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公開番号
2025010801
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113018
出願日
2023-07-10
発明の名称
監視データ処理装置
出願人
旭精機工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G05B
23/02 20060101AFI20250116BHJP(制御;調整)
要約
【課題】産業機械の動画における特別な瞬間を容易に探し出せるようにする技術を開示する。
【解決手段】本実施形態の監視データ処理装置30Aは、第1及び第2の監視カメラ11,12が撮像したトランスファプレス機50の動画のデータと、その撮像中のトランスファプレス機50の状態の経時データとを記憶部17に保存するデータ記憶部25と、過去一定期間分の経時データから時間軸に沿った経時画像40,46,47を生成してモニタ20に表示する画像表示部26Aとを備える。そして、経時画像40,46,47の時間軸の任意の位置をコンソール23にて選択することで、その選択された位置に対応する動画がモニタ20に表示される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
監視カメラにて撮像される産業機械の動画のデータと、その撮像中の前記産業機械又はそれが製造するワークの、状態若しくは物理量の、経時データと、を取得して記憶部に保存するデータ記録部と、
過去一定期間分の前記経時データから、時間軸に沿った前記経時データの変化を視認可能に示す経時画像を生成して、モニタに表示する画像表示部と、
前記経時画像の時間軸に沿った任意の位置を選択可能なコンソールと、
前記コンソールにて選択された位置に対応する前記産業機械の前記動画を、前記モニタに表示する動画表示部と、を備える監視データ処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記記憶部に保存される前記経時データには、前記産業機械の状態が動作状態か停止状態かを判別可能にする第1の経時データが含まれ、
前記第1の経時データに基づく前記経時画像は、前記動作状態か前記停止状態かを判別可能に示すように生成される請求項1に記載の監視データ処理装置。
【請求項3】
前記第1の経時データにおける前記産業機械の前記停止状態には、異常を有している異常停止状態と、異常を有しない正常停止状態とが含まれ、
前記第1の経時データに基づく前記経時画像は、前記異常停止状態か前記正常停止状態かを判別可能に示すように生成される請求項2に記載の監視データ処理装置。
【請求項4】
前記経時画像は、前記時間軸に沿って延びるバーを、前記産業機械或いは前記ワークの状態の相違又は物理量に応じて色分けした態様になっている請求項1に記載の監視データ処理装置。
【請求項5】
前記記憶部に保存される前記経時データには、前記産業機械或いは前記ワークの物理量の第2の経時データが含まれ、
前記第2の経時データに基づく前記経時画像は、前記時間軸を横軸とし、前記物理量を縦軸とするグラフである請求項1に記載の監視データ処理装置。
【請求項6】
前記データ記録部は、複数種類の前記経時データを前記記憶部に保存し、
前記画像表示部は、複数種類の前記経時データから複数種類の前記経時画像を生成し、それら複数種類の経時画像を前記時間軸に一致させて前記モニタに一緒に表示する請求項1に記載の監視データ処理装置。
【請求項7】
前記データ記録部は、前記動画の撮像日時の日時データを前記記憶部に保存し、
前記画像表示部は、前記経時画像と前記時間軸を一致させて前記日時データに基づく日時を前記モニタに表示する請求項1に記載の監視データ処理装置。
【請求項8】
前記画像表示部は、前記経時画像と併せてスライダを前記モニタに表示し、そのスライダを前記コンソールの操作に応じて前記時間軸に沿って移動させる請求項1から7の何れか1の請求項に記載の監視データ処理装置。
【請求項9】
前記データ記録部は、複数の前記監視カメラにて同時に撮像される複数の動画のデータを取得して記憶部に保存し、
前記動画表示部は、前記コンソールにて選択された位置に対応する前記複数の動画を前記モニタに表示する請求項1から7の何れか1の請求項に記載の監視データ処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、監視カメラにて撮像される産業機械の動画のデータを取得して、モニタに表示する監視データ処理装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
監視データ処理装置として、過去一定期間の動画における任意の瞬間を選択して再生することができるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許7195729号公報(図1、図10、段落[0089])
