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公開番号2025062423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171490
出願日2023-10-02
発明の名称乗員監視装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類A61B 5/11 20060101AFI20250407BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】車両の乗員の異常状態を精度よく検出することができる乗員監視装置を提供する。
【解決手段】乗員監視装置1は、車両に乗車している乗員の開眼距離を取得する取得部11と、乗員の異常状態を判定する開眼基準値を開眼距離に基づいて設定する設定部12と、を備える。設定部12は、所定の設定値を開眼基準値の初期値に設定し、車両の走行中に取得された開眼距離に基づいて開眼基準値の更新値を算出し、所定条件を満たす場合、開眼基準値を初期値から更新値に変更する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に乗車している乗員の開眼距離を取得する取得部と、
前記乗員の異常状態を判定する開眼基準値を前記開眼距離に基づいて設定する設定部と、
を備え、
前記設定部は、
所定の設定値を前記開眼基準値の初期値に設定し、
前記車両の走行中に取得された前記開眼距離に基づいて前記開眼基準値の更新値を算出し、
所定条件を満たす場合、前記開眼基準値を前記初期値から前記更新値に変更する
乗員監視装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記設定部は、
前記車両の走行中に取得された前記開眼距離のうち、設定時間内の前記開眼距離に基づいて前記開眼距離の分布を算出し、
前記分布において最も頻度が高い階級における開眼距離の平均値を前記更新値とする
請求項1に記載の乗員監視装置。
【請求項3】
前記設定部は、
前記車両の走行中に取得された前記開眼距離のうち、設定時間内の前記開眼距離に基づいて所定時間ごとの前記開眼距離の最大値を算出し、
前記所定時間ごとの前記開眼距離の最大値における平均値を算出し、
算出された前記平均値を前記更新値とする
請求項1に記載の乗員監視装置。
【請求項4】
前記設定部は、予め設定された初期設定時間内に取得された前記開眼距離に基づいて前記設定値を算出する
請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の乗員監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗員監視装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の運転者における通常時の目の大きさを確定するための初期化処理において、開眼距離の移動平均により100%の開眼度を決め、その後、運転者を撮像した画像に基づいて、100%の開眼度を基準として運転者の開眼度を測定する乗員監視装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-047086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、運転者の瞬きや細目などを含む情報を用いて初期化処理が実施されると、運転者の本来の目の大きさよりも小さい値が100%の開眼度として算出されるため、求めた100%の開眼度に誤差が生じてしまう。
【0005】
車両において、眠気などの運転者の異常状態を運転者の開眼度に基づいて判定する際、例えば100%の開眼度を基準にして20%の開眼度を設定し、測定した開眼度が20%以下となる場合に閉眼と判断することが考えられる。この場合、100%の開眼度に誤差が生じていると、それに基づいて設定された20%の開眼度も誤差を生じていることになる。その結果、閉眼の未検出が発生し、眠気やマイクロスリープなどの運転者の異常状態を検出する精度が低下してしまう。
【0006】
本発明の目的は、車両の乗員の異常状態を精度よく検出することができる乗員監視装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る乗員監視装置は、車両に乗車している乗員の開眼距離を取得する取得部と、前記乗員の異常状態を判定する開眼基準値を前記開眼距離に基づいて設定する設定部と、を備え、前記設定部は、所定の設定値を前記開眼基準値の初期値に設定し、前記車両の走行中に取得された前記開眼距離に基づいて前記開眼基準値の更新値を算出し、所定条件を満たす場合、前記開眼基準値を前記初期値から前記更新値に変更することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る乗員監視装置は、車両の乗員の異常状態を精度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態の乗員監視装置を搭載した車両を模式的に示す図である。
図2は、乗員監視装置の機能構成を示すブロック図である。
図3は、100%開眼度の開眼距離を説明するための図である。
図4は、開眼度と目の開閉状態との関係を示す図である。
図5は、100%開眼度の開眼距離の設定方法を示す図である。
図6は、100%開眼度の開眼距離の設定フローを示すフローチャート図である。
図7は、更新値の算出処理を示すフローチャート図である。
図8は、設定時間内の開眼距離を示す図である。
図9は、図8に示すデータから算出した開眼距離の分布を示す図である。
図10は、変形例における更新値の算出方法を説明するための図である。
図11は、変形例における更新値の算出フローを示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態に係る乗員監視装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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