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公開番号2024162811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078722
出願日2023-05-11
発明の名称モータ
出願人カヤバ株式会社
代理人個人
主分類H02K 5/04 20060101AFI20241114BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本発明は、モータを大型化することなくステータをケースの筒部の内周に締付けによって固定しても、被取付対象に対してガタつきなく取付でき、駆動時のモータ振動等で振動音が生じるのを防止できるモータの提供を目的とする。
【解決手段】本発明のモータMは、筒状の筒部10aの軸方向一端側に設けられ外周に被取付対象に取付け可能な取付片10cを有する底部10bとからなる有底筒状のケース1と、環状であってケース1内に収容されて外周面が筒部10aの内周面に締付けによって固定されるステータ2とを備え、底部10b側における筒部10aとステータ2との間に環状隙間Sが形成されることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の筒部と、前記筒部の軸方向一端側に設けられ外周に被取付対象に取付け可能な取付片を有する底部とからなる有底筒状のケースと、
環状であって前記ケース内に収容されて外周面が前記筒部の内周面に締付けによって固定されるステータとを備え、
前記底部側における前記筒部と前記ステータとの間に環状隙間が形成される
ことを特徴とするモータ。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記筒部は、前記ステータが固定される筒状のステータ保持部と、前記筒部の前記底部側端と前記ステータ保持部との間に形成され前記ステータ保持部の内径よりも内径が大きい筒状の逃げ部とを有し、
前記環状隙間は、前記逃げ部の内周面と前記ステータの外周面との間に形成されており、
前記逃げ部の軸方向長さが10mm以上である
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
モータは、一般的に、筒状のステータと、ステータ内に回転自在に挿入されるロータと、ステータおよびロータを収容する筒状のケースとを備えている。ケース内にはステータが圧入や焼き嵌めによって固定されるほかロータの軸方向の両端を回転自在に支持するベアリングが取付けられている。よって、ステータに通電すると、ロータはケース内で円滑に回転できる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、従来のモータにおけるケースは、有底筒状であって、底部に形成されてロータが挿通される孔と、底部の外周に設けられて被取付対象に取付可能な取付片とを備えている。
【0004】
詳細には、特許文献1のモータにおける取付片は、平板状であって、ケースの軸方向に沿って貫通する孔を有している。そして、取付片の被取付対象側を向く面である端面を被取付対象に当接させるとともに、取付片の孔を被取付対象に設けられた孔と対向させた状態で、互いに対向する孔にボルトを挿通し、挿通したボルトのボルト軸にナットを螺合することで、モータを被取付対象に対して取付できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-188556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述の通り、従来のモータでは、ステータは、ケースの筒部の内周に圧入や焼き嵌め等で固定されており、ケースの筒部の内周に対して締め代を持ってケースに固定される。よって、図3に示すように、従来のモータM1では、ケースの筒部100におけるステータが締め代を持って固定された部分(以下、「固定部100a」と称する。)には、筒部100を径方向で外側に押し広げる力が作用して、固定部100aは外側に膨らむように変形する。
【0007】
このように筒部100の固定部100aが外側に膨らむように変形すると、筒部100の固定部100aの軸方向両端側が内向きに傾斜するように変形する。そして、固定部100aが筒部100の底部側端(一端)の近傍にある場合、図3に示すように、筒部100の一端も変形するため、筒部100の一端側に設けられた底部102の外周に設けられた取付片101の端面101aがケースの外側に向かうほど反筒部側に向けて傾斜するように反ってしまう。
【0008】
すると、取付片101の底部102に対する取付角度が、ステータを筒部100の内周に固定する前の元の取付角度から変わってしまうため、モータを被取付対象に取付けた際に、互いに当接するモータの取付片の端面と被取付対象との間に隙間ができて、モータ振動等でモータが被取付対象に対してガタついて、振動音が生じる可能性がある。なお、図3では、理解を容易にするため、筒部100の固定部100aの膨らみと取付片101の端面101aの反り量を誇張して記載している。
【0009】
また、ステータをケースの筒部の一端側から軸方向に離れた位置に固定して、ケースの筒部の一端の変形を抑制することも考えられるが、このようにすると、ステータの固定位置をケースの筒部の他端側へ移動させる分だけケースの軸方向長さを余計に長くする必要があるため、モータが大型化してしまう。
【0010】
そこで、本発明は、大型化することなく、ステータをケースの筒部の内周に締付けによって固定しても、被取付対象に対してガタつきなく取付可能なモータの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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