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公開番号
2024173384
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091762
出願日
2023-06-02
発明の名称
電力変換装置
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20241205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】自装置を小型化することができる電力変換装置を提供すること。
【解決手段】電力変換装置10は、インバータ20と、インバータ20を制御する制御部100と、を備え、インバータ20は、電源PWに対して互いに並列に接続されている第1インバータ回路30a、及び第2インバータ回路30bを備え、フルブリッジ型インバータ部60aの第1出力端子p12aと、第1端子t21とは接続されており、フルブリッジ型インバータ部60bの第2出力端子p22bと、第2端子t23とは接続されており、フルブリッジ型インバータ部60aの第2出力端子p22aと、フルブリッジ型インバータ部60bの第1出力端子p12bとは、接続点CPにおいて接続されており、接続点CPと、中性点端子t22とは、接続されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電源から出力された電力を単相三線式交流電力に変換しつつ、第1端子と、第2端子と、中性点端子とから変換した単相三線式交流電力を出力するインバータと、
前記インバータを制御する制御部と、を備え、
前記インバータは、前記電源に対して互いに並列に接続されている第1インバータ回路、及び第2インバータ回路を備え、
前記第1インバータ回路、及び前記第2インバータ回路は、前記電源から出力された電力を変換する絶縁型DC/DCコンバータ部と、前記絶縁型DC/DCコンバータ部が出力する直流電力を平滑する平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの両端に生じる直流電力を変換することで、第1出力端子と第2出力端子との間に単相二線式交流電力を生じさせるフルブリッジ型インバータ部と、をそれぞれ備え、
前記第1インバータ回路が備える前記フルブリッジ型インバータ部の前記第1出力端子と、前記第1端子とは接続されており、
前記第2インバータ回路が備える前記フルブリッジ型インバータ部の前記第2出力端子と、前記第2端子とは接続されており、
前記第1インバータ回路が備える前記フルブリッジ型インバータ部の前記第2出力端子と、前記第2インバータ回路が備える前記フルブリッジ型インバータ部の前記第1出力端子とは、接続点において接続されており、
前記接続点と、前記中性点端子とは、接続されている、
電力変換装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第1インバータ回路、及び前記第2インバータ回路は、出力インダクタをそれぞれ備え、
前記第1インバータ回路が備える前記出力インダクタは、前記第1インバータ回路の前記第1出力端子と、前記第1端子との間に設けられており、
前記第2インバータ回路が備える前記出力インダクタは、前記第2インバータ回路の前記第2出力端子と、前記第2端子との間に設けられる、
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記第1インバータ回路、及び前記第2インバータ回路は、出力インダクタをそれぞれ備え、
前記第1インバータ回路が備える前記出力インダクタは、前記第1インバータ回路の前記第2出力端子と前記接続点との間に設けられており、
前記第2インバータ回路が備える前記出力インダクタは、前記第2インバータ回路の前記第1出力端子と前記接続点との間とに設けられる、
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項4】
出力インダクタを更に備え、
前記出力インダクタは、前記接続点と、前記中性点端子との間に設けられる、
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記絶縁型DC/DCコンバータ部は、いずれもインバータ方式のDC/DCコンバータであって、
前記絶縁型DC/DCコンバータ部は、一次側コイルと、二次側コイルとを含む絶縁トランスと、前記絶縁トランスの前記一次側コイルに接続された一次側回路と、前記絶縁トランスの前記二次側コイルに接続された二次側回路と、を備え、
前記平滑コンデンサは、前記二次側回路の一対の出力端子の間に設けられる、
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項6】
電源から出力された電力を単相三線式交流電力に変換しつつ、第1端子と、第2端子と、中性点端子とから変換した単相三線式交流電力を出力するインバータと、
前記インバータを制御する制御部と、を備え、
前記インバータは、前記電源から出力された電力を変換する絶縁型DC/DCコンバータ部と、前記絶縁型DC/DCコンバータ部が出力する直流電力を平滑する第1平滑コンデンサと、前記絶縁型DC/DCコンバータ部が出力する直流電力を平滑する第2平滑コンデンサと、前記第1平滑コンデンサの両端に生じる直流電力を変換することで、第1出力端子と第2出力端子との間に単相二線式交流電力を生じさせる第1フルブリッジ型インバータ部と、前記第2平滑コンデンサの両端に生じる直流電力を変換することで、第1出力端子と第2出力端子との間に単相二線式交流電力を生じさせる第2フルブリッジ型インバータ部と、出力インダクタと、を備え、
前記絶縁型DC/DCコンバータ部は、一つの一次側コイルと、第1二次側コイルと、第2二次側コイルとを含む絶縁トランスと、前記絶縁トランスの前記一次側コイルに接続された一次側回路と、前記第1二次側コイルに接続された第1二次側回路と、前記第2二次側コイルに接続された第2二次側回路と、を備え、
前記第1平滑コンデンサは、前記第1二次側回路の一対の出力端子の間に設けられており、
前記第2平滑コンデンサは、前記第2二次側回路の一対の出力端子の間に設けられている、
前記第1フルブリッジ型インバータ部の前記第1出力端子と、前記第1端子とは、接続されており、
