TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024171993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089393
出願日2023-05-31
発明の名称充電器
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20241205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の充電器が直列接続されたときに、外部から受電した受電電力をどのように各充電器に振り分けるかを選択可能な充電器を提供することである。
【解決手段】充電器1は、第1動作モードと第2動作モードとの何れかを選択的に実行する。第1動作モードは、受電電力のうちの一部の電力である第1充電電力で第2インタフェイスを介してバッテリを充電し、且つ、受電電力から第1充電電力を減じたうちの少なくとも一部の電力である第1給電電力で第3インタフェイスを介して他の充電器1に給電する。第2動作モードは、受電電力のうちの一部の電力であり第1充電電力よりも小さい第2充電電力で第2インタフェイスを介してバッテリを充電し、且つ、受電電力から第2充電電力を減じたうちの少なくとも一部の電力である第2給電電力で第3インタフェイスを介して他の充電器1に給電する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
USB PD(USB Power Delivery)規格に準じて外部から受電電力を受電可能な第1インタフェイスと、
バッテリに給電可能な第2インタフェイスと、
他の充電器に給電可能な第3インタフェイスと、
制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記受電電力のうちの一部の電力である第1充電電力で前記第2インタフェイスを介して前記バッテリを充電し、且つ、前記受電電力から前記第1充電電力を減じたうちの少なくとも一部の電力である第1給電電力で前記第3インタフェイスを介して前記他の充電器に給電する第1動作モードと、
前記受電電力のうちの一部の電力であり前記第1充電電力よりも小さい第2充電電力で前記第2インタフェイスを介して前記バッテリを充電し、且つ、前記受電電力から前記第2充電電力を減じたうちの少なくとも一部の電力である第2給電電力で前記第3インタフェイスを介して前記他の充電器に給電する第2動作モードと、
の何れかを選択的に実行する
ことを特徴とする充電器。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記第1インタフェイスを介した前記受電電力の受電を制御する受電制御部と、
前記受電制御部により受電される前記受電電力に基づき、前記第1充電電力又は前記第2充電電力と、前記第1給電電力又は前記第2給電電力とを決定する電力制御部と、
前記電力制御部により決定された前記第1充電電力又は前記第2充電電力を、前記第2インタフェイスを介して、前記バッテリに供給する充電制御部と、
前記電力制御部により決定された前記第1給電電力又は前記第2給電電力を、前記第3インタフェイスを介して、前記他の充電器へ給電する給電制御部と
を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の充電器。
【請求項3】
前記充電制御部と、前記受電制御部と、前記電力制御部と、前記給電制御部とは、1つの集積回路で実現される
ことを特徴とする請求項2に記載の充電器。
【請求項4】
前記充電制御部は、1つの第1集積回路で実現され、
前記受電制御部と、前記電力制御部と、前記給電制御部とは、1つの第2集積回路で実現される
ことを特徴とする請求項2に記載の充電器。
【請求項5】
前記電力制御部は、1つの第1集積回路で実現され、
前記充電制御部と、前記受電制御部と、前記給電制御部とは、1つの第2集積回路で実現される
ことを特徴とする請求項2に記載の充電器。
【請求項6】
前記受電制御部は、
前記第1インタフェイスを介して外部電源と通信を行う第1通信処理と、
前記第1通信処理による通信の結果に基づき、受電される前記受電電力の情報を前記外部電源から取得する取得処理と、
前記取得処理により取得された前記受電電力の情報を、前記電力制御部に通知する第1通知処理と
を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の充電器。
【請求項7】
前記電力制御部は、
決定した前記第1充電電力又は前記第2充電電力の情報を、前記充電制御部に通知する第2通知処理と、
決定した前記第1給電電力又は前記第2給電電力の情報を、前記給電制御部に通知する第3通知処理と
を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の充電器。
【請求項8】
前記給電制御部は、
前記第3インタフェイスを介して前記他の充電器と通信を行う第2通信処理と、
前記第2通信処理による通信の結果に基づき、前記第3インタフェイスを介して、決定した前記第1給電電力又は前記第2給電電力を前記他の充電器に給電する給電処理と
を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の充電器。
【請求項9】
前記制御部は、
前記第1動作モードにおいて、
前記受電電力が前記第1充電電力以上の場合、前記第1充電電力で前記バッテリの充電を実行し、前記受電電力が前記第1充電電力より小さい場合、前記受電電力で前記バッテリの充電を実行し、
前記第2動作モードにおいて、
前記受電電力が前記第2充電電力以上の場合、前記第2充電電力で前記バッテリの充電を実行し、前記受電電力が前記第2充電電力より小さい場合、前記受電電力で前記バッテリの充電を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の充電器。
【請求項10】
前記制御部は、
前記第1動作モード又は前記第2動作モードの何れかの動作モードを受け付ける受付処理を実行し、
