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公開番号
2025014160
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116450
出願日
2023-07-18
発明の名称
電動モータ
出願人
株式会社ミツバ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
3/51 20060101AFI20250123BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】コイルの終線部の近傍を固定するための接着剤の充填量を削減し、かつ組付け作業時間を短縮することができる電動モータを提供する。
【解決手段】電動モータはステータとロータを備える。ステータの複数のコイル33はステータコア34の各ティースに巻回される。バスバーユニットはステータコアの軸方向の一端側に配置される。バスバーユニットは、周方向で隣接する各コイルの巻回部に跨るように配置される複数のバスバー端子51Ub,51Vb,51Wbを有する。各バスバー端子には、隣接する一方のコイルの始線部33sが接続される始線用接続部54sと、他方のコイルの終線部33eが接続される終線用接続部54eが夫々設けられる。各バスバー端子の始線用接続部と終線用接続部の間には、終線部の近傍のコイルの巻回部に接着剤を充填するための充填用開口65が設けられる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
環状のステータと、
前記ステータの径方向内側に配置され前記ステータに対して回転するロータと、を備え、
前記ステータは、
周方向の複数個所から径方向内側に突出する複数のティースを有するステータコアと、
各前記ティースに巻回される複数のコイルと、
前記ステータコアの軸方向の一端側に配置され、前記ティースに巻回された各コイルに電力を供給するバスバーユニットと、を備え、
前記バスバーユニットは、軸方向視において、周方向で隣接する各前記コイルの巻回部に跨るように配置される複数のバスバー端子を有し、
各前記バスバー端子の周方向に離間した二位置には、隣接する一方の前記コイルの始線部が接続される始線用接続部と、周方向で隣接する他方の前記コイルの終線部が接続される終線用接続部が夫々設けられ、
各前記バスバー端子の前記始線用接続部と前記終線用接続部の間には、前記終線部の近傍の前記コイルの巻回部に接着剤を充填するための充填用開口が設けられていることを特徴とする電動モータ。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記充填用開口は、隣接する一方の前記コイルの前記始線部の基部よりも、隣接する他方の前記コイルの前記終線部の基部に近接した位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
【請求項3】
前記充填用開口は、前記バスバー端子の前記始線用接続部よりも前記終線用接続部に近接した位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電動モータ。
【請求項4】
前記バスバーユニットは、
U相用、V相用、W相用の三つのバスバーと、
三つの前記バスバーを相互に離間させた状態で保持する絶縁性の樹脂ブロックと、を備え、
各前記バスバーは、
前記樹脂ブロックに埋設される略C字状のバスバー本体と、
前記バスバー本体から径方向外側に突出する前記バスバー端子と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の駆動源等に用いられる電動モータに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の駆動源等に用いられる電動モータとして、環状のステータと、ステータの径方向内側に配置されるロータと、を備え、ステータに、回転磁界を発生するための複数のコイルが巻装されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載される電動モータは、ハウジング内に固定される環状のステータと、ステータの径方向内側に回転可能に配置されるロータと、を備えている。ステータは、磁性材料から成るステータコアと、ステータコアに装着されるインシュレータと、インシュレータを介してステータコアに巻回される複数のコイルと、各コイルに駆動電流を供給するためのバスバーユニットと、を備えている。ロータは、磁性材料から成るロータコアに複数の永久磁石が設けられている。また、バスバーユニットは、ステータコアの軸方向の一端側に配置されている。
【0004】
