換器において熱媒体を流通する流路管の周囲に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-045485号公報
特開2014-126293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような化学蓄熱材については、反応媒体と接触可能な状態で熱交換器の流路管の周囲に容易に取り付けることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する化学蓄熱体は、熱交換器の流路管の周囲に配置される用途に用いられる化学蓄熱体であって、前記流路管の外周に沿って螺旋状に配置可能な化学蓄熱部材を備え、前記化学蓄熱部材は、筒状壁と前記筒状壁内の中空部とを有するチューブと、前記チューブの前記中空部に配置される化学蓄熱材と、を有し、前記筒状壁は、前記化学蓄熱材と反応する反応媒体を透過可能に構成される。
【0006】
この構成によれば、化学蓄熱部材を熱交換器の流路管の外周に沿って螺旋状に配置することで、流路管の周囲に化学蓄熱材を容易に配置することができる。また、化学蓄熱部材のチューブにおける筒状壁を反応媒体が透過することで、チューブの中空部に配置された化学蓄熱材と反応媒体とを接触させることができる。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、化学蓄熱材を反応媒体と接触可能な状態で熱交換器の流路管の周囲に容易に取り付けることができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態における化学蓄熱反応器を示す概略断面図である。
図2は、熱交換器の流路管に取り付けた状態の化学蓄熱体を示す斜視図である。
図3は、熱交換器の流路管に取り付けた状態の化学蓄熱体を示す断面図である。
図4は、化学蓄熱体の取り付け方法を説明する斜視図である。
図5は、第2実施形態における熱交換器の要部を示す斜視図である。
図6は、熱交換器の流路管に取り付けた状態の化学蓄熱体を示す斜視図である。
図7は、熱交換器の流路管に取り付けた状態の化学蓄熱体を示す端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、化学蓄熱体及び化学蓄熱反応器の第1実施形態について図面を参照して説明する。まず、化学蓄熱反応器の全体構成について説明する。
【0010】
<化学蓄熱反応器の全体構成>
図1に示すように、化学蓄熱反応器11は、化学蓄熱体21と、化学蓄熱体21と熱交換を行う熱交換器31と、化学蓄熱体21と熱交換器31とを収容する圧力調整容器41とを備えている。熱交換器31は、熱媒体を流通する流路管32を備えている。熱交換器31は、互いに平行に延びるように配列される複数の流入管33を有していてもよい。熱交換器31は、圧力調整容器41の外部から熱媒体を流路管32に流入する流入管33と、流路管32から圧力調整容器41の外部に熱媒体を流出する流出管34とに接続される。熱交換器31は、例えば、金属材料から構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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