前記受付処理により受け付けた前記動作モードを実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の充電器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の充電器は、ケーブルを介して複数台を直列接続し、ACアダプタからの電力に基づきバッテリの充電を行う。例えばバッテリを長期保管する場合、充電器は、バッテリの余剰な電力の放電を行うか、又は、他のバッテリの電力で充電することで、バッテリの残量を目標充電量に調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-163802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
直列接続された複数の充電器において、外部から受電した受電電力をどのように各充電器に振り分けるかを選択できることが好ましい。
【0005】
本発明の目的は、複数の充電器が直列接続されたときに、外部から受電した受電電力をどのように各充電器に振り分けるかを選択可能な充電器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る充電器は、USB PD(USB Power Delivery)規格に準じて外部から受電電力を受電可能な第1インタフェイスと、バッテリに給電可能な第2インタフェイスと、他の充電器に給電可能な第3インタフェイスと、制御部とを備え、前記制御部は、前記受電電力のうちの一部の電力である第1充電電力で前記第2インタフェイスを介して前記バッテリを充電し、且つ、前記受電電力から前記第1充電電力を減じたうちの少なくとも一部の電力である第1給電電力で前記第3インタフェイスを介して前記他の充電器に給電する第1動作モードと、前記受電電力のうちの一部の電力であり前記第1充電電力よりも小さい第2充電電力で前記第2インタフェイスを介して前記バッテリを充電し、且つ、前記受電電力から前記第2充電電力を減じたうちの少なくとも一部の電力である第2給電電力で前記第3インタフェイスを介して前記他の充電器に給電する第2動作モードと、の何れかを選択的に実行すること特徴とする。
【0007】
充電器は、第1動作モードと第2動作モードと選択的に実行できる。第1動作モードは、第2動作モードに比べて、本充電器に電気接続されたバッテリの充電電力を多くするモードである。第2動作モードは、第1動作モードに比べて、他の充電器への給電電力を多くするモードである。故に、充電器は、複数の充電器が直列接続されたときに、外部から受電した受電電力をどのように各充電器に振り分けるかを選択可能となる。
【0008】
本発明において、前記制御部は、前記第1インタフェイスを介した前記受電電力の受電を制御する受電制御部と、前記受電制御部により受電される前記受電電力に基づき、前記第1充電電力又は前記第2充電電力と、前記第1給電電力又は前記第2給電電力とを決定する電力制御部と、前記電力制御部により決定された前記第1充電電力又は前記第2充電電力を、前記第2インタフェイスを介して、前記バッテリに供給する充電制御部と、前記電力制御部により決定された前記第1給電電力又は前記第2給電電力を、前記第3インタフェイスを介して、前記他の充電器へ給電する給電制御部とを備えてもよい。充電器は、各制御部により、各電力を制御する為の機能を実現できる。
【0009】
本発明において、前記充電制御部と、前記受電制御部と、前記電力制御部と、前記給電制御部とは、1つの集積回路で実現されてもよい。充電器は、1の集積回路を使用するだけで、各制御部の機能を実現できる。充電器は、簡易な回路構成で実現できるので、部品点数を削減できる。
【0010】
本発明において、前記充電制御部は、1つの第1集積回路で実現され、前記受電制御部と、前記電力制御部と、前記給電制御部とは、1つの第2集積回路で実現されてもよい。充電器は、各制御部の機能を、第1集積回路と第2集積回路に分散して処理できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
通電確認器具
5日前
株式会社アイシン
制御装置
7日前
株式会社ExH
接触ユニット
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
株式会社東光高岳
開閉器
13日前
株式会社アイシン
ロータ
15日前
株式会社アイシン
モータ装置
15日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
5日前
株式会社高砂製作所
力率改善回路
2日前
住友電装株式会社
電気接続箱
5日前
住友電装株式会社
電気接続箱
2日前
三菱電機株式会社
半導体装置
13日前
住友電装株式会社
電気接続箱
6日前
住友電装株式会社
電気接続箱
6日前
住友電装株式会社
電気接続箱
6日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
2日前
ダイハツ工業株式会社
クレードル装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
5日前
富士電機株式会社
電力変換装置
5日前
本田技研工業株式会社
回転電機
5日前
ミネベアミツミ株式会社
モータ
13日前
株式会社ダイヘン
電力システム
2日前
本田技研工業株式会社
回転電機
2日前
株式会社ダイヘン
電力システム
2日前
株式会社ジェイテクト
制御装置
5日前
株式会社デンソー
駆動回路
2日前
個人
電力貯蔵装置
7日前
株式会社東芝
電力変換装置
14日前
国立大学法人東海国立大学機構
整流回路
13日前
株式会社JVCケンウッド
充電システム
5日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
5日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
5日前
株式会社ノーリツ
モータ動作機構ユニット
5日前
矢崎総業株式会社
プロテクタ
5日前
矢崎総業株式会社
電源冗長システム
13日前
続きを見る