ステータのステータコアは、周方向の複数個所から径方向内側に突出する複数のティースを有し、この複数のティースにインシュレータが装着されている。各コイルは、インシュレータを介して複数のティースに巻回されている。バスバーユニットは、U相、V相、W相のバスバーを有し、これらのバスバーが絶縁性の樹脂ブロックによって保持されている。各バスバーは、略C字状のバスバー本体と、バスバー本体から径方向外側に突出する複数のバスバー端子と、を備えている。各バスバー端子は、軸方向視において、周方向で隣接する各コイルの巻回部に跨るように配置されている。そして、各バスバー端子には、周方向で隣接する一方のコイルの始線部と、周方向で隣接する他方のコイルの終線部が接続されている。また、各バスバーのバスバー本体には、電源ターミナルからU相,V相,W相の駆動電流が供給されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-164260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、各ティースに巻回されるコイルは、巻き始めとなる始線部と巻き終わりとなる終線部を有し、始線部はコイルの巻回部の内側(内層側)に配置され、終線部はコイルの巻回部の外側(外層側)に配置される。コイルの始線部の近傍は、上層に積層される巻回部のコイルによって位置を拘束されるが、コイルの終線部の近傍は、巻回部のコイルによって位置を拘束されない。このため、コイルの終線部の近傍は、接着剤を用いてコルイの巻回部に別途固定される。
【0007】
上記の電動モータは、コイルが巻回されたステータ(インシュレータ)の軸方向の端部にバスバーユニットが取り付けられ、バスバーユニットの複数のバスバー端子が、隣接するコイル間の隙間を軸方向外側から覆うように配置されている。このため、各コイルの始線部や終線部の基部側(コイルの巻回部に近接する側)は、バスバー端子によって軸方向の外側を覆われることになる。したがって、コイルの終線部を上述のように接着剤を用いてコイルの巻回部に固定する場合には、終線部の基部から離間した位置から終線部の基部に行き渡るように多量の接着剤を流し込まなければならない。
このため、使用する接着剤の充填量が多くなるうえ、接着剤が硬化するまでの時間が長くなることから、電動モータの組付け作業時間も増大する。
【0008】
そこで本発明は、コイルの終線部の近傍を固定するための接着剤の充填量を削減し、かつ組付け作業時間を短縮することができる電動モータを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る電動モータは、環状のステータと、前記ステータの径方向内側に配置され前記ステータに対して回転するロータと、を備え、前記ステータは、周方向の複数個所から径方向内側に突出する複数のティースを有するステータコアと、各前記ティースに巻回される複数のコイルと、前記ステータコアの軸方向の一端側に配置され、前記ティースに巻回された各コイルに電力を供給するバスバーユニットと、を備え、前記バスバーユニットは、軸方向視において、周方向で隣接する各前記コイルの巻回部に跨るように配置される複数のバスバー端子を有し、各前記バスバー端子の周方向に離間した二位置には、隣接する一方の前記コイルの始線部が接続される始線用接続部と、周方向で隣接する他方の前記コイルの終線部が接続される終線用接続部が夫々設けられ、各前記バスバー端子の前記始線用接続部と前記終線用接続部の間には、前記終線部の近傍の前記コイルの巻回部に接着剤を充填するための充填用開口が設けられていることを特徴とする。
【0010】
本態様の電動モータの製造時に、各ティースに巻回されたコイルの終線部をバスバー端子の終線用接続部に接続する場合には、その接続作業の前工程として以下の作業を行う。
即ち、各バスバー端子の始線用接続部と終線用接続部の間に設けられた充填用開口を通してコイルの終線部の近傍の巻回部に接着剤を充填する。充填された接着剤が硬化すると、コイルの終線部の近傍がコイルの巻回部に固定され、コイルの終線部が巻回部からバラけることがなくなる。このため、この後にコイルの終線部を対応するバスバー端子の終線用接続部に容易に、かつ安定して接続することが可能になる。
本態様の電動モータは、コイルの終線部の近傍を巻回部に接着するに際し、バスバー端子の充填用開口を通してコイルの終線部の近傍に直接接着剤を充填することができる。このため、接着剤が終線部の近傍以外の不要な部位に流れ込まなくなる。この結果、接着剤の充填量を削減することが可能になるとともに、接着剤の硬化時間を短縮して、組付け作業時間を短縮することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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