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の監視データ処理装置では、例えば異常が生じたり、所定の計測結果に変化が生じた場合に、それら異常・変化等が生じた特別な瞬間の動画を見ようとしても、動画における特別な瞬間を探し出すまでに手間がかかるという問題があった。そこで、本願では、産業機械の動画における特別な瞬間を容易に探し出せるようにする技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、監視カメラにて撮像される産業機械の動画のデータと、その撮像中の前記産業機械又はそれが製造するワークの、状態若しくは物理量の、経時データと、を取得して記憶部に保存するデータ記録部と、過去一定期間分の前記経時データから、時間軸に沿った前記経時データの変化を視認可能に示す経時画像を生成して、モニタに表示する画像表示部と、前記経時画像の時間軸に沿った任意の位置を選択可能なコンソールと、前記コンソールにて選択された位置に対応する前記産業機械の前記動画を、前記モニタに表示する動画表示部と、を備える監視データ処理装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一態様の監視データ処理装置によれば、過去一定期間の動画の撮像中における産業機械又はそれが製造するワークの状態又は物理量の推移が、経時画像としてモニタに表示される。そして、経時画像上で、産業機械又はワークに異常や変化が見つかった場合に、経時画像上においてそのような異常や変化が見つかった特別な位置(つまり、特別な瞬間)をコンソールにて選択することで、その選択された特別な位置(特別な瞬間)に対応する産業機械の動画をモニタに表示させることができる。このようにして本発明の一態様によれば、産業機械の動画における特別な瞬間を容易に探し出して見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態の産業機械の一例としてのトランスファプレス機の正面図
図2は、トランスファプレス機及び監視システムのブロック図
図3は、監視データ処理装置のブロック図
図4は、第1の監視画面の概念図
図5は、第2の監視画面の概念図
図6は、第2の監視画面の概念図
図7は、第3の監視画面の概念図
図8は、入力操作画面の概念図
図9は、第2実施形態に係る検索操作画面の概念図
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
図1~図8を参照して、監視データ処理装置30Aを含む監視システム10Aの一実施形態について説明する。図1には、監視システム10Aの監視対象である産業機械の一例として、トランスファプレス機50が示されている。このトランスファプレス機50は、ラム51の下面に横並びに配置される複数のパンチ52と、ボルスタ53の上面に横並びに配置される複数のダイ54とで、板金から筒形のワークを製造するものである。
【0009】
具体的には、ラム51が昇降する度に図1における左端のパンチ52により板金から例えば円形又は楕円形のブランク材が打ち抜かれると共にそれが筒形の中間ワークに形成される。また、その中間ワークは、ラム51が昇降する度にトランスファ装置55により図1における右隣のパンチ52の加工ステージに順次搬送されて絞られ又はしごかれ、最終的に例えば角筒形のワークに成形される。また、トランスファプレス機50のうち図1における右端部にはワーク測定装置56が備えられ、完成したワークの高さ、縦幅、横幅の寸法が自動測定され、その測定結果が、図2に示されたトランスファプレス機50のコントローラ60に取り込まれる。
【0010】
図2に示すように、コントローラ60には、トランスファプレス機50の種々の電気機器を駆動する駆動回路62と、駆動回路62を制御する制御回路63と、モニタ67と、コンソール68と、警告灯69とが備えられている。また、制御回路63には、CPU61A、RAM61B、ROM61C、補助記憶装置61D(例えば、HDD又はSDD)、リアルタイムクロック61E(以下、「RTC61E」という)、バックアップ電源61F等とが備えられている。そして、コンソール68に備えた連続運転ボタンがオン操作されることで、CPU61Aが、ROM61Cに保存されているワーク製造用プログラムを実行し、トランスファプレス機50が、上記の通り複数のワークを順次製造する動作状態になる。そして、予め設定された個数のワークの製造が完了するか、コンソール68に備えた運転終了ボタンがオン操作されることで、トランスファプレス機50が停止状態になる。
(【0011】以降は省略されています)
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