TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024176819
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095638
出願日
2023-06-09
発明の名称
回転電機
出願人
国立大学法人信州大学
代理人
主分類
H02K
1/02 20060101AFI20241212BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】本発明は、固定子を複合磁性材からなる構造とし、回転子の永久磁石の渦電流損などの交流損失を低減できる高速回転用の回転電機を提供する。
【解決手段】本発明に係る回転電機は、永久磁石3を備える回転子と磁性材料からなる固定子コア4を備える固定子とを備え、回転子に対して回転磁界を印可するための固定子巻線5が固定子に設けられ、固定子コア4の磁性材料は磁性粉がマトリックス材中に分散された複合磁性材である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
永久磁石を備える回転子と磁性材料からなる固定子コアを備える固定子とを備え、前記回転子に対して回転磁界を印可するための固定子巻線が前記固定子に設けられている回転電機であって、
前記固定子コアの磁性材料は磁性粉がマトリックス材中に分散された複合磁性材であることを特徴とする回転電機。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記複合磁性材の比透磁率は2以上20以下の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記複合磁性材において、前記磁性粉と前記マトリックス材の合計体積に対する前記磁性粉の体積の比率は10体積%以上90体積%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記磁性粉は、センダスト、鉄基アモルファス、および鉄シリコンの内の少なくとも1種であることを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
【請求項5】
前記磁性粉は、粒径が1μm以上1000μm以下であることを特徴とする請求項4に記載の回転電機。
【請求項6】
前記マトリックス材は、エポキシ、アクリル、ウレタン、エストラマー、フェノール、ナイロンのいずれかの樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転子と固定子、および回転子コアの周方向に沿って並ぶように配置された複数の永久磁石とを備える回転電機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、エネルギー消費の増加に伴って国際的に地球温暖化などの環境問題が注目され、省エネルギーを目的に低損失化が求められている。各分野で電動化が進む中、回転電機の一つである電動機(以下、「モータ」という。)は世界の消費エネルギーの40%を占めている。モータの体格を維持して高出力化を図る手段として、回転数を増加させるモータの研究が行われ、超高速のモータの一つに埋込巻線形同期モータと呼ばれるモータが検討されている(例えば、非特許文献1)。
【0003】
非特許文献1に記載の発明においては、固定子コアのティースを複合磁性材で形成し、さらに永久磁石に対向する側に複合磁性材からなる磁性のリングを設けて巻線を埋め込んだ構造が検討されている。複合磁性材を適用することにより巻線の交流銅損や永久磁石の渦電流損、固定子の鉄損による交流損失を低減した。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
鈴木樹、楡井雅巳、堀内学、佐藤光秀、卜穎剛、水野勉、超高速回転における交流損失を低減する埋込巻線形同期モータ、日本AEM学会誌、Vol28、No.2(2020).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非特許文献1に記載のモータでは、固定子は、複合磁性材と電磁鋼板の二つの材料で構成され、構造面や特性面で改善の余地があった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、固定子コアを複合磁性材のみからなる構造とし、交流損失をさらに低減できる高速回転用の回転電機を提供すること、を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の回転電機は、永久磁石を備える回転子と磁性材料からなる固定子コアを備える固定子とを備え、前記回転子に対して回転磁界を印可するための固定子巻線が前記固定子に設けられている回転電機であって、前記固定子コアの磁性材料は磁性粉がマトリックス材中に分散された複合磁性材であることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の回転電機は、請求項1に記載のものであり、前記複合磁性材の比透磁率は2以上20未満の範囲であることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の回転電機は、請求項1または2に記載のものであり、前記磁性粉と前記マトリックス材の合計体積に対する前記磁性粉の体積の比率は10体積%以上90体積%以下であることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の回転電機は、請求項3に記載のものであり、前記磁性粉は、センダスト、鉄基アモルファス、および鉄シリコンの内の少なくとも1種であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
国立大学法人信州大学
流体デバイス
5か月前
国立大学法人信州大学
食品鮮度センサー
2か月前
国立大学法人信州大学
モータ用コイル基板
22日前
国立大学法人信州大学
卵巣機能調節用組成物
1か月前
国立大学法人信州大学
遺伝子疾患の検出方法
1か月前
国立大学法人信州大学
固定子及び可変磁束モータ
2か月前
国立大学法人信州大学
複合材料の製造方法及び複合材料
1か月前
国立大学法人信州大学
複合材料の製造方法及び複合材料
1か月前
国立大学法人信州大学
複合材料の製造方法及び複合材料
1か月前
国立大学法人信州大学
股関節用アシスト機構及びアシスト装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
固体電解質
5か月前
国立大学法人信州大学
無線通信ネットワーク内隠れ端末特定方法
4か月前
国立大学法人信州大学
苗育成用灌水装置および苗育成用灌水方法
4か月前
国立大学法人信州大学
反芻動物反芻胃からのメタンガス発生量推定方法
2か月前
多摩川精機株式会社
ステータ構造及び同期電動機
1か月前
株式会社ENEOSマテリアル
重合体の製造方法
2か月前
国立大学法人信州大学
イオン吸着剤造粒体及びイオン吸着剤造粒体の製造方法
1か月前
国立大学法人信州大学
気体貯蔵材、及びその製造方法、並びに、気体貯蔵方法
5か月前
信越化学工業株式会社
Y2Ti2O5S2の製造方法
5か月前
株式会社タクマ
脱水濃縮装置、及び二酸化炭素回収設備
4か月前
株式会社チャーリーラボ
シルクフィブロイン管状体
5か月前
住友金属鉱山株式会社
水素生成活性光触媒及びその製造方法
2か月前
国立大学法人京都大学
二酸化炭素を回収する方法および装置
3か月前
セイコーエプソン株式会社
ガーネット型結晶および前駆体溶液
6か月前
日本特殊陶業株式会社
微粒子分離装置、及び微粒子分離回収装置
4か月前
日本特殊陶業株式会社
微粒子分離装置、及び微粒子分離回収装置
4か月前
国立大学法人信州大学
紐状物およびその製造方法、ならびに農業用誘引紐および梱包用紐
1か月前
国立大学法人信州大学
紐状物およびその製造方法、ならびに農業用誘引紐および梱包用紐
1か月前
株式会社ユーグレナ
パラミロン-セルロース混合繊維及びその製造方法
3か月前
マリモ電子工業株式会社
鳥獣追払いシステム、鳥獣追払い方法及びプログラム
1か月前
NT&I株式会社
コーティング剤、コーティング膜、物品、方法、及び製造方法
6か月前
国立大学法人信州大学
フッ素イオン濃度測定用試薬、フッ素イオン濃度測定方法、フッ素イオン濃度測定装置
2か月前
国立大学法人信州大学
経口摂取用コリンエステル含有組成物
1か月前
国立大学法人信州大学
不織布補強固体電解質シート、全固体電池、及び不織布補強固体電解質シートの製造方法
5か月前
株式会社アドマテックス
グラフェン包接多孔質粒子材料の製造方法及び分離膜の製造方法
4か月前
国立大学法人信州大学
触媒及びその製造方法、触媒前駆体及びその製造方法、並びに光反射防止材及びその製造方法
2か月前
続きを見る
他の特許を見る