TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024172940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091019
出願日2023-06-01
発明の名称ステータおよび回転電機
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 3/18 20060101AFI20241205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回転電機の出力性能の向上を図る。
【解決手段】回転電機のステータ20は、ステータコア21およびステータコイル22を有する。ステータコア21は、筒状の基部26と、周方向に並ぶ態様で基部26から径方向に突出する複数のティース27を備える。ステータコイル22は、ティース27に巻回される。ステータコイル22は、内コイル54および外コイル55を有する。内コイル54および外コイル55は、並列に巻回される態様でティース27に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の基部、および、周方向に並ぶ態様で前記基部から径方向に突出する複数のティースを備えるステータコアと、前記ティースに巻回されたステータコイルと、を有する回転電機のステータにおいて、
前記ステータコイルは、並列に巻回された複数のコイルを含んで構成される、ステータ。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記複数のティースの各々は、前記ステータコアの軸線方向および前記周方向の少なくとも一方において分割されてなる複数のティース部を有するとともに、前記複数のコイルが、個々の当該コイルの巻回範囲が前記径方向において重複する態様で巻回されてなり、
前記複数のコイルに含まれる第1コイルは、前記複数のティース部の全体に巻回されてなり、
前記複数のコイルのうちの前記第1コイルと異なる第2コイルは、前記複数のティース部の一部にのみ巻回されてなる、
請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記複数のコイルは、並列に巻回された2つのコイルであり、
前記複数のティースの各々は、前記周方向に並ぶ態様で分割されてなる3つのティース部を有するとともに、前記2つのコイルが、個々の当該コイルの巻回範囲が前記径方向において重複する態様で巻回されてなり、
前記2つのコイルの一方である第1コイルは、前記3つのティース部の全体に巻回されてなり、
前記2つのコイルの他方である第2コイルは、前記3つのティース部のうちの前記周方向における中央に配置される中央ティース部のみに巻回されてなる、
請求項1に記載のステータ。
【請求項4】
前記中央ティース部は、前記3つのティース部のうちの前記中央ティース部を除く2つの前記ティース部と比較して、前記ステータコアの軸線方向における長さが短くなっている、
請求項3に記載のステータ。
【請求項5】
筒状の基部、および、周方向に並ぶ態様で前記基部から径方向に突出する複数のティースを備えるステータコアと、前記ティースに巻回されたステータコイルと、を有するステータを備える回転電機において、
前記ステータコイルは、並列に巻回された複数のコイルを含んで構成されており、
前記回転電機は、低回転時には前記複数のコイルの全てに通電されるものであり、且つ、高回転時には前記複数のコイルのうちの一部のみに通電されるものである、回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータおよび回転電機に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
回転電機はステータを有する(特許文献1参照)。特許文献1に記載の回転電機のステータは、鉄心であるステータコアと、同ステータコアに設けられたステータコイルとを有する。ステータコアは、円筒状の基部(いわゆるバックヨーク)と、周方向に並ぶ態様で同基部から径方向内側に突出する複数のティースとを有する。ステータコイルは、ティースに巻回される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-174496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記回転電機において、最大出力を大きくするためには、ステータコイルの巻数を多くすることが考えられる。ただし、単にステータコイルの巻数を多くすると、回転電機の最大出力を大きくすることが可能になるものの、同回転電機の逆起電圧が高くなってしまう。そして、回転電機の逆起電圧が高くなると、これが回転電機の出力性能を低下させる一因になる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためのステータは、筒状の基部、および、周方向に並ぶ態様で前記基部から径方向に突出する複数のティースを備えるステータコアと、前記ティースに巻回されたステータコイルと、を有する回転電機のステータにおいて、前記ステータコイルは、並列に巻回された複数のコイルを含んで構成される。
