TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025014783
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117609
出願日
2023-07-19
発明の名称
搬送設備
出願人
株式会社ダイフク
代理人
弁理士法人R&C
主分類
G05D
1/43 20240101AFI20250123BHJP(制御;調整)
要約
【課題】搬送車と無線送受信部との間の実際の通信状況を容易に把握することが可能な技術の実現が望まれる。
【解決手段】監視システム40は、走行データ取得部43と接続データ取得部44と表示装置41と制御部42とを備える。走行データ取得部43は、搬送車の位置を示す位置情報と、時刻情報と、が関連付けられたデータである走行データ53を取得する。接続データ取得部44は、車側通信部と車側通信部が接続した接続先の無線送受信部との関係を示す接続先情報と、時刻情報と、が関連付けられたデータである接続データ54を取得する。制御部42は、走行データ53と接続データ54とに基づいて、搬送車の位置と、搬送車が当該位置で接続された接続先の無線送受信部と、の関係を示す接続関係情報を、表示装置41に表示させる表示処理を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送物を搬送する搬送車と、前記搬送車と通信して前記搬送車の制御を行う搬送制御装置と、前記搬送車と前記搬送制御装置との間の通信を行う通信システムと、前記通信システムの状態を監視する監視システムと、を備えた搬送設備であって、
前記通信システムは、前記搬送車が備える車側通信部との間で無線による通信を行う無線送受信部を複数備えると共に、複数の前記無線送受信部と前記搬送制御装置とを通信可能に接続するように構成され、
前記監視システムは、走行データ取得部と、接続データ取得部と、情報を表示する表示装置と、制御部と、を備え、
前記走行データ取得部は、前記搬送車の位置を示す位置情報と、時刻を示す時刻情報と、が関連付けられたデータである走行データを取得し、
前記接続データ取得部は、前記車側通信部と複数の前記無線送受信部のうちで前記車側通信部が接続した接続先の前記無線送受信部との関係を示す接続先情報と、前記時刻情報と、が関連付けられたデータである接続データを取得し、
前記制御部は、前記走行データと前記接続データとに基づいて、前記搬送車の位置と、前記搬送車が当該位置で接続された接続先の前記無線送受信部と、の関係を示す接続関係情報を、前記表示装置に表示させる表示処理を実行する、搬送設備。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記監視システムは、複数の前記無線送受信部のそれぞれの位置を示す送受信部位置データを参照可能であり、
前記制御部は、前記走行データと前記送受信部位置データとに基づいて、前記表示処理において、前記接続関係情報に加えて、前記搬送車の位置と、前記搬送車が当該位置で接続された接続先の前記無線送受信部と、の距離を示す接続距離情報を、前記表示装置に表示させる、請求項1に記載の搬送設備。
【請求項3】
前記監視システムは、複数の前記無線送受信部のそれぞれと前記車側通信部との接続中の通信電波の強度を示す接続中電波強度情報と、前記時刻情報と、が関連付けられたデータである電波データを取得する電波データ取得部を更に備え、
前記制御部は、前記走行データと前記電波データとに基づいて、前記表示処理において、前記接続関係情報に加えて、前記搬送車の位置と、当該位置における前記搬送車と接続先の前記無線送受信部との間の通信電波の強度と、の関係を示す電波強度情報を、前記表示装置に表示させる、請求項1又は2に記載の搬送設備。
【請求項4】
前記監視システムは、前記搬送車の走行経路のマップを示すマップデータを参照可能であり、
前記制御部は、前記表示処理において、前記マップデータに基づく前記マップを前記表示装置に表示させると共に、前記接続関係情報として、前記搬送車の位置を示す搬送車マークと、前記搬送車が当該位置で接続された接続先の前記無線送受信部を示す接続先送受信部マークと、を前記マップ上に表示させる、請求項1又は2に記載の搬送設備。
【請求項5】
前記制御部は、前記表示処理において、前記マップ上で前記搬送車マークを移動させると共に、当該搬送車マークの移動に伴って変化する接続先の前記無線送受信部に応じて前記接続先送受信部マークを変化させる再生表示処理を実行する、請求項4に記載の搬送設備。
【請求項6】
複数の前記搬送車を備え、
前記監視システムは、複数の前記無線送受信部のそれぞれに接続された前記搬送車を特定する搬送車特定情報と、前記時刻情報と、が関連付けられたデータである接続搬送車データを取得する接続搬送車データ取得部を更に備え、
前記制御部は、前記接続搬送車データに基づいて、複数の前記無線送受信部のそれぞれについての、設定期間内に接続された前記搬送車の台数を示すグラフを、前記表示装置に表示させる第1グラフ表示処理を実行する、請求項1又は2に記載の搬送設備。
