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公開番号2024176066
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094284
出願日2023-06-07
発明の名称ステータ
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類H02K 3/24 20060101AFI20241212BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】コイルの冷却効果を増大できるステータを提供する。
【解決手段】モータは、円筒状のヨーク31及びヨーク31の内周面から延びるとともにヨーク31の周方向において間隔を空けて配置された複数のティース32を有するステータコア30と、ティース32に巻回されたコイル40と、ヨーク31の周方向に隣り合うコイル40の間に配置されるとともに、ヨーク31の周方向において間隔を空けて並ぶ2つの絶縁部52とを備えている。各絶縁部52には、貫通孔52aが設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
円筒状のヨーク及び前記ヨークの内周面又は外周面から延びるとともに前記ヨークの周方向において間隔を空けて配置された複数のティースを有するステータコアと、
前記ティースに巻回されたコイルと、
前記ヨークの周方向に隣り合う前記コイルの間に配置されるとともに、前記ヨークの周方向において間隔を空けて並ぶ複数の絶縁部と、
を備えるステータであって、
複数の前記絶縁部にはそれぞれ、貫通孔が設けられていることを特徴とするステータ。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記貫通孔は、前記ヨークの軸方向に配列されている請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記ヨークの周方向に隣り合う前記絶縁部において、一方の前記絶縁部に設けられた前記貫通孔と、他方の前記絶縁部に設けられた前記貫通孔とは、前記ヨークの軸方向において互い違いに配置されている請求項2に記載のステータ。
【請求項4】
前記ヨークの周方向に隣り合う前記絶縁部の間隔は、前記ヨークの軸方向において変化している請求項1~3の何れか一項に記載のステータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のモータは、ステータコアと、コイルと、コイル間絶縁体とを有するステータを備えている。ステータコアは、円筒状のヨークと、複数のティースとを有している。複数のティースは、ヨークの内周面から延びるとともにヨークの周方向において間隔を空けて配置されている。コイルは、ティースに巻回されている。コイル間絶縁体は、ヨークの周方向において隣り合うコイルの間に配置されている。コイル間絶縁体は、ヨークの周方向において間隔を空けて並ぶ一対のコイル間挿入部を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-17972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コイルを冷却するため、ステータを収容するハウジング内に冷媒ガスを流すことがある。冷媒ガスは、ヨークの周方向に隣り合うコイルの間を通過する際、コイルと熱交換する。これにより、コイルは冷却される。このとき、一対のコイル間挿入部の間を通る冷媒ガスはコイルに接触しない。このため、一対のコイル間挿入部の間を通る冷媒ガスによるコイルの冷却効果は小さい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決するためのステータは、円筒状のヨーク及び前記ヨークの内周面又は外周面から延びるとともに前記ヨークの周方向において間隔を空けて配置された複数のティースを有するステータコアと、前記ティースに巻回されたコイルと、前記ヨークの周方向に隣り合う前記コイルの間に配置されるとともに、前記ヨークの周方向において間隔を空けて並ぶ複数の絶縁部と、を備えるステータであって、複数の前記絶縁部にはそれぞれ、貫通孔が設けられていることを要旨とする。
【0006】
上記構成によれば、ヨークの周方向に隣り合う絶縁部の間を通る冷媒ガスは、貫通孔を通ることによりコイルと絶縁部との間に流入することで、コイルと熱交換する。このため、絶縁部の間を通る冷媒ガスによるコイルの冷却効果が増大する。また、ヨークの周方向に隣り合うコイルの間において冷媒ガスが乱流化しやすくなる。このため、冷媒ガスとコイルとの熱交換量が増大する。したがって、コイルの冷却効果が増大する。
【0007】
上記ステータにおいて、前記貫通孔は、前記ヨークの軸方向に配列されていてもよい。
上記構成によれば、冷媒ガスは、絶縁部の間及び絶縁部とコイルとの間を行き来しながら、ヨークの周方向に隣り合うコイルの間を通過する。したがって、コイルの冷却効果がより増大する。
【0008】
上記ステータにおいて、前記ヨークの周方向に隣り合う前記絶縁部において、一方の前記絶縁部に設けられた前記貫通孔と、他方の前記絶縁部に設けられた前記貫通孔とは、前記ヨークの軸方向において互い違いに配置されていてもよい。
【0009】
上記構成によれば、一方の絶縁部に設けられた貫通孔と他方の絶縁部に設けられた貫通孔とがヨークの軸方向において同じ位置に配置されている場合と比較して、冷媒ガスは、ヨークの軸方向と交差する方向に流れやすくなる。したがって、コイルの冷却効果がさらに増大する。
【0010】
上記ステータにおいて、前記ヨークの周方向に隣り合う前記絶縁部の間隔は、前記ヨークの軸方向において変化していてもよい。
上記構成によれば、ヨークの周方向に隣り合う絶縁部の間隔がヨークの軸方向において一定である場合と比較して、絶縁部の間から絶縁部とコイルとの間に、又は絶縁部とコイルとの間から絶縁部の間に冷媒ガスが流れやすくなる。したがって、コイルの冷却効果がより増大する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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