前記第2フルブリッジ型インバータ部の前記第2出力端子と、前記第2端子とは、接続されており、
前記第1フルブリッジ型インバータ部の前記第2出力端子と、前記第2フルブリッジ型インバータ部の前記第1出力端子とは、接続点において接続されており、
前記接続点と、前記中性点端子とは、接続されている、
電力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、直流電源から単相三線交流を生成する単相三線式インバータに関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-61300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図6は、従来技術の単相三線式インバータの一例を示す回路図である。図6に示すように、従来技術の単相三線式インバータX1は、絶縁型DC/DCコンバータ部X10と、平滑コンデンサC1,C2と、フルブリッジ型インバータ部X20と、出力インダクタL1~L3とを備える。絶縁型DC/DCコンバータ部X10は、電源PWから出力された直流電力を変換する。平滑コンデンサC1,C2は、絶縁型DC/DCコンバータ部X10により変換された直流電力を平滑化する。フルブリッジ型インバータ部X20は、スイッチング素子A1~A4を備えており、これらを適宜スイッチング制御することによって、交流電力を出力する。
【0005】
具体的には、スイッチング素子A1と、スイッチング素子A2との接続点には、単相三線式の第1線が接続されている。絶縁トランスの中性点と、平滑コンデンサC1と平滑コンデンサC2との接続点には、単相三線式の中性線としての第2線が接続されている。スイッチング素子A3と、スイッチング素子A4との接続点には、第3線が接続されている。出力インダクタL1~L3は、それぞれ第1線~第3線に設けられフルブリッジ型インバータ部X20が出力する交流電力を正弦波にする。
【0006】
従来技術の単相三線式インバータX1には、第1線と第2線との間に生じる交流電力、又は第2線と第3線との間に生じる交流電力を用いる機器、又は第2線を中性線として第1線と第3線との間に生じる交流電力を用いる機器が接続されている。ここで、図6に示すように、従来技術の単相三線式インバータX1には、第1線と第2線との間に生じる交流電力を用いる機器Aが接続され、第2線と第3線との間に生じる交流電力を用いる機器が接続されていない場合がある。この場合、第1線と第2線との間の負荷と、第2線と第3線との間の負荷とで不均衡が大きくなることがある。具体的には、機器Aに電力を供給するため、フルブリッジ型インバータ部X20がスイッチング素子A1をスイッチングすることにより、平滑コンデンサC1が放電する方向に経路RT1の電流が流れる。また、経路RT1に電流が流れることにより、平滑コンデンサC2を充電する方向にも経路RT2の電流が流れる。これにより、平滑コンデンサC1は放電され、平滑コンデンサC2が充電される。このため、平滑コンデンサC1の両端に生じる電圧が小さくなり、平滑コンデンサC2の両端に生じる電圧が大きくなる。このため、第1線と第2線との間に生じる交流電力と、第2線と第3線との間に生じる交流電力とは、電圧に差が生じてしまう。
【0007】
この電圧の差による影響を抑制するため、平滑コンデンサC1、及び平滑コンデンサC2は、十分に大きい容量のコンデンサを用いることが求められる。したがって、従来技術の単相三線式インバータX1は、大容量のコンデンサを用いることで、小型化することが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成する電力変換装置は、電源から出力された電力を単相三線式交流電力に変換しつつ、第1端子と、第2端子と、中性点端子とから変換した単相三線式交流電力を出力するインバータと、前記インバータを制御する制御部と、を備え、前記インバータは、前記電源に対して互いに並列に接続されている第1インバータ回路、及び第2インバータ回路を備え、前記第1インバータ回路、及び前記第2インバータ回路は、前記電源から出力された電力を変換する絶縁型DC/DCコンバータ部と、前記絶縁型DC/DCコンバータ部が出力する直流電力を平滑する平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの両端に生じる直流電力を変換することで、第1出力端子と第2出力端子との間に単相二線式交流電力を生じさせるフルブリッジ型インバータ部と、をそれぞれ備え、前記第1インバータ回路が備える前記フルブリッジ型インバータ部の前記第1出力端子と、前記第1端子とは接続されており、前記第2インバータ回路が備える前記フルブリッジ型インバータ部の前記第2出力端子と、前記第2端子とは接続されており、前記第1インバータ回路が備える前記フルブリッジ型インバータ部の前記第2出力端子と、前記第2インバータ回路が備える前記フルブリッジ型インバータ部の前記第1出力端子とは、接続点において接続されており、前記接続点と、前記中性点端子とは、接続されている、ことを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、電力変換装置は、中性点を分離することで、第1インバータ回路が出力する交流電力によって、第2インバータ回路が備える平滑コンデンサが影響を受けず、第2インバータ回路が出力する交流電力によって、第1インバータ回路が備える平滑コンデンサが影響を受けないようにすることができる。したがって、電力変換装置は、平滑コンデンサを小型化することができ、自装置を小型化することができる。
【0010】
上記目的を達成する電力変換装置において、前記第1インバータ回路、及び前記第2インバータ回路は、出力インダクタをそれぞれ備え、前記第1インバータ回路が備える前記出力インダクタは、前記第1インバータ回路の前記第1出力端子と、前記第1端子との間に設けられており、前記第2インバータ回路が備える前記出力インダクタは、前記第2インバータ回路の前記第2出力端子と、前記第2端子との間に設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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