【請求項7】
複数の前記搬送車を備え、
前記監視システムは、複数の前記無線送受信部のそれぞれと複数の前記搬送車のそれぞれの前記車側通信部との接続中の通信電波の強度を示す接続中電波強度情報と、前記時刻情報と、が関連付けられたデータである電波データを取得する電波データ取得部を更に備え、
前記制御部は、前記電波データに基づいて、複数の前記無線送受信部のそれぞれについての、設定期間内の前記接続中電波強度情報に係る電波強度を示すグラフを、前記表示装置に表示させる第2グラフ表示処理を実行する、請求項1又は2に記載の搬送設備。
【請求項8】
複数の前記搬送車を備え、
前記監視システムは、接続搬送車データ取得部と、電波データ取得部と、を更に備え、
前記接続搬送車データ取得部は、複数の前記無線送受信部のそれぞれに接続された前記搬送車を特定する搬送車特定情報と、前記時刻情報と、が関連付けられたデータである接続搬送車データを取得し、
前記電波データ取得部は、複数の前記無線送受信部のそれぞれと複数の前記搬送車のそれぞれの前記車側通信部との接続中の通信電波の強度を示す接続中電波強度情報と、前記時刻情報と、が関連付けられたデータである電波データを取得し、
前記制御部は、設定期間内に接続された前記搬送車の台数、及び、前記設定期間内の前記接続中電波強度情報に係る電波強度の少なくとも一方が、予め定められた判定しきい値未満である前記無線送受信部を、前記表示装置に表示させる不具合送受信部表示処理を実行する、請求項1又は2に記載の搬送設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送物を搬送する搬送車と、搬送車の制御を行う搬送制御装置と、搬送車と搬送制御装置との間の通信を行う通信システムと、を備えた搬送設備に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
上記のような搬送設備の一例が、特開2011-166671号公報(特許文献1)に開示されている。以下、この背景技術の説明では、特許文献1における符号を括弧内に引用する。特許文献1に開示されている搬送設備は、物品を搬送する走行台車(12)と、走行台車(12)の制御を行うシステムサーバ(18)と、走行台車(12)とシステムサーバ(18)との間の通信を行う通信システムと、を備えている。通信システムは、走行台車(12)との間で無線による通信を行うアクセスポイント(8)を複数備えると共に、複数のアクセスポイント(8)とシステムサーバ(18)とを地上LAN(14)により通信可能に接続している。複数のアクセスポイント(8)は分散して配置されており、走行台車(12)は、接続先のアクセスポイント(8)を切り替えながら走行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-166671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、無線通信は、一般に、障害物や電波干渉等の周囲環境の影響を有線通信に比べて受けやすい。そのため、複数の無線送受信部(特許文献1では、アクセスポイント)を用いて構築される無線通信環境を良好なものとするためには、搬送車と無線送受信部との間の実際の通信状況を把握できることが望ましい。搬送車と無線送受信部との間の実際の通信状況を把握することで、例えば、無線送受信部の再起動、設置位置の変更、交換、追加等を行って、良好な無線通信環境の維持や改善を行うことができる。なお、無線通信が周囲環境から受ける影響の有無や大きさは、搬送設備におけるレイアウトや設備構成の変更によって変化し得る。そのため、搬送車と無線送受信部との間の実際の通信状況の把握は、搬送設備の設置時だけでなくその後においても必要となり得る。従って、搬送車と無線送受信部との間の実際の通信状況の把握は、容易に行えることが望ましい。
【0005】
そこで、搬送車と無線送受信部との間の実際の通信状況を容易に把握することが可能な技術の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る搬送設備は、搬送物を搬送する搬送車と、前記搬送車と通信して前記搬送車の制御を行う搬送制御装置と、前記搬送車と前記搬送制御装置との間の通信を行う通信システムと、前記通信システムの状態を監視する監視システムと、を備えた搬送設備であって、前記通信システムは、前記搬送車が備える車側通信部との間で無線による通信を行う無線送受信部を複数備えると共に、複数の前記無線送受信部と前記搬送制御装置とを通信可能に接続するように構成され、前記監視システムは、走行データ取得部と、接続データ取得部と、情報を表示する表示装置と、制御部と、を備え、前記走行データ取得部は、前記搬送車の位置を示す位置情報と、時刻を示す時刻情報と、が関連付けられたデータである走行データを取得し、前記接続データ取得部は、前記車側通信部と複数の前記無線送受信部のうちで前記車側通信部が接続した接続先の前記無線送受信部との関係を示す接続先情報と、前記時刻情報と、が関連付けられたデータである接続データを取得し、前記制御部は、前記走行データと前記接続データとに基づいて、前記搬送車の位置と、前記搬送車が当該位置で接続された接続先の前記無線送受信部と、の関係を示す接続関係情報を、前記表示装置に表示させる表示処理を実行する。