【0006】
前記課題を解決するための回転電機は、筒状の基部、および、周方向に並ぶ態様で前記基部から径方向に突出する複数のティースを備えるステータコアと、前記ティースに巻回されたステータコイルと、を有するステータを備える回転電機において、前記ステータコイルは、並列に巻回された複数のコイルを含んで構成されており、前記回転電機は、低回転時には前記複数のコイルの全てに通電されるものであり、且つ、高回転時には前記複数のコイルのうちの一部のみに通電されるものである。
【0007】
回転電機の低回転時には、比較的大きいトルクが必要になる一方、同回転電機の回転速度に比例して高くなる逆起電力が問題になりにくい。上記構成によれば、そうした回転電機の低回転時においては、並列に巻回された複数のコイルの全てに通電することで、通電状態のコイルの総巻数を多くして、大きいトルクの出力を得ることができる。しかも、このときには、回転電機の高回転時と比較して同回転電機の逆起電圧が低いため、逆起電圧が回転電機の出力性能に与える影響は抑えられる。このように、回転電機の低回転時においては、逆起電圧に起因する回転電機の出力性能の低下を抑えつつ、大きいトルクの出力を得ることができる。
【0008】
回転電機の高回転時においては、大きいトルクが必要でなくなる一方、同回転電機の逆起電力が問題になりやすい。上記構成によれば、そうした回転電機の高回転時においては、並列に巻回された複数のコイルのうちの一部のみに通電することで、複数のコイルの全てに通電する場合と比較して通電状態のコイルの総巻数を少なくすることができる。これにより、回転電機の逆起電圧を低くすることができるため、その分だけ出力性能の向上を図ることができる。しかも、回転電機の高回転時には、大きいトルクが必要ではないため、通電状態のコイルの総巻数が少なくなるとはいえ、十分なトルクの出力を得ることができる。このように、回転電機の高回転時においては、十分なトルクを得つつ、逆起電圧に起因する出力性能の低下を抑えることができる。
【0009】
したがって上記構成によれば、回転電機の出力性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の回転電機の側断面図である。
第1実施形態のステータの斜視図である。
第1実施形態のステータのティースおよびその周辺を拡大して示す側面図である。
第1実施形態のステータの図3の4-4線に沿った断面図である。
第2実施形態のステータのティースおよびその周辺を拡大して示す側断面図である。
第2実施形態のティースおよびその周辺の図5の6-6線に沿った断面図である。
他の実施形態のステータのティースおよびその周辺の断面図である。
その他の実施形態のステータのティースおよびその周辺を拡大して示す側断面図である。
その他の実施形態のティースおよびその周辺の図8の9-9線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
発電機
8日前
個人
赤道周回変圧器
22日前
株式会社ダイヘン
電源装置
29日前
株式会社ダイヘン
電源装置
29日前
カヤバ株式会社
モータ
8日前
カヤバ株式会社
モータ
29日前
個人
共振電流制御形直流電源
1日前
株式会社ミクニ
電動装置
14日前
個人
ゼロカーボン発電循環装置
29日前
国立大学法人信州大学
回転電機
1日前
ニチコン株式会社
電源装置
1日前
西芝電機株式会社
回転電機
23日前
ブラザー工業株式会社
充電器
8日前
ブラザー工業株式会社
充電器
8日前
コバックス株式会社
補助電源システム
8日前
個人
架台及び架台システム
22日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
21日前
株式会社ダイヘン
充電装置
8日前
株式会社ダイヘン
電源装置
1か月前
マツダ株式会社
モータ
23日前
株式会社豊田自動織機
ロータ
22日前
三菱電機株式会社
ガス絶縁開閉装置
15日前
株式会社辰巳菱機
電力供給システム
28日前
株式会社豊田自動織機
モータ
15日前
マツダ株式会社
モータ
23日前
株式会社ジェイテクト
制御装置
1日前
株式会社豊田自動織機
ステータ
1日前
株式会社ダイヘン
充電システム
8日前
富士電機株式会社
電力変換装置
29日前
富士電機株式会社
電力変換装置
15日前
株式会社ダイヘン
給電システム
1か月前
富士電機株式会社
電力変換装置
8日前
株式会社アイシン
発電装置
15日前
ネグロス電工株式会社
気密カバー
15日前
株式会社サタケ
制御盤の扉
29日前
株式会社デンソー
駆動回路
2日前
続きを見る