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公開番号
2025051091
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023160006
出願日
2023-09-25
発明の名称
配電装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02H
7/18 20060101AFI20250328BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】バッテリの直列接続と並列接続とを切替可能であって、外部短絡及び電池短絡の双方に対してより適切に対応可能な配電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】第1~第7ラインL1~L7と、第3ラインL3における導通及び遮断を制御する第1スイッチSW1と、第4ラインL4における導通及び遮断を制御する第2スイッチSW2と、第5ラインL5における導通及び遮断を制御する第3スイッチSW3と、第1~第3スイッチSW1~SW3の導通状態と遮断状態とを制御する制御部63と、第3ラインL3に設けられた第1ヒューズF1と、第4ラインL4に設けられ第1ヒューズF1よりも通電容量が低い第2ヒューズF2と、第5ラインL5に設けられ第1ヒューズF1よりも通電容量が低い第3ヒューズF3とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1バッテリの正極及び負極にそれぞれ接続される第1バッテリ正極端子及び第1バッテリ負極端子と、
第2バッテリの正極及び負極にそれぞれ接続される第2バッテリ正極端子及び第2バッテリ負極端子と、
充電器の正極及び負極にそれぞれ接続される充電器正極端子及び充電器負極端子と、
負荷の正極及び負極にそれぞれ接続される負荷正極端子及び負荷負極端子と、
前記第1バッテリ正極端子と前記充電器正極端子とを接続する第1ラインと、
前記第2バッテリ負極端子と前記充電器負極端子とを接続する第2ラインと、
前記第2バッテリ正極端子と前記第1バッテリ負極端子とを接続する第3ラインと、
前記第3ラインにおける導通及び遮断を制御する第1スイッチと、
前記第2バッテリ正極端子と前記第1ラインとを接続する第4ラインと、
前記第4ラインにおける導通及び遮断を制御する第2スイッチと、
前記第2ラインと前記第1バッテリ負極端子とを接続する第5ラインと、
前記第5ラインにおける導通及び遮断を制御する第3スイッチと、
前記第1ラインのうち、前記第1ラインと前記第4ラインとの接続点よりも前記充電器正極端子側と、前記負荷正極端子とを接続する第6ラインと、
前記第2ラインのうち、前記第2ラインと前記第5ラインとの接続点よりも前記充電器負極端子側と、前記負荷負極端子とを接続する第7ラインと、
前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチの導通状態と遮断状態とを制御する制御手段と、
前記第3ラインに設けられた第1ヒューズと、
前記第4ラインに設けられ前記第1ヒューズよりも通電容量が低い第2ヒューズと、
前記第5ラインに設けられ前記第1ヒューズよりも通電容量が低い第3ヒューズと、
を備えることを特徴とする配電装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記第4ラインの一端側が前記第3ラインと共通化されて前記第2バッテリ正極端子に接続され、前記第5ラインの一端側が前記第3ラインと共通化されて前記第1バッテリ負極端子に接続される場合、前記第1ヒューズは、前記第3ラインのうち前記第4ラインと前記第5ラインとの共通化部分を除く位置に設けられ、前記第2ヒューズは、前記第4ラインのうち前記第3ラインとの共通化部分を除く位置に設けられ、前記第3ヒューズは、前記第5ラインのうち前記第3ラインとの共通化部分を除く位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の配電装置。
【請求項3】
前記第1ヒューズ、前記第2ヒューズ、及び前記第3ヒューズは、外部からの信号を受けて遮断可能な電子式ヒューズであって、
前記制御手段は、
前記第3ラインと前記第4ラインとの共通化部分、及び前記第3ラインと前記第5ラインとの共通化部分のそれぞれにおける電流を計測する電流計測手段と、
前記電流計測手段により計測された電流に基づいて、前記第1ヒューズ、前記第2ヒューズ、及び前記第3ヒューズを選択的に遮断する遮断制御手段と、を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の配電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配電装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年環境を考慮してEV(Electric Vehicle)やPHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)等高電圧電池を搭載した電動車両が登場している。これら電動車両の電圧は年々高くなっており、例えば400V程度から800V程度になってきている。電動車両の電圧の上昇に伴い電動車両の充電器の規格電圧も高くなっており、高電圧の電池を搭載した車両に対応できるようになってきている。しかし、規格の大きい充電器は電力も大きいため電力事情の悪い地域での設置は難しく、現在設置されている充電器も全て例えば800Vの電圧に対応できるように置き換えるのは困難である。