【0007】
本構成によれば、走行データに含まれる位置情報と接続データに含まれる接続先情報とを、時刻情報に基づき関連付けることができるため、制御部は、これらの走行データ及び接続データに基づき接続関係情報を生成することができる。そして、制御部による表示処理により表示装置に表示される接続関係情報には、搬送車の位置と搬送車が当該位置で接続された接続先の無線送受信部との関係が示されている。従って、表示装置を見た者は、搬送車と無線送受信部との間の実際の通信状況として、搬送車がどの位置でどの無線送受信部に接続されていたのかを、容易に把握することができる。このように、本構成によれば、搬送車と無線送受信部との間の実際の通信状況を容易に把握することが可能な技術を実現できる。
【0008】
搬送設備の更なる特徴と利点は、図面を参照して説明する実施形態についての以下の記載から明確となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
搬送車の走行経路のレイアウトの一例を示す図
搬送車の一例を示す図
実施形態に係る搬送設備の構成を示すブロック図
実施形態に係る監視システムの構成を示すブロック図
表示処理により表示装置に表示される画像の一例を示す図
表示処理により表示装置に表示される画像の別例を示す図
グラフ表示処理により表示装置に表示される画像の一例を示す図
不具合送受信部表示処理により表示装置に表示される画像の一例を示す図
電波強度推移表示処理により表示装置に表示される画像の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
搬送設備の実施形態について、図面に基づいて説明する。図3及び図4に示すように、搬送設備1は、搬送車10と、搬送制御装置20と、通信システム30と、監視システム40と、を備えている。図2に示すように、搬送車10は、搬送物2を搬送する。搬送物2は、例えば、半導体ウェハを収容するFOUP(Front Opening Unified Pod)とされる。本実施形態では、搬送設備1は、複数の搬送車10を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社ダイフク
洗車機
18日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
10日前
株式会社ダイフク
物品保管設備
14日前
株式会社ダイフク
物品保管設備
14日前
株式会社ダイフク
容器搬送設備
17日前
株式会社ダイフク
容器搬送設備
17日前
株式会社ダイフク
物品搬送装置
17日前
株式会社ダイフク
物品移載装置
24日前
株式会社ダイフク
物品保管設備
25日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
25日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
1か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
1か月前
個人
無人作業システム
1か月前
アズビル株式会社
制御装置
24日前
村田機械株式会社
産業機械
1か月前
トヨタ自動車株式会社
自律移動体
1か月前
コフロック株式会社
流量制御装置
25日前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
株式会社丸和製作所
入力機器
24日前
トヨタ自動車株式会社
配送システム
2か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
17日前
株式会社明電舎
車両
1か月前
アズビル株式会社
パラメータ調整装置
1か月前
株式会社フジキン
流量制御装置
24日前
株式会社村田製作所
温度補償回路
1か月前
トヨタ自動車株式会社
ロボットシステム
1か月前
株式会社シンテックホズミ
搬送ロボット
6日前
トヨタ自動車株式会社
ロボットシステム
1か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
1か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
10日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
1か月前
ローム株式会社
電源回路
2か月前
ローム株式会社
電源回路
2か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
1か月前
続きを見る
他の特許を見る