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公開番号2024167986
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084349
出願日2023-05-23
発明の名称気密カバー
出願人ネグロス電工株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/08 20060101AFI20241128BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】異なる電線サイズに対応しながら高い気密性を保持することができる気密カバーを提供する。
【解決手段】開口部を備えた有底箱状のカバー本体20を設ける。カバー本体20の開口部の開口縁にフランジ部10を設ける。カバー本体20の底部から外側に突出するケーブル挿入部30を設ける。ケーブル挿入部30に筒状の外壁31を形成する。外壁31の突出方向の先端側から内側に向けて突出する内壁32を形成する。外壁31と内壁32との間に間隙部40を設ける。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の壁部、床、天井等に装着される配線ボックスに組み込む気密カバーにおいて、
前記配線ボックスの内部に収納され、開口部を備えた有底箱状のカバー本体と、カバー本体の開口部の開口縁から周囲に設けられたフランジ部と、カバー本体から突出するケーブル挿入部と、が一体に成形され、
ケーブル挿入部は、筒状の外壁と、外壁の突出方向の先端側から内側に向けて突出する内壁との二重構造を成し、外壁と内壁との間に間隙部を設けたことを特徴とする気密カバー。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
建築物の壁、床、天井等に設置されるコンセントやスイッチの気密性を上げるための気密カバーにおいて、
開口部を備えた有底箱状のカバー本体と、カバー本体の開口部の開口縁から周囲に設けられたフランジ部と、カバー本体から突出するケーブル挿入部と、が一体に成形され、
ケーブル挿入部は、筒状の外壁と、外壁の先端側から内側に向けて突出する内壁との二重構造を成し、外壁と内壁との間に間隙部を設けたことを特徴とする気密カバー。
【請求項3】
前記内壁の突出方向の先端側にケーブル差込用の底部を形成した請求項1または2記載の気密カバー。
【請求項4】
前記ケーブル挿入部の前記外壁の外側に補強リブを設けた請求項1または2記載の気密カバー。
【請求項5】
前記フランジ部は、鋼板枠に軟質合成樹脂の被覆材をインサート成形した構成で、前記フランジ部に形成するビス挿入口を被覆材で閉塞した請求項1または2記載の気密カバー。
【請求項6】
前記ケーブル挿入部の前記内壁の内側にすり鉢状のケーブル導入面を形成した請求項1または2記載の気密カバー。
【請求項7】
前記フランジ部に重合する絶縁枠フランジ部と、前記開口部の内側に挿入される突起部とを備える絶縁枠体を、前記フランジ部と絶縁枠フランジ部が重合するように前記カバー本体の開口部側に配置したときに絶縁枠体の突起部に嵌合する嵌合凹部を前記カバー本体に形成した請求項1または2記載の気密カバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーンルームのスイッチ・コンセント等に組み込んで浮遊塵埃の流入を防ぐ気密カバーに係り、電線サイズの兼用化を実現しつつ気密性を保つことができる気密カバーに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
クリーンルームの配線器具に使用する気密カバーとして、例えば特許文献1乃至3に記載の構成が提案されている。
【0003】
特許文献1の気密カバーは、配線貫通部にカバーの内側に向けて螺旋状に縮径する螺旋状部27を設けたものである。この螺旋状部27は、螺旋状段差面29aおよび螺旋状傾斜面29bを含む螺旋状段差部29を有し、螺旋状段差部29の螺旋状段差面29aおよび螺旋状傾斜面29bを、それぞれ先端側に向けて徐々に連続して薄肉に形成している。そして螺旋状部27の先端側に突破り部28を形成したものである。
【0004】
特許文献2に記載の気密カバーは、配線ボックス11内に配置する本体部22から膨出するように形成された気密カバー21を備え、この気密カバー21には本体部22の内部に向かって膨出する引込み部26が形成されている。そしてケーブル31を本体部22内に引込み後、引込み部26が本体部22の外部に向かって膨出するように引込み部26の膨出方向を切換える切換工程を行い、続いてこの引込み部26の内側に気密充填材41を支持させ、引込み部26とケーブル31との間を気密充填材41で充填し、気密性を確保する構成を備えたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6455952号公報
特許第5336308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところがこれら従来の気密カバーは、いずれも異なる電線サイズに対応しながら高い気密性を保持するには次の課題があった。
【0007】
すなわち、特許文献1に記載の気密カバーは、配線を貫通させる螺旋状部27に設けた螺旋状段差部29の螺旋状段差面29aおよび螺旋状傾斜面29bを、それぞれ先端側に向けて徐々に薄肉に形成し、最も薄くなった先端部の突破り部28から配線を貫通する構成である。
【0008】
このため、螺旋状部27の配線を貫通する突破り部28周辺の肉厚は極めて薄く形成されていることから、螺旋状部27に配線16を挿入する際に、突破り部28周辺の肉薄の螺旋状段差面29aや螺旋状傾斜面29bの一部を突き破るおそれがある。この場合、螺旋状段差面29aや螺旋状傾斜面29bの破断された段差面や傾斜面が配線16の側面に密着し難い形状になるので気密性を保つことが困難になる。
【0009】
特許文献2に記載の気密カバーは、引込み部26の内側に気密充填材41を支持させ、引込み部26とケーブル31との間に充填した気密充填材41で気密性を確保する構成である。したがって、ケーブル31のサイズに合わせて引込み部26と気密充填材41を選択する必要があるので異なる電線サイズに対応することは困難である。しかも、ケーブル31を本体部22内に引込み後、引込み部26の膨出方向を切換える切換工程が必要なので作業においても手間を要する構成になっている。
【0010】
そこで本発明は、上述の課題を解消すべく創出されたもので、異なる電線サイズに対応しながら高い気密性を保持することができる気密カバーの提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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