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公開番号
2024162586
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078238
出願日
2023-05-11
発明の名称
電源装置
出願人
株式会社ダイヘン
代理人
主分類
H02M
3/28 20060101AFI20241114BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】並列接続された電源回路の回路数が増えると、電流アンバランスを検出する精度の低下や検出回路の数を増やす必要がある。
【解決手段】N個の並列接続された電源回路PMに流れる電流を検出する一次電流検出器14の検出値I1~INを入力として
{(I1+I2+・・・+IN-1)}-{(N-1)×IN}
の絶対値を算出(全波整流)して、平均化(平滑)するアンバランス算出回路CAのアンバランス値Caが所定値を超えたとき、並列運転異常検出回路PEは並列接続された電源回路PMのいずれかが故障していると判断し、インバータ回路11を停止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
直流電力を高周波電力に変換するインバータ回路と、
前記インバータ回路によって発生させた前記高周波電力を一次巻線に印可して所定の電圧に変換するトランスと、
前記一次巻線に流れる電流を検出する一次電流検出器と、
前記トランスの二次巻線に発生する高周波電力を直流電力に変換する直流出力回路と、
を備えた電源回路をN個備え、それぞれの前記直流出力回路がすべて並列接続された電源装置において、
前記電源回路のいずれかに故障が発生していることを検出する並列運転異常検出回路と、
前記一次電流検出器の検出したI1~INを入力として
{(I1+I2+・・・+IN-1)}-{(N-1)×IN}
の絶対値を算出(全波整流)して、平均化(平滑)するアンバランス算出回路と、
を備え、
前記並列運転異常検出回路は、前記アンバランス算出回路の値が所定値を超えたとき、前記電源回路のいずれかが故障したと判断し、前記インバータ回路を停止する電源装置。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
前記電源装置の出力端子に流れる電流を検出する出力電流検出器を備え、
前記出力電流検出器の検出値が電流設定値と等しくなるように制御されており、前記出力電流検出器の検出値又は前記電流設定値が大きくなるほど前記所定値を大きくする請求項1に記載の電源装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
電源回路の並列接続の異常検出に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の電源回路を並列接続し、出力電力の大容量を実現させることがある。例えば、特許文献1及び特許文献2には、このような電源装置の一例が開示されている。複数の電源回路を並列動作させた場合、複数の電源回路のうちのいずれかが故障すると、電源回路に流れる電流バランスが偏り、二次的に他の電源回路も故障する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-19149号公報
特開平6-133557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の電源装置では、並列接続された複数の電源回路のそれぞれのインバータ回路に電流検出器を備え、異常検出回路は、この検出した電流と平均電流とを比較することにより、各インバータ回路に流れる電流がアンバランス状態であるか否かを検出している。また、特許文献2記載の電源装置では、同じく並列接続された2つの電源回路のそれぞれのインバータ回路に電流検出器を備え、両者の差分によりアンバランスを検出することも記載されている。しかし、特許文献1では、平均値との差分にてアンバランス状態を検出しており、並列接続された電源回路数が多くなると、平均値と故障したインバータに流れる電流の差分値も小さくなり検出は困難となる。特許文献2に記載の電源装置では、2つの並列接続された電源回路のそれぞれのインバータ回路に流れる電流の差分を検出しており、並列接続された電源回路の回路数が増えると、差分を検出してアンバランス状態を判定する回路数も増加する課題がある。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みて考え出されたものであり、並列接続された電源回路の回路数が多い場合でも、検出精度の低下を防ぐとともに、アンバランス量を算出してアンバランス状態を判定する回路を1つにできる電源装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
直流電力を高周波電力に変換するインバータ回路と、
前記インバータ回路によって発生させた前記高周波電力を一次巻線に印可して所定の電圧に変換するトランスと、
前記一次巻線に流れる電流を検出する一次電流検出器と、
前記トランスの二次巻線に発生する高周波電力を直流電力に変換する直流出力回路と、
を備えた電源回路をN個備え、それぞれの前記直流出力回路がすべて並列接続された電源装置において、
前記電源回路のいずれかに故障が発生していることを検出する並列運転異常検出回路と、
前記一次電流検出器の検出したI1~INを入力として
{(I1+I2+・・・+IN-1)}-{(N-1)×IN}
の絶対値を算出(全波整流)して、平均化(平滑)するアンバランス算出回路と、
を備え、
前記並列運転異常検出回路は、前記アンバランス算出回路の値が所定値を超えたとき、前記電源回路のいずれかが故障したと判断し、前記インバータ回路を停止する電源装置である。
【0007】
請求項2の発明は、
前記電源装置の出力端子に流れる電流を検出する出力電流検出器を備え、
前記出力電流検出器の検出値が電流設定値と等しくなるように制御されており、前記出力電流検出器の検出値又は前記電流設定値が大きくなるほど前記所定値を大きくする請求項1に記載の電源装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示の電源装置によれば、並列接続されたN個の電源回路のいずれにも故障が発生していなければ、電源回路のトランスの一次巻線に流れる波形はすべて等しいので、アンバランス算出回路の値はゼロとなる。ところが、N個の電源回路のいずれかに故障が発生すれば、故障している電源回路の一次巻線に流れる電流波形のみが、他の一次巻線に流れる電流波形と異なりアンバランス算出回路の値はゼロとならず、N個の電源回路のいずれかが故障していることを判別できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態に係る電源装置の各機能のブロック図である。
本発明の実施の形態に係るアンバランス算出回路及び並列運転異常検出回路の回路図である。
本発明の実施の形態に係る並列接続された電源回路のうち、いずれかが故障した場合の動作を示すタイミングチャートである。
本発明の実施の形態に係る電源装置の変形例の各機能のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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