【0003】
そこで、電動車両に搭載される二次電池を直列接続したり並列接続したり切替を可能とした配電装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。この配電装置によれば、充電時に並列接続に切り替えることで、直列接続している場合よりも充電時における電圧を低くすることができる。よって、低い電圧でも高い電圧の電動車両を充電することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-64408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1に記載したような配電装置は、負荷側及び充電器側といった外部における短絡が発生し得るうえ、直列接続と並列接続とを切り替えることから、双方の接続状態について外部短絡に対応する必要がある。また、特許文献1に記載の配電装置は、直列接続と並列接続とを切り替えるスイッチに故障が生じた場合に発生し得る電池短絡に対しても保護を行う必要がある。特に特許文献1に記載した配電装置は、スイッチの故障に対応すべく、個々のスイッチに対してヒューズを設けており、スイッチ故障に対応する構成となっている。
【0006】
しかし、特許文献1に記載の配電装置は、二次電池を直列接続した場合であっても並列接続した場合であっても全てを通過するように経路形成されることから、ヒューズについては最大電流を考慮した選定をする必要がある。例えば、直列時に300Aで並列時に100Aの通電である場合、300Aに対応したヒューズが必要となる。よって、並列時に異常が発生した場合には、異常状態に耐える時間が長くなってしまい、適切に対応しているとは言い難い。
【0007】
そこで、本開示は、バッテリの直列接続と並列接続とを切替可能であって、外部短絡及び電池短絡の双方に対してより適切に対応可能な配電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本開示に係る一実施形態に係る配電装置は、第1バッテリの正極及び負極にそれぞれ接続される第1バッテリ正極端子及び第1バッテリ負極端子と、第2バッテリの正極及び負極にそれぞれ接続される第2バッテリ正極端子及び第2バッテリ負極端子と、充電器の正極及び負極にそれぞれ接続される充電器正極端子及び充電器負極端子と、負荷の正極及び負極にそれぞれ接続される負荷正極端子及び負荷負極端子と、前記第1バッテリ正極端子と前記充電器正極端子とを接続する第1ラインと、前記第2バッテリ負極端子と前記充電器負極端子とを接続する第2ラインと、前記第2バッテリ正極端子と前記第1バッテリ負極端子とを接続する第3ラインと、前記第3ラインにおける導通及び遮断を制御する第1スイッチと、前記第2バッテリ正極端子と前記第1ラインとを接続する第4ラインと、前記第4ラインにおける導通及び遮断を制御する第2スイッチと、前記第2ラインと前記第1バッテリ負極端子とを接続する第5ラインと、前記第5ラインにおける導通及び遮断を制御する第3スイッチと、前記第1ラインのうち、前記第1ラインと前記第4ラインとの接続点よりも前記充電器正極端子側と、前記負荷正極端子とを接続する第6ラインと、前記第2ラインのうち、前記第2ラインと前記第5ラインとの接続点よりも前記充電器負極端子側と、前記負荷負極端子とを接続する第7ラインと、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチの導通状態と遮断状態とを制御する制御手段と、前記第3ラインに設けられた第1ヒューズと、前記第4ラインに設けられ前記第1ヒューズよりも通電容量が低い第2ヒューズと、前記第5ラインに設けられ前記第1ヒューズよりも通電容量が低い第3ヒューズと、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、バッテリの直列接続と並列接続とを切替可能であって、外部短絡及び電池短絡の双方に対してより適切に対応可能な配電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る配電装置を含む二次電池システムを示す構成図である。
図1に示した制御部の詳細を示すブロック図である。
図1に示したSW制御部による制御状態を示す第1の状態図である。
図1に示したSW制御部による制御状態を示す第2の状態図である。
各短絡状態での電流の流れを示す状態図であって、直列接続における充電器側での外部短絡時の電流の流れを示している。
各短絡状態での電流の流れを示す状態図であって、直列接続における高圧負荷側での外部短絡時の電流の流れを示している。
各短絡状態での電流の流れを示す状態図であって、並列接続における充電器側での外部短絡時の電流の流れを示している。
各短絡状態での電流の流れを示す状態図であって、第1バッテリの電池短絡時の電流の流れを示している。
各短絡状態での電流の流れを示す状態図であって、第2バッテリの電池短絡時の電流の流れを示している。
本実施形態に係る変形例を示す二次電池システムを示す構成図である。
図10に示した変形例に係る制御部の詳細を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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