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公開番号2025054008
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163173
出願日2023-09-26
発明の名称配索構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 11/00 20060101AFI20250331BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】外装部材の形状を安定させることができる配索構造を提供する。
【解決手段】配索構造1は、車両100の車体110に固定される第一固定部10と、車体のルーフ120に設けられた開口部に対して車両前後方向Xに沿って移動するスライド体210に固定される第二固定部20と、第一固定部に保持される第一端部30aと、第二固定部に保持される第二端部30bと、を有する外装部材30と、外装部材に挿通される電線Wと、外装部材に挿通され、外装部材における第一端部と第二端部との間に車両前後方向に向けて湾曲する湾曲部を形成する付勢部材50と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両の車体に固定される第一固定部と、
前記車体のルーフに設けられた開口部に対して車両前後方向に沿って移動するスライド体に固定される第二固定部と、
前記第一固定部に保持される第一端部と、前記第二固定部に保持される第二端部と、を有する外装部材と、
前記外装部材に挿通される電線と、
前記外装部材に挿通され、前記外装部材における前記第一端部と前記第二端部との間に車両前後方向に向けて湾曲する湾曲部を形成する付勢部材と、
を備えることを特徴とする配索構造。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記スライド体は、前記開口部を閉塞する全閉位置と前記開口部を開放する全開位置との間で車両前後方向に加えて車両上下方向に移動し、
前記全閉位置における前記第一端部に対する前記第二端部の前記車両上下方向に沿った距離は、第一距離であり、
前記全開位置における前記第一端部に対する前記第二端部の前記車両上下方向に沿った距離は、前記第一距離と異なる第二距離であり、
前記付勢部材は、前記第一距離を直径とする湾曲形状の前記湾曲部を形成するように構成され、または前記第二距離を直径とする湾曲形状の前記湾曲部を形成するように構成される
請求項1に記載の配索構造。
【請求項3】
前記付勢部材は、板状の部材であり、
前記付勢部材における前記付勢部材の軸方向と直交する断面形状は、円弧形状であり、
前記円弧形状の半径の値は、前記付勢部材が折り返された場合に前記付勢部材が前記第一距離を直径とする湾曲形状を形成するように定められ、または前記付勢部材が折り返された場合に前記付勢部材が前記第二距離を直径とする湾曲形状を形成するように定められる
請求項2に記載の配索構造。
【請求項4】
前記湾曲部において前記電線に対して前記付勢部材が半径方向の内側に位置する
請求項1に記載の配索構造。
【請求項5】
二つの前記付勢部材を有し、
前記湾曲部において前記電線に対して一つの前記付勢部材が半径方向の内側に位置し、他の一つの前記付勢部材が半径方向の外側に位置する
請求項1に記載の配索構造。
【請求項6】
前記湾曲部において前記電線に対して前記付勢部材が半径方向の外側に位置する
請求項1に記載の配索構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配索構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スライド体用の給電装置がある。特許文献1には、車体と、車体にスライド自在に設けられ且つ該車体に形成された開口部を開閉するスライド体と、に亘って配索されたワイヤハーネスを備えたスライド体用の給電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-151906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車体とスライド体との間の配索構造が外装部材を有する場合に、外装部材の形状が安定していることが望ましい。外装部材は、例えば、スライド体のスライド方向に向けて湾曲した湾曲部を有する状態でスライド体および車体によって保持される。スライド体の移動に応じて湾曲部の曲げRが変化する場合に、振動や自重によって外装部材の形状が不安定となる可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、外装部材の形状を安定させることができる配索構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の配索構造は、車両の車体に固定される第一固定部と、前記車体のルーフに設けられた開口部に対して車両前後方向に沿って移動するスライド体に固定される第二固定部と、前記第一固定部に保持される第一端部と、前記第二固定部に保持される第二端部と、を有する外装部材と、前記外装部材に挿通される電線と、前記外装部材に挿通され、前記外装部材における前記第一端部と前記第二端部との間に車両前後方向に向けて湾曲する湾曲部を形成する付勢部材と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る配索構造は、外装部材における第一端部と第二端部との間に車両前後方向に向けて湾曲する湾曲部を形成する付勢部材を有する。本発明に係る配索構造によれば、付勢部材によって外装部材の形状を安定させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る配索構造の側面図である。
図2は、実施形態に係る配索構造の側面図である。
図3は、実施形態に係る配索構造の断面図である。
図4は、実施形態に係る配索構造の側面図である。
図5は、実施形態に係る配索構造の断面図である。
図6は、付勢部材の変形について説明する図である。
図7は、実施形態に係る配索構造の断面図である。
図8は、電線の変形について説明する図である。
図9は、電線の変形について説明する図である。
図10は、実施形態の変形例に係る付勢部材の平面図である。
図11は、実施形態の変形例に係る付勢部材の断面図である。
図12は、付勢部材の曲げRを説明する図である。
図13は、実施形態の変形例に係る配索構造の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る配索構造につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図9を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、配索構造に関する。図1および図2は、実施形態に係る配索構造の側面図、図3は、実施形態に係る配索構造の断面図、図4は、実施形態に係る配索構造の側面図、図5は、実施形態に係る配索構造の断面図、図6は、付勢部材の変形について説明する図、図7は、実施形態に係る配索構造の断面図、図8および図9は、電線の変形について説明する図である。図3には、図4のIII-III